総合的な探究の時間 活動報告

海外に進出している県内企業研修及び理型体験学習(ICC見学会)を実施

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7月24日(金)、今年度も「海外に進出している県内企業研修」及び「革新複合材料研究開発センター(ICC)見学会」を実施しました。今年度は2年生の希望者61名がそれぞれ金沢工業大学革新複合材料研究開発センター様、金沢村田製作所様、渋谷工業様、直源醤油様を訪問し、施設内を見学させていただいたほか、講義や体験談などをお伺いしました。

 <金沢工業大学革新複合材料センター>

炭素繊維複合材料(CFRP)は鉄よりも軽くて強くかつ錆びない最先端材料で風力発電のブレードなど様々な用途への活用が期待されています。革新複合材料研究開発センターはその量産化を研究する日本有数の拠点です。研究員によるCFRPに関する講義の後、研究所内の研究施設や製造工程(木材の端材による食器づくりなど)の実演を見学しました。また、ドイツの研究機関も入る所内には至るところに化学式や数式が書かれたホワイトボードがあり研究所ならではの雰囲気を実感することができました。

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生徒の感想 

・複合材料についての説明を始めて聞いて、とてもおもしろいものだと思った。いろいろな工夫があり興味がわいた。

・所内のホワイトボードにたくさん実験結果が書いてあり探究意欲がわいた。

・熱硬化樹脂と熱可塑性樹脂の違いが分かって興味深かった。

・リサイクルされた木くずによる器制作をみて、資源が枯渇している現在において素晴らしい技術だと思った。

・今回の訪問で研究所や研究者の仕事の実感がわいた。

・日常に溢れている複合材料の研究所が全国で2箇所ほどしかないというのが驚きだった。複合材料がもっと多くの人に広まったらいいと思った。

・大学の学部や将来の職業について考える良いきっかけになった。

・金属に代わる次世代の複合素材は非常に高い可能性を秘めていると感じました。

・複合材料というものを初めて聞いたし、個々の材料の特徴を捉えて、組み合わせることで長所や短所を補うことが出来るのだと分かりました。

・複合材料を知らなかったのでとても勉強になった。物には必ず欠点と良いところがあるから、組み合わせてより良い素材を作れるのは凄いことだと思う。

<金沢村田製作所>

金沢村田製作所は、皆さんのスマホに100個近くは搭載されている「SAWフィルタ」(必要な電波をより分ける装置)の世界トップシェアを誇る企業です。半導体は今や国家の浮沈を左右する戦略産業ですが、その最先端をいく企業においてナノレベルのごみも許さないクリーンルームや精密制御されたロボット実演を見学しました。日本のものづくりの底力を感じ取れました。また、半導体開発に携わる研究員(本校OG)からの体験談もお聞かせいただき、自身のキャリア形成の参考にもなりました。

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生徒の感想

・実際に村田製作所の技術を見てとても将来性を感じた。目に見えないレベルの加工が私たちの身の回りの製品に大きく影響しているのだと知って、そういった仕事への興味を深めるいい経験になった。

・実際に見学して、電子部品は想像していた以上に小さく、クリーンルームで高い技術を使って製造されていることが分かった。

・SAWフィルタが世界シェア約50%を占め、多くのスマートフォンに使われていることが印象に残った。また、気圧センサーや加速度センサーなど、普段何気なく使っている製品に村田製作所の技術が活用されていることを知り、ものづくりの重要性を改めて感じた。

・ロボットの研究を見せていただいたり、海外を担当されている方の日本とは違う部分の話であったりを聞けてすごくためになった。

・とても緻密な作業をしていて技術力の凄さに驚いた。また社員さんの雰囲気も良くて良い企業研修になった。

・とても小さな部品を精密にたくさん作っていてゴミとかが極限まで減らされた部屋で製造されていてすごいと思った。

・桜丘OGの方の話を聞いて、大学時代の専門と違っても活躍できるという事がわかった。

<渋谷工業>

渋谷工業は地元本社の製造業では売り上げナンバー1のものづくり企業です。飲料や医薬品を充填する機械を製造しており、同社が開発した殺菌技術は圧倒的な競争力を持ち、国内シェア90%のボトリングマシーンを世界100か国以上に輸出するトップメーカーです。生徒はペットボトルに毎分1200本詰める大型産業機械の迫力に圧倒されました。工場内の空調がよく効いていることにも目が行ったようです。また、本校OBで海外事業を手掛ける社員の方からも海外事業の立ち上げの体験談もいただき向学心を刺激されました。なお、災害時には飲料を素早く大量に届けることが大事ですが、同社の技術はこれを支えています。

