平成24年度 学校研究
1.研究主題
聴(訊)き合い 学び合う 授業づくり
~生徒ひとり一人の学びの保障する~
2.主題設定の理由
昨年度は「学び合う生徒の育成」の研究主題もと、教師の授業力の向上を目指してきた。教師が一方的にしゃべる一斉指導から、グループ活動を取り入れ「問い(疑問)→探究→表現」の学びに変えようとしてきた。この取り組みにより、生徒同士や教師と生徒の関係性も良くなり、分からないことを人に訊ける生徒も増えてきた。生徒のアンケート結果をみても、一斉授業よりグループ学習を望んでいる声が多い。教師側からは評価する声がある一方、グループ編成や課題提示の工夫、授業の振り返りや評価方法に課題が残った。
本校は、穏やかで素直な生徒が多いが、受動的な面が多く自ら行動する力は弱い。また、内外から学力向上を望む声も多い。このようなの現状をかんがみ、「学び合い」を学力向上の切り口としてだけでなく、豊かな人間関係でつながり合うための方策として、聴(訊)き合う関係作りは良好な人間関係作りであることを原点としてスタートする。教師の日々の授業づくりの方向として「聴く、訊く、学び合う」の3つの言葉をキーワードに、生徒一人一人の学びを保障し、質の高い学びへ飛躍することを願いこの研究主題を設定した。
3.目指す生徒像
(1)ひとり一人が「学び」に参加している授業 [全員が参加する]
(2)安心して「ここを教えて」と言える(訊ける)授業 [つながりがある]
(3)生徒同士が「聴き合い・学び合い」、「追究がある」授業 [学び合いがある]
(4)「静寂と緊張」、そして「わかる・できる」喜びのある授業 [喜びがある]
4.つけたい力
(1)根拠や筋道を明らかにして話し合う力
(2)物事を多面的・多角的に考える力
(3)お互いを認め、讃える雰囲気の中で、さらに、得た知識やできた経験を、授業以外での活動につなげていこうとする力
5.研究の具体的な進め方
(1)共同的な学びと学習形態の工夫
・教師が一方的にしゃべる授業から仲間と聴(訊)きあう関係がある授業を作りだす。
「分からない、教えて」が安心して言える。
・男女が交わるグループ編成を行う。
・コの字型の配置を取り入れる。
(2)教師の役割・課題提示(高めの課題を含める)や板書(デジタルTV)を工夫する。
・課題を丸投げせず、順序立てた方策を講じる。
・場面に応じてグループ学習を導入する。グループ学習の中味を明確にする。
・孤立する生徒をサポートする。
・一斉 → グループ → 一斉 最後は個に返す。
(3)研究授業の検証
・課題の提示はどうだったか。
・教師の一方通行の授業になっていないか。
・一人ひとりの学びの姿や他者とのつながり(かかわり)はどうだったか。
・孤立する生徒のサポートは適切か。
・学習の流れや意見の分類はどうだったか。
・学習の深まりはどうだったか。
(4)家庭学習の働きかけ
・毎日の家庭学習を定着させるために自勉ノートに取り組ませる。
・生徒ひとり一人に応じた学習方法を指導する。
・学校だより、保健便り、懇談会などで情報伝達と啓発を行う。
・生活実態調査をもとに規則正しい生活を送られるよう支援する。