新任のご挨拶
2026年4月7日 08時32分ものづくりに誇りを、未来を創る力に。
令和8年4月、伝統ある小松工業高校の校長として着任いたしました、矢部篤雄(やべあつお)でございます。
春の息吹とともに、希望に満ちた新入生を迎え、全校生徒が新たな一歩を踏み出すこの時期に、本校の一員となれたことを心より光栄に存じます。
さて、私たちの社会は今、かつてないスピードで変化しています。デジタル技術の進歩や持続可能な社会への転換が求められる中で、技術者に必要な資質も多様化しています。しかし、時代がどれほど移り変わろうとも、変わらない価値があります。それは、自らの手で形を生み出す「ものづくりの精神(技術者魂)」です。
「ものづくり」に誇りを持てる学び舎として
私は校長として、生徒一人ひとりが「ものづくり」に対して、心からの誇りを持って学べる環境づくりを最優先に掲げます。小松工業高校での学びは、単なる知識の習得ではありません。図面を引き、素材と対話し、試行錯誤を繰り返しながら一つの製品を完成させるプロセスには、論理的思考、忍耐力、そして何より「誰かの役に立ちたい」という純粋な創造への喜びが詰まっています。生徒たちが実習室の機械に向き合う時、その瞳が情熱で輝き、自らの技術が未来の社会を支える基礎になるのだという確信を持てるよう、最新の設備と、何より一人ひとりに寄り添う教職員の熱意ある指導を徹底してまいります。
「部活動」で育む、折れない心と絆
また、本校が大切にするもう一つの柱が、活発な部活動の推進です。「運動部・文化部」、そして工業高校ならではの「ものづくり系部活動」。それぞれのフィールドで、生徒たちが高い目標を掲げ、仲間と切磋琢磨する時間は、かけがえのない財産となります。
部活動は、勝利や成果を目指す過程で、礼儀やチームワーク、そして困難を乗り越える「レジリエンス(折れない心)」を学ぶ場です。私は、生徒たちが学業だけでなく、部活動にも全力で打ち込める環境を整え、学校全体に活気と笑顔が溢れる活気ある校風を継承し益々発展させていきたいと思います。
地域・保護者の皆様へ
教育は学校だけで完結するものではありません。地域の産業界や保護者の皆様との強固な連携があってこそ、生徒たちは健やかに成長できます。「小松工業高校で学んでよかった」と生徒が、そして「小松工業高校に通わせてよかった」と保護者の皆様に思っていただけるよう、全力を尽くしてまいります。
本校の生徒たちが、確かな技術と豊かな人間性を備え、堂々と社会へ羽ばたいていく姿を、共に見守り、支えていただければ幸いです。結びになりますが、皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、着任の挨拶とさせていただきます。
令和8年4月吉日 石川県立小松工業高等学校 校長 矢部 篤雄