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2枚の年賀状

2024年1月16日 10時58分

 昨日(1月15日)は被災から2週間目でした。本校でも生徒会主催の募金活動が始まり、能登の高校生を思いながら多くの生徒が募金に協力する姿が見られました。

 帰宅すると、年賀状が2枚届いていました。どちらも私にとってとても大切な、人生を導いてくれたと言っても過言でない2人の女性からの便りでした。お一人は年末に風邪をひいたまま羽咋市で被災されたとのことで、消印が12日になっていました。もうお一人は、珠洲市の方です。地震のことには全く触れられていない文面に首をかしげながら表面を見ると、消印が押されていませんでした。

 そうです。年末、まだ地震が起きる前に投函された年賀状が、2週間たってようやく私のところに届いたのです。彼女の年賀状がきれいなまま残っていたこと、郵便局の方々が復旧作業に励んで、能登からの便りを届けてくれたことに、本当に胸が熱くなり、思わず涙がこぼれました。

 能登は頑張りすぎるほど頑張っています。疲れもたまってきているでしょうに、励まし合い、支え合って過ごしている様子が、毎日ニュースや新聞に見受けられます。共感疲労ということもあって、つらく感じている人も多いかもしれないけれど、私はこの報道がなくならないでほしいと思っています。被災地にいる方々にとっては、報道が続いていることが、社会が被災地のことを考えている証になって、勇気づけられることがあるのではないかと思うからです。だから、私も、情報を追い続けます。何もできなくても心を寄せている者の一人として、せめて今起きていることを毎日きちんと見届けたいと思います。 

 珠洲の友人はあの日からずっと珠洲市にとどまり、地域の皆さんのために24時間頑張っています。昨日も「能登方面への不要不急の移動は控えてほしい」と、石川県からメールがありました。自分の中では「要」であり「急」でもあるのですが、大きな支援が滞っては困るので、許可が出るようになったら、必ず、すぐに駆け付けたいと思っています。

校長室から(令和4年度)

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ごあいさつ

 

金沢向陽高校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

昭和45年に普通科高校として開校した本校は、平成12年度より単位制を導入し、本年度、創立から53年目を迎えました。伝統を大切にしながらも、新たな挑戦を忘れず今後も前進してまいります。

 本校は普通科でありながらも2年次から、自分の能力や適性、進路に応じて「文系」「理系」「ビジネス系」「生活科学系」という系を選択し、様々な科目を学ぶことができます。校訓は「自学」。なりたい未来の自分を見つけ、自分を信じて、自ら積極的に学び努力し続ける、これが金沢向陽のスピリッツです。近年は本校での学びをさらに深めるため、大学等への進学を志す生徒が増えています。

 また、部活動も活発で、運動部、文化部とも生徒が意欲的・主体的に活動を行っています。令和3年度県総体優勝で33連覇となった女子バドミントン部、全国大会常連のアーチェリー部、馬術部をはじめ、サッカー部やバレーボール部、卓球部、ハンドメイド部、吹奏楽部、華道部、茶道部等も熱心に活動しています。

すでに新聞報道でご存知かと思いますが、令和7年度を目標として、いしかわ特別支援学校知的障害教育部門高等部が本校敷地内に新校舎を建設し移転・開校する予定です。本校では、特支校舎と隣接する立地を生かし、障害がある生徒と障害がない生徒が共に学ぶというインクルーシブ教育を推進してまいります。全日制普通科の高校生と、ほぼ同数の知的障害がある生徒との共同学習や交流による日常的な触れ合いは全国的に見て例がなく、令和3年より、すでに、できることから交流を始めています。全国のインクルーシブ教育推進校では、学習活動や交流による両校生徒の学びは大きく、思いやりの心が育つなどの人間的な成長につながるとされています。中学生の皆さん、障害がある生徒と一緒に学べるという経験を、将来、小学校、中学校、高校及び特別支援学校の教員になって、また、障害児施設職員等の職業に就いて、あるいは共生社会における具体的な施策を提案できる公務員等になって活かしませんか。自分の将来を真剣に考える多くの生徒が他校では経験できない充実した3年間を過ごすことを期待しています。

中学生の皆さんやその保護者の皆様、先生方で本校見学の希望、本校についてのご質問がありましたらいつでも私もしくは教頭までご連絡下さい。

今後とも一層のご理解とご協力をお願いいたします。

 

校長  山口 文彦