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校長室より「おこらいえ」

日本の中心でAIを叫ぶ

2026年2月21日 08時43分

783 日目

『三色問題』というものがあります
例えば
「隣接する都道府県が
 同じ色にならないように
 日本地図を三色で
 色分けすることができるか?」
といったものです

まずはこれを考えてみましょう
例えば岐阜県は
7つの県と隣接しています
岐阜県を赤
石川県
を青
福井県を緑と順に塗っていくと
富山県を塗れる色がありません
IMG_1758

ちなみに四色ならば可能だそうですが
証明はとても難しいので
ここでは省きます

こんな問題を考えるには
『グラフ理論(Graph theory)』
を使うと色々なことがわかります
たとえば日本の都道府県の隣接状況を
点と線を使って
次のように表すことができます
スクリーンショット 2026-02-21 17.40.07
陸路で行き来できる条件で作ったので
北海道と青森県なども繋げてあります

どんなことが読み取れますか?
「隣に1県しか接していない県」

「四角形が2つある」とか

このように
形などの不要な条件を削ぎ落として
必要な条件のみ抽出して
単純化することにより
様々な情報が読み取れるようになります

日本の中心はどこでしょう
例えば石川県
お隣の富山県や福井県までは
直線1本で行けますが
北海道までは6本
一番遠い長崎・宮崎・鹿児島まで9本です

この数字の最も少ないのが
日本の中心といった考えができます

北海道から長崎・宮崎・鹿児島県までは
15本で最大

日本の隅々まで最小本数で行けるのはどこか
探してみましょう

8本で全ての都道府県に行ける県が6つあります
福井・滋賀・三重・京都・奈良・和歌山です

長野県民のみなさんも
「いやいや我が県こそ中心」
と言えることがあります
それは最も多い8県と接していること

交通の要所といった視点では
いかがでしょう?
全ての県から他の全ての県への
最短経路を考えた時
最も多く含まれる県が
交通の要所となり
兵庫県がそれにあたります
例えば西日本と東日本で
行き来する場合
必ず通らなければなりません
そういった意味では
日本の中心は兵庫県
今本校は明石の青楓館高校のお力を借りて
AIクラブの活動をしていますので
まさに日本の中心でAIを叫ぶ!

こんな見方はどうでしょう
他の全ての県から
何本で来れるか合計する
例えば石川県なら
富山1+福井1+
 ・・・+北海道6+鹿児島9
この値が最も小さくなるのは
三重県だそうです
江戸時代に
お伊勢参りが盛んになったのは
こんな理由があったからかもしれません

  

 


【話の玉手箱】第 14 話
 これまでの教員生活で出会った
 なんだかいい話を紹介するコーナー

「学校の勉強がそのまま役立つことは
 ないかもしれない
 自分が何に向いているのか
 興味を持っているのか
 勉強したからこそ
 わかることもある
 やりたいことを見つけた時
 役立つこともある
 勉強が嫌いでもいい
 知識が役立たなくてもいい
 学び方は生き方となる
 知らないことがあれば
 まずは調べてみる
 苦手なことがあっても
 諦めずに考え続ける
 本当にわからなければ
 わかる人に聞いてみる
 勉強とは
 いかに自分が知らないか知ること
 知らないことを知ることで
 学び続けることで
 人生は楽しくなる」