【SSH】令和8年度 関東サイエンスツアー(6月11日~12日)
2026年6月13日 16時20分7時34分発の新幹線で東京に向かいました。40人全員揃って出発です。
午後からは、三つに分かれて、東京大学研修および研究室訪問です。
A隊は先端科学技術研究センター(駒場リサーチキャンパス)細胞連関医科学分野星野歩子教授によるエクソソームによる細胞が発するメッセージについてでした。エクソソームがもたらす医療分野の未来にワクワクさせられました。また、研究室では細胞の培養方法を体験させてもらったり、分析機器で結果がどのように見えるかなど、研究の一端に触れることができました。
B隊は素粒子物理国際研究センター(本郷キャンパス理学部)森 俊則名誉教授による模擬講義およびスーパーコンピュータなどのセンター訪問でした。講義では、素粒子をわかりやすく説明してくださり、宇宙空間はどのように形成されたか、ダークマターのように明らかになっていないものがまだまだ数多くあることなど教えていただきました。
C隊は定量生命科学研究センターの岸悠介教授によるエピジェネティクスによって過去の経験から体質が変わることについて講義いただきました。この研究が進むことで、ゲノム編集によりアルツハイマー病やパーキンソン病の解明、さらには治療薬の開発につながるということで、サイエンスと医療の連携を知ることができました。
B隊とC隊は本郷のキャンパスで一緒に安田講堂前で記念写真を撮りました。
その後各自夕飯を東京都内でとり、七時半からは、理数科OB8名による懇談会を行いました。生徒は勉強方法や入試のこと、大学での研究内容など、さまざまな質問をしながら、これからの生活に夢を描いたり、不安を和らげている姿が見られました。
2日目はホテル機山館を出発し、借上バスで東京科学大学大岡山キャンパスに向かいました。東京大学とはまた雰囲気が異なるキャンパスにワクワクしながら、3つの研究室訪問をしました。
環境社会理工学院融合理工学系高橋邦夫研究室ではイモリがなぜ壁を登れるのかについて物理学的に解明し、その仕組みを再現したり、水溶液の温度差を利用して発電するしくみを作り上げるなど、身近な現象を活用する面白さを教えていただきました。なぜ?を大切にしてほしい!というメッセージは生徒の心にも響いていました。
デザイン工房〜エンジニアリングデザインプロジェクト〜因幡和晃教授によるデザイン思考について、学生が実際に企業からの依頼を受けて作ったプロトタイプを紹介していただきました。AIがこれからますます進歩するからこそ、答えを導き出すことより、課題の設定やより良いリサーチクエスチョンを立てることが大切であるというお言葉に、生徒はハッとさせられていました。
工学院機械系武田行生研究室では、人々と共存するロボットとは何かを大切にしながら、主に医療分野で活躍するロボットを紹介していただきました。立ち上がり支援システムや半身不随の方を支援するロボット、人と共存するために必要となるなめらかな動きを再現する連続体ロボットなど、さまざまな形のロボットを実際に見せていただき、興味津々で聞いていました。
お昼はつばめテラスで昼食をとり、大学の雰囲気を体感できた一日でした。18時32分に小松駅に到着し、40名無事帰宅しました。
このツアーの実施にあたり、本当に多くの方のご協力をいただきました。生徒はこの行事を通して、進路を考える良い機会となりました。ご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。