【DXの取組】R8_DXツアー
令和8年7月29日(水)本校の1・2年生希望者19名が「DXツアー」として、滋賀大学彦根キャンパスと福井県鯖江市役所を訪問しました。
滋賀大学データサイエンス学部(午前)
まず訪問したのは、滋賀大学彦根キャンパスです。大正13年に建築された登録有形文化財「滋賀大学講堂」にて、模擬講義を体験させていただきました。
彦根城も見えます。
データサイエンス学部の佐藤健一教授に『データから「隠れたパターン」を見つけてみよう』というテーマでお話をしていただきました。
講義では、NMF(非負値行列因子分解)を活用してデータの隠れたパターンを見つける手法について、以下の5つの分析を体験しました。
1.買い物データから「好み」を当てる
2.地図を使わずに「物流圏」を再現する
3.果物の「味の構成」を分類する
4.演説から「時代のトピック」を読み解く
5.画像から「描画の部品」を抽出する
講義後の質疑応答も活発に行われました。「データさえあればどんな分野でも分析できる」というお話のなかで、古典や歴史書物に出てくる単語の頻度や手紙のやり取りから歴史を紐解く分析例が紹介されると、特に歴史好きの生徒たちが興味津々で聞き入っていました。
講義の後は学食で昼食をとり、校内や充実した設備を見学させていただきました。
以下参加生徒の感想(抜粋)です。
・データサイエンスは様々な分野でも活用できると知り、文系・理系問わず目指せる学部にとても興味が湧きました。
・学食も美味しく、キャンパス見学では校舎や校内は充実していて、「早く大学生になりたい」と思いました。
・模擬講義でNMFというグラフを見やすくするプログラムを知り、とても高度で前進的な内容を学べて刺激になりました。
鯖江市役所(午後)
皆さんは鯖江市にどのようなイメージを持たれていますか?
眼鏡の町?
レッサーパンダの町?(道の駅 西山公園)
私たちは福井県鯖江市役所を訪れ、「オープンデータ」と「JK課」の先進的な取り組みについて伺いました。
オープンデータについて
総務部 行政管理・DX推進課の東野高宜さんよりお話を伺いました。鯖江市は日本で初めてオープンデータを公開した自治体です。現在はプラットフォームやダッシュボードを通じて市民が手軽に情報収集できる環境を整えており、活用の場として毎年アプリコンテストも開催されています。
実際に、簡単なアンケートに答えると相性の良いレッサーパンダを選んで周遊観光を案内してくれるアプリなど、市民の方が作成したユニークなアプリを体験しました。
JK(女子高生)課について
市民生活部 市民主役推進課の牧野隼由さんよりお話を伺いました。2014年の「地域活性化プランコンテスト」にて、「行政に関心の薄い女子高生を巻き込むことで、あらゆる世代を巻き込めるのではないか」というアイデアからスタートした事業です。
「やりたいことは自分たちで決める」「ゆるい雰囲気のおしゃべりの中にヒントがある」「まずはやってみる」をモットーに活動を続け、12年が経過。「若者が動けば大人が変わり、大人が変われば地域が動く」という大きな成果を生んでいます。
質疑応答も大いに盛り上がり、野々市市のまちづくりにとっても大変参考になるお話ばかりでした。
以下参加生徒の感想(抜粋)です。
・オープンデータの便利さや、市をより知ってもらうために多くのデータを公開している姿勢が印象に残りました。野々市市でも活かせるアイデアをたくさん学べました。
・若い世代の発想を借りて地域を豊かにする「JK課」の取り組みに感銘を受けました。地域の人のために活動する女子高生たちの姿を見て、自分も地域に貢献できる人になりたいと思いました。
・初めてJK課の取り組みを知り、自分も色々なことに積極的に挑戦してみようという気持ちになりました。
「データの収集」「データの分析」「実際の行動」の3つが揃った、まさに「DXツアー」と呼ぶにふさわしい充実した1日となりました。