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校長室より「おこらいえ」

チャッピーちゃんとのこんなやりとり

2026年2月16日 16時16分

778 日目

先日香川からお越しくださった
「四国ボランティアネットワーク」の
 
松島史明様から
素敵な言葉をいただきましたので
ご紹介します

「とげ」
 刺さっていたのは
 虫メガネで見ねば
 わからないほどの
 とげであった

 そのとげをみながら思った
 わたしたちはもっともっと
 痛いとげを
 人の心に差し込んだりしては
 いないだろうかと

 こんな小さいとげでも
 夜なかに目を覚ますほど痛いのに
 とれないとげのような言葉を
 口走ったりしなかったのかと
 教師であったわたしは
 特にそのことが思われた」
 

 


学校関係者評価委員会が開かれました
学校経営計画に対する最終評価について
貴重な意見をいただきました
後日このホームページで全容をお見せしますが
主だったものをご紹介します

「教科横断型の授業を実施できたか?」 
  A 評価
 多くの教員が教科横断型の授業を実践したものの

 単発で終わりその先の研究が進んでいない

「ライフプランに応じた適切な進路指導ができたか?」
 C 評価
 進学希望者の満足度は高かったが
 就職志望者への情報提供が課題である

「小中学校との校種間連携はできたか?」
 B 評価
 ほとんどの教員が小中学校の参観をした
 丁寧な授業ぶりが大変参考になった

「防災教育が推進され防災意識が高まったか?」
 A 評価
 より実際に即した訓練ができた
 次年度は小中学校との合同訓練を実施したい

「教員の時間外勤務は解消されたか?」
 D 評価
 部活動遠征や探究学習の校外活動引率で
 かなりの負担を先生方に強いている

「生徒の規範意識は高まったか?」
 A 評価 
 遅刻者ゼロの日数が過去最高である
 叱責をやめ良い点を褒める指導が功を奏した

「学校の中に相談できる人がいるか?」
 A 評価 
 前回 30% から 54% へと大きくアップした

 担任との人間関係の構築がうまくいっている

  

 


さてさて

① 一酸化炭素は極性分子である 
② 極性分子は水に溶ける
③ 一酸化炭素は水に溶けない

高校化学の教科書には 
それぞれ別のページではありますが
このように書かれています
これって明らかに矛盾していると
思いませんか

勉強する時は
以前学習したことと
結びつけながら学習することが大切です
そうすることにより
このような課題を発見することができるのです

私は日常生活でも
このような矛盾が気になっていて
 ① 食べてすぐ寝ると消化によくない
 ② 消化に悪いと栄養分が摂取できない
 ③ 食べてすぐ寝ると太る
と言い訳して寝る直前まで呑んでいます

このことについて
チャッピーちゃんに尋ねてみました

驚愕の回答がこちら

「これは高校化学でとてもよくある混乱ポイントですね
 結論から言うと、①②③は並べ方と理解の仕方に注意が必要です
 結論の整理

  ① 一酸化炭素は極性分子である → 正しい
  ② 極性分子は水に溶ける    → 半分正しく半分誤り
  ③ 一酸化炭素は水に溶けない  → 正しい
 ②の理解が不十分なため、矛盾して見えているのが本質です

 ②「極性分子は水に溶ける」の正しい言い方
 これは誤解を生みやすい表現です
 正確には
 水に溶けやすいのは

  「十分に強い極性」や「水素結合できる分子」
 つまり
  ・極性であることは必要条件になりやすい
  ・しかし十分条件ではない
 教科書文を矛盾なく言い換えると
 ②「極性分子の中には水に溶けるものが多い」

そのあとチャッピーちゃんは
テスト対策として
同様な分子の具体例も教えてくださいました
なるほど
論理的に正しいし
説得力もあります

でもねチャッピーちゃん
AI の君に人の心を教えてあげるね
実はこの説明だと
化学嫌いの生徒を育てちゃうんですよ
なぜなら
「例外もあるんかい!」
「それ一つひとつ覚えるの?」

