学習における男女差を考える
2026年2月15日 17時29分777日目
ミラノオリンピックで
女子カーリングが奮闘中です
カーリングは
『氷上のチェス』と呼ばれるほど戦略性が高く
それだけに理系リテラシーの問われる競技です
さて女子カーリングの世界ランキングですが
次のようになっています
1位 スイス
2位 カナダ
3位 韓国
4位 スウェーデン
5位 日本
6位 イギリス
7位 ノルウェー
8位 デンマーク
9位 イタリア
10位 アメリカ
これらの国における
科学的リテラシーと数学的リテラシーについて
男女の性差を調べてみました
まずは『PISA2018』によると
科学リテラシーにおいて
男子の方が高い国 20カ国
女子の方が高い国 12カ国
性差のない国 26カ国
そのうち韓国 イギリス アメリカにおいて
男女差はほとんど見られない
と報告されています
さらに『TIMSS2023』によると
カナダ スウェーデン ノルウェー デンマークにおいて
同様に男女差は見られない
との報告があります
それらの国々と並んで
日本女子が
堂々の世界ランキング入りしていることを
考えると
男子は理系で女子は文系とする考えは
単なる刷り込みに過ぎない
という気がしてなりません
さて文部科学省から
高校における分離分けを
将来的に無くする旨の
方針が打ち出されました
とはいえ
男女別の学力差の調査は
今後はさらに詳細なものが
必要となってくると考えられます
早稲田大学の研究に
以下のようなものが発表されました
「学級閉鎖という授業の中断が
授業の遅れ以上に深刻な
脆弱性を持っている」
というものです
研究グループは
学級閉鎖の有無に着目して
翌年度のテストへの成績を
分析しました
その結果学級閉鎖は
経済的に困難な家庭の
男子小学生の算数の成績に
統計的に有意義な影響を
及ぼしていることがわかりました
経済的な理由については
どちらかの親が休みを取って
家にいる環境を作ることが難しく
子どもだけで家で過ごす時間が長い
ということが考えられます
さらにこのような児童においては
ゲームに費やす時間が長くなり
睡眠時間の減少も見られました
女子については
逆に学習時間が伸びていたそうです
また別の研究によると
「語学よりも数的スキルの方が
学習時間の減少の影響を受けやすい」
との報告もなされています
こうした研究結果を踏まえて
カリキュラム編成の際の
授業時数の配分や
小学校で学級閉鎖を行う際に
課題の出し方に工夫をするなどの
対策を考える必要があります
【話の玉手箱】第 11 話
これまでの教員生活で出会った
なんだかいい話を紹介するコーナー
ちょっと前にこんな書道流行りましたね
これをひっくり返して見ると
素晴らしい発想とデザイン力です