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校長室より「おこらいえ」

駅伝に考える

2026年1月4日 20時02分

地震から 735 日目

 

青山学院大学が

箱根駅伝3連覇を果たしました

素晴らしいですね

 

私は密かに芝浦工業大学に

注目していました

 

駿河台大を箱根駅伝初出場に導いた

徳本 一善 氏が昨年監督に就任し

最近メキメキ力をつけていたからです

 

昨秋の予選会で

過去最高の総合順位18位となり

関東学生連合チームへの選出権利を

チーム枠として獲得し

横尾 皓(よこお ひかる)選手が

復路8区で力走しました

 

若者文化に詳しい 原田 曜平 氏と

徳本監督の対談を雑誌で目にしました

 

徳本監督自身

型にはめられるのが嫌いで

法政大学時代には

チームカラーのオレンジに髪を染めて

箱根駅伝を走っていました

その分やることはちゃんとやり

守るべきものは守っていたそうです

 

現代はSNSの監視により

人の目に怯え互いを牽制しあう

昔の『村社会』のようになっています

 

「その考えでは社会に出たときに

 あなたが苦しむことになるから

 ここは我慢しなくてはいけない」

 

こんな強いメッセージを伝えることは

今の指導者にとって難しくなっています

このことに対して徳本監督は

様々な指導法を実践なさっています

 

①「叱ることには意味がない」

 言っていることが正しくても

 叱るという言動自体マイナスに受け取られ

 プラスにはなりません

 「褒める8割 改善提案2割 叱る0割」

 選手を主語にして

 あくまで選手に主体的に選択させる

 

②「寸止めの美」

 ギリギリまで学生に近づいて

 それ以上は絶対に近づかず離れない

 絶対に強制しないけれど飲み会を頻繁にやる

 自分の悩みを相談するけど無理に聞き出さない

 対話は頻繁にするけど絶対に叱らない

 

今の若者は一見素直に見えますが

しっかり自分を持っています

相手に対して「ちょっと違うな」

と思っても摩擦を恐れて意見しません

 

ところがそのことが相手にとっては

誰にも指摘されないから

悪いところがあっても修正されない

結果頑固な人が頑固なまま社会に出てしまう

そんなケースにつながっています

  

現在韓国では

最高学府ソウル大学を卒業しても

3分の1の学生が就職できず

中国でも若者の失業率が 20%

みんな将来のことを真剣に考えています

 

唯一就職率 100% という

恵まれた日本の学生たちに

「緩く厳しさを教える」

このことが我々教員に課された課題です

 

駅伝を見ながら考えました