ご挨拶(学校長より)

 金沢北陵高等学校 校長の浅尾です。どうぞよろしくお願いいたします。
 本校は、昭和38年4月、「石川県立第二工業高等学校」として創立され、翌年改名した「石川県立
金沢松陵工業高等学校」を前身に、平成7年、本県で始めて総合学科を開設し、校名を新たに
「石川県立金沢北陵高等学校」と改称して、現在に至っております。
 1年生では他の普通科高校と同じように普通教科を学び、2年生からは普通教科だけではなく、
「進学」、「生活・福祉」、「ビジネス」、「工業」の4つの系列に分かれて、専門教科についても
学ぶことができます。
 生徒たちは様々な学習や活動を通して、自己の能力や適性を見出し、本校のキャッチフレーズである
『金沢北陵でつかむ未来の自分』に向かって元気に頑張っています。
 本校生徒から「この学校を選んでよかった」、中学生から「北陵高校に行きたい」という声が、
これまで以上に大きくなるよう、全教職員で一致協力して学校運営にあたり、保護者・地域住民から
信頼され、期待される学校づくりに努めてまいります。
 皆様方のご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
                               
                                  石川県立金沢北陵高等学校
                                  校 長  浅  尾 幸  代

校長のつぶやき

努力と夢

2021年10月22日 13時29分

努力すれば、夢はかなうのか。

一握りの勝者の裏側には、大多数の敗者がいる。彼らの夢が叶わなかったのは、努力が足りなかったからか?

東京オリンピックの陸上男子400メートルリレー決勝。メダルを期待されていた日本チームは、得意のバトンパスでミスが出て、途中棄権に終わった。このレースで金メダルを目指すには、走者4人のスピードを落とさずバトンをつなぐギリギリのラインを攻めるしかない。そこに果敢に挑んでの結果を「努力が足りなかったから」と言えるだろうか。

アスリートの世界は、努力をすれば結果が必ず付いてくるほど甘い世界ではない。持って生まれた才能もいるし、何よりも運がいる。どんなに必死で頑張っても、夢や目標が達成できない経験は、人生で何度も何度も味わう。特に、スポーツはその現実を突きつけてくる。それ故、人それぞれの能力や環境の違いを見つめ直し、自分の限界や可能性を考えるきっかけになる。「努力」することの意味でもある。

「夢(希望)」は、苦しくて仕方ないとき、あなたの心を癒やしてくれる。マッチ売りの少女は、雪の降りしきる道路で、マッチを一本するごとに夢を見ていた。暖かいクリスマスパーティ、優しいおばあさんの幻像などを夢の中で見て、微笑みながら最期を迎える。夢(希望)は、どうしようもない苦しみに耐えるための必要アイテムだ。

しかし、夢ばかり追っていると、私たちは、夢と現実の落差を感じるようになる。この落差が、逆に、あなたの心を苦しめる。解決するためには、どうすれば夢に少しでも近づけるのか、そのルートを探ること。そして、一歩ずつ絶え間なく近づき続けること。この2つの行動しかない。「どうせ自分は~ 」と思ってすぐに諦める人、うまくいかないことを周りのせいにする人は、夢も持てないし、努力もできない。

 夢(希望)に向けてのルート探しの中で、当初とは違う夢を再設定しなければならないこともあるだろう。でも、再設定した新たな夢(希望)に向かって、一歩ずつ進む努力をし続けていけば、いつかは花が咲く。

 北陵高校は、キャリア教育を軸に据えている学校だ。特に1年生は、自分が進む方向に向かってのルート探しの旅が始まっている。本校での教育活動をうまく利用して、皆さんの夢(希望)に向けてルート設定を行って欲しい。