ってなっちゃうからだよ
記憶力じゃ人間はAI の君には
到底かなわないからね

チャッピーちゃんは
酔っ払いの屁理屈にも
ピシャリと

結論から言うとこれも
「一見矛盾して見えるが、 
 実は矛盾していない」
典型例です

 ① 食べてすぐ寝ると消化に悪い → 正しい
 ② 消化が悪いと痩せる → 条件付きで正しい
 ③ 食べてすぐ寝ると太る → 正しい

ポイントは②の「消化が悪い」の意味が
①と同じではないことです

①と②で使われている「消化が悪い」は
実は別物です

用語のズレが矛盾を生んでいるのです
②の「消化が悪い」は
「栄養の吸収が機能しない」
「慢性的な吸収不良」

を意味しているのに対して

①の「消化に悪い」は
「胃がもたれる」

「消化に時間がかかる」
 
「胃腸に負担がかかる」
ということを意味し
「栄養摂取ができない」
ことは意味していないからです

さきほどの一酸化炭素の話と
完全に同じ構造です

化学 日常例
極性分子 消化に関係する性質
水に溶ける 体に吸収される
極性が弱い 胃もたれする
水素結合できない 栄養吸収に直結しない

一見矛盾して見えるのは 
「極性分子」や「消化に悪い」
という言葉が
状況によって異なる意味で
使われているからです

「言葉の定義がズレると矛盾が生まれる」という 
理科だけでなく国語・論理の良問となります

なんと教科横断型授業の教材ができちゃいました

さて一酸化炭素の話については
実は私の尊敬する
駿台予備学校の石川正明先生が
次のような説明をなさっています
教員対象の予備校研修で

教えていただいたものです
「一酸化炭素の電子式を書いてごらん

 三重結合でつながっているね
 今度はその三重結合をよく見てごらん
 2本の共有結合と1本の配位結合で
 できているでしょう
 つまり電気陰性度の大きい酸素が
 電子を引き寄せながらも
 配位結合で電子をお返ししてるから
 まるで無極性分子のような
 振る舞いをするんだよ」

『双極子モーメント』のような
高校の教科書に載っていない
難解な概念を使うことなく
全て高校化学で学ぶ基礎的知識だけで
すっきりと説明なさっているのです

しかもこの説明だと
初めて見る未知の物質であっても
水に溶けるかどうかを
ある程度判別できるようになるのです
人間がAIにかなわない
暗記の問題でなくなるのです

このような説明ができると
化学がどんどん好きになっていきますね
 
 


    【話の玉手箱】第 11 話
     これまでの教員生活で出会った
     なんだかいい話を紹介するコーナー

     本の読み方  
     「書き手の仕掛けや工夫を
      見落とさないというところから

      始めなければならない
      本を読んでいると
      どうしてこんなことが書いてあるのだろう?

      と疑問に思う部分が多々ある
      大切なのは
       『どうして?』と
      考えてみることだ
      本というものは
      そういった疑問を持った瞬間に
      そういう疑問を持った人にだけ
      こっそりとその秘密を
      語り始めるものなのだ」

      ※きょうの玉手箱は
       作家の平野啓一郎氏
       「本の読み方 スローリーディングの実践」
       からの抜粋です

    仮設校舎の職員室に
    ゆったり読書スペースを作りました
    IMG_1737
    本棚には 
    「おこらいえ」のネタ本を並べました
    気になる本がありましたら
    差し上げますのでお持ちください
    先生方なかなか難しいとは思いますが 

    ぜひゆっくり本を読む時間を

    つくってみてください

    校長室の椅子も置いておきますので
    ゆったりとどうぞ

    ちなみに私はずっと立って執務してます
    座ると秒で寝るので
    年をとるとバッテリーもだいぶ弱っていて
    すぐ満充電になる
    (朝はやく目がさめる)くせに
    すぐ切れる
    (朝の10時頃にはすでに眠い)

    ので困ったもんです