D-EST Ishikawa 始動
2026年2月25日 09時51分787 日目
今回の能登半島地震では
教育についても多くの課題が
浮き彫りになりました
学校施設の損壊
避難所運営と並行しての教育活動
学びの場所の確保
教員も被災者であるという現実
輪島市においては
全国初の事例となる
中学生の集団避難を実施しました
そんな中
お隣の珠洲市へは
兵庫県から災害支援チーム
『EARTH』
(Emergency And Rescue Team
by school staff in Hyogo)
が被災地に入られ
学びの継続や学校の早期再開への
支援をしてくださいました
このような状況を踏まえ
文部科学省では
災害時の学びを保証する枠組み
『D-EST』
(Disaster Education Support Team)
の構築を推進しています
災害発生時に被災地の教育活動を支援するため
教職員やスクールカウンセラーを
被災地外から派遣する体制です
今回DMAT(Disaster Medical Assistance Team)
災害派遣医療チームが現地入りしてくださり
被災地の医療を支えてくださいましたが
その教育版です
今回得られた教訓のひとつに
「教員も被災者」があります
教職員にとって
災害時の対応は通常業務にはない
大きな負担が伴います
避難所運営・復旧・心のケアなど
限られた教員で行うことには
限界があります
こうした中で
被災地の教育を止めないためのチームが
『D-Est』です
石川県でもいよいよ動き出します
本日開設に向けての初めての
説明会が行われました
各学校から隊員候補者を募り
隊員登録をした後
災害時教育支援に関した研修を行い
次に日本のどこかで何かあった時に
備えます
文科省からの要請に従い
3〜4日のローテーションで
被災地支援に入ります
派遣隊員が学校を空ける際の
授業対応をどうするか
残された全ての教職員の理解が必要です
いざという時に
どれだけスムーズに隊員を送り出せるか
そのシステム作りが大切です
石川県災害時学校支援チームは
①学校の被災状況等の情報収集
②教育活動の早期再会に向けた支援
③児童生徒の心のケアに対する支援
④学校が避難所になっている場合の避難所運営支援
⑤授業支援・学習支援・登下校指導支援
について
今回得られて知見をもとに行います
明石市立二見北小学校の三好拓也先生より
兵庫県震災・学校支援チーム『EARTH』の
活動の様子をお話しいただきました
先生ご自身は
阪神・淡路大震災の時は生後3ヶ月
震災の記憶は全くありません
その後日本で唯一防災教育に特化した高校
兵庫県舞子高校環境防災科に入学
2年に進級する春に
東日本大震災が起こり
阪神・淡路大震災の際に受けた支援を
『恩送り』するために
現地に支援に入られ
教員になった後は
『EARTH』の隊員として
ご活躍なさっています
『EARTH』は
専門的な知識や実践的な対応力
を備えた教職員のチームで
現在230名ほどの隊員がいらしゃいます
① 避難所運営班
② 心のケア班
③ 研究・企画班
④ 学校教育班
⑤ 学校給食班
に分かれて活動されています
災害時の学校は
災害の種類・規模・季節や時間帯
児童や生徒の数・地域の特徴など
様々な状況や環境により
必要なニーズが異なります
それぞれの学校の想定が必要です
次に奥能登教育事務所長
山岸 明彦 先生より
発災当時校長を務めていらっしゃった
珠洲市立緑丘中学校の様子の
報告がありました
災害時には学校が
① 心の居場所
② 学びの場
③ 保護者の安心の場
④ 地域住民の拠り所
⑤ 成長の場
となります
そんな中で奮闘されていた様子と
『EARTH』さんからの支援について
お話ししてくださいました
まずは先遣隊が1月5日から入りました
本隊が入ったのは1月15日からでした
「校舎内外の様子見ていいですか?」
「自分でやるべきこと見つけてやっていきますね」
こんな感じで
学校に全く負担を感じさせない
支援のあり方だったそうです
周りの様子を適切に把握して
すぐに動いて支援してくださり
支援を依頼されなくても
仕事を見つけて動いてくださる
業務の相談がしやすいという
教員としての強みを活かして
同じ大きな災害を体験した教員として
被災者の思いを受け止めてくださり
その心遣いが本当に嬉しかったと
語ってくださいました