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生徒の感想

・とても幅広く身近なものにも多く関わる企業だと知り面白かった。また、様々な分野に対応していて、大学のどの専攻かもあまり関係なく働けているのがすごいなと思った。従業員にも優しい企業で、世界にも手広く貢献している素敵な会社だと感じた。

・工場内でつくられている機械はお客様のニーズにあわせたオーダーメイドであり、企業の要求をもとに一年以上かけて製作されていると知り、こだわりと丁寧さがあると感じた。

・渋谷工業の製品が国内で9割もシェアがあることに驚いた。それは、できるだけコストを抑えるための電線による無菌化技術や製品をパッケージにたくさんしきつめれる技術などの工夫によることが分かった。

・澁谷工業は受注生産、オーダーメイドで製品を開発・製造しているときいて、11つの会社のニーズに応ようと努力してきた結果が今の世界有数の技術力や信頼に繋がっていると思った。これは幅広い分野のことを学んだ人が一つの企業にいるからなのだと思った。

・石川で2番目に売上(製造業では1番)がある企業だと知らなかったし、意外と近くにある企業が自分の生活の身近なものをつくっていて、とても驚いた。そんなすごい企業でもそれだけにとどまらず日々新しいものを作り上げようとしていて感激した。

・初めてこのような機械製造の工業企業を見て良い経験になった。日本企業の工業生産の質の高さも肌で感じることができた。これからの日本の強みを考えるうえでも良い話を聞くことができた。

・実際に訪問してみて、私たちが飲んでいる飲料が早く手元に届くのは、渋谷工業の機械の生産力のおかげであることがわかった。

 

・工場内にとても空調が効いていて、社員が働きやすい環境作りをしているということが分かり、とてもすばらしいと感じた。

<直源醤油>

直源醤油では、醤油の製造工程を学び、実際に工場内を見学しました。その後、社長(本校OB)直々に、これまでにどのような商品を開発し、海外市場へ販路を拡大してきたのかについてお話を伺いました。人口減少や和食離れによる国内消費の減少、後継者不足といった問題に直面しながらも、時代に合わせてしなやかに発展してこられたことが分かりました。

また、社内に掲げられていた「味と香りにたくして伝統の心をあなたに」という企業理念も強く印象に残りました。海外市場へ進出するなど変化が求められる現代においても、商品の味を長年変えないよう、また、時には地元の他社のブランドが消失しないよう支えるなど、伝統を守り続けている姿勢に深く感銘を受けました。

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生徒の感想

・直江社長の醤油の味を変えずに守り続けたいという思いがとても印象に残った。代々の社長のそのような思いがあるからこそ、地域の人々が温かく支援したり、直源醤油の良さが広まっていったりしているのかなと感じた。

・普段みえない醤油が売られるまでの工程や努力をたくさん知ることができてよかった。

・醤油ソフトクリームのあのおいしさは伝統を守ってきたことと味のこだわりがあって生まれているものだと感動した。

・地域の伝統に対する思いがとても伝わってきた。味を変えないようにしているところが購入者への愛を感じた。

・社長がすごく革新的で、取り扱う商品を大きく増やしたり海外へ社長自ら発信されたりしており、生産量が減少していくなかで醤油を多くの人に味わってもらうための工夫をされていた。

・アイディアで溢れている会社だなと感じた。パッケージの工夫や捨てやすい工夫などお客さんに寄り添った商品を作っているのだとわかった。

・海外に進出するために、国ごとの好みに合った味を研究し、社長自らが海外の店頭に立って話すなどのアクションをおこしていることがわかった。

・海外の国ごとにその国にあった醤油を開発して売っているとわかった。(アメリカでは生姜風味など)

・海外にも日本の味と変わらない醤油を売ると思っていたけれど、外国人向けに外国人好みの味を研究しそれに近づける努力をしていると知り驚いた。

・醤油を海外で売ることの難しさを知ることができた。(見た目で判断されてしまう、輸送のためのコストなど)

・今の会長の代から海外展開を始めたと聞いて、現状維持で安定を求めるのではなく、果敢にチャレンジして自分から機会を見出すことの大切さを学んだ。業の工業生産の質の高さも肌で感じることができた。これからの日本の強みを考えるうえでも良い話を聞くことができた。

・実際に訪問してみて、私たちが飲んでいる飲料が早く手元に届くのは、渋谷工業の機械の生産力のおかげであることがわかった。

 ・工場内にとても空調が効いていて、社員が働きやすい環境作りをしているということが分かり、とてもすばらしいと感じた。