地震から281日目
豪雨から17日目
テネシー工科大学心理学科教授の
バリー・スタイン氏が行なった
興味深い研究があります
小学5年生の子どもたちに
次のふたつの文を見せました
1.力持ちの男が、友達がピアノを動かすのを手伝った
2.力持ちの男が、朝食の間に新聞を読んだ
「2つの文のうち覚えやすかったのはどちらか?」
という質問をしたところ
成績のよい子どもは「1」
そうでない子どもは「2」
と答える傾向にあったそうです
何となく推測がついた人もいるかもしれません
一見すると文自体が短い「2」が覚えやすそうですが
内容をよく見てみると
前半と後半を関連付けられるのは「1」であることがわかります
成績のよい子は
「力持ちだからピアノを動かすのを手伝ったんだろう」
と意味を持たせて記憶できるため「1」を選びます
それができない子は
単純な文の長さで「2」を選んでしまうようです
作業としての暗記は意味がなく
また面白くないので
なかなか身につきません
「街プロ」では
自分で決めた好きなことをやっているので
見ていて驚くほど集中力があるし
そして諦めない力強さがあります
未来を託して余りある逞しさを感じます
10月10日には
そのうちひとつのグループが企画した
「未成年の主張」を行います
ご存知TBSの人気番組「学校へ行こう」のマネです
マネにはいくつかの段階があって
①パクリ
自分の利益のために
他人の創作的な表現を盗用しているものです
元ネタがバレると困るし問題になるものです
②パロディ
批判や風刺を目的に模倣しているものです
元ネタを知らないとと面白くもなんともないものです
③オマージュ
元ネタに対して尊敬・賞賛の念が込められています
元ネタが分からなくても充分面白く
元ネタがわかるとさらに深く楽しめるものです
オマージュ目指して頑張ります!
生徒が屋上から大きな声で
自分の夢や未来を
輪島の夢や未来を叫びます!
オーディエンスには
地震で大きな被害を受けたトルコ
紛争で苦しんでいるイスラエルやウクライナ
世界各国から
OECDが招いてくださった教育関係者のみなさんです
「街プロ」グループを紹介するコーナー
【A6】能登野菜を使ったポトフ
ダンス部を中心とした7人は
能登で育てた野菜を
自分たちで調理してみようとしています
【B6】震災を超えて響く花火の音
川端さんを中心とする9人は
市民の活気と笑顔を取り戻すため
花火の打ち上げを計画し実現しました
ご存知のように輪島の夏祭りに合わせて
クラウドファンディングで資金を集め
当日の準備にも参加しました
ご協力くださったみなさん
本当にありがとうございました
おばあちゃんが泣いて拝んでいた
という話を聞いています
【C6】角刈り グラウンド復興
野球部を中心とする13人は
グラウンドの石拾いから始めました
運動場に仮設住宅が立ち
遊ぶ場を失った
子供たちのために
思いっきり飛び跳ねることのできる場所を
提供したいと考えています
地震から280日目
豪雨から16日目
アメリカの著作家
ウェイン・ダイアー氏は
「人間の感情で最も無益な感情を二つ挙げれば
済んでしまったことへの自責の念と
これから行うことへの不安である」
と述べています
そして
「準備ができた人のところに奇跡は起こる」
とも
「街プロ」について取材を受けると
決まって聞かれるふたつが
①「きっかけは?」
人を好きになるのに理由などないのと同じで
やりたいからやる
ほとんどそれだけです
②「ゴールは?」
明日の生活すらどうなるかわからない中
そんなビジョンなどあるわけがありません
過去と未来は考えない
あるのは現在のみ
そして準備ができたら奇跡は起こるのです
今日は準備ができて奇跡が起こりつつある
ひとつのグループを紹介します
「ネコにもあげれるスイーツ」グループです
長井彩綺さん
大向莉奈さん
坂口紋彩さん
濵谷美耶さん
の4名による活動です
避難生活の中で
ヒトが食べているものを
気軽にペットにもあげれるといいなと
考えたのがきっかけです
ネコにとって
小麦粉がアレルゲンになったり
牛乳によって皮膚疾患が見られたりと
ヒトが口にするものをそのままあげることが
好ましくない場合があります
そこで小麦粉のかわりに米粉と片栗粉を
牛乳のかわりに豆乳を用いたスイーツを開発
スーパー「ワイプラザ」内の出張朝市での
販売にこぎつけました


今後は投資家さんとの
マッチングイベントに参加して
来年の大阪万博での出店を目指しています
商品開発にご協力くださったのは
輪島市内に店舗を構える
「アンファン」さんと「ta・mago」さん
「アンファン」さんは小さな洋菓子屋さん

フランス北西部のブルターニュ地方に伝わる
伝統的な焼き菓子「ファーブルトン」などが
お店に並びます

https://notowajima.jp/navi/anfan/
「ta・mago」さんはシフォンケーキのお店

店へ向かう橋が今回の水害でこのとおり

でも明るい店主はめげません

しばらくはオンラインで
ふわふわもちもちのシフォンケーキを
お届けします
https://ta-mago.net/
ほかの「街プロ」グループも紹介します
【A5】輪島の課題
天野さんは現在の輪島の課題を
あぶり出しています
被災地でとられたアンケートなどをもとに
研究しています
【B5】リラクゼーションルーム
〜学校にヨギボーを置こう〜
紺谷さんと干場さんは
生徒が勉強の合間に休めて
リラックスできる場所をつくるために
ヨギボーやお菓子を置いた
場所を設置したいと考えています
【C5】商店街を復興しよう
古戸さんは
馬場崎商店街の復興を目指して活動をしています
地震から279日目
豪雨から15日目
今回水害で被害の大きかった町野地区
氾濫した町野川は
かつての町野高校の高校に
「玲瓏と清き流れの町野川
そそぐ海原遥けくも…」
と歌われるように
日本海にそそいでいます
それで河口の海岸を
曽々木(そそぎ)海岸といいます
曽々木海岸には
観光名所「窓岩」がありました
高さ10m以上あろうかという
大きな岩の真ん中に
ポッカリと窓を開けたような穴がありました
「ありました」と過去形なのは
今回の地震でなくなってしまったから
9月27日に投稿したこの写真

窓岩が「あった」場所です
そういえば生徒相談室に
窓岩を写した写真があったなと
生徒相談課の先生に探してもらったら
出てきました
これです!

年に数回しか見られない
窓の真ん中から夕陽が覗く一瞬を捉えた
貴重なものです
窓岩は
一枚の岩の真ん中に
穴が空いていたわけではなくて
よくみるといくつかの岩が
微妙なバランスで積み重なって
その隙間が綺麗な窓を形作っていました
私はそれを見上げ
きっと奥能登で一番高い山
高州山がかつて活火山だった頃
吹き飛ばされてきた岩が
積み重なったのか
あるいは
曽々木海岸を見下ろす岩倉山が
土石流を起こし
その時流されてきた岩が
積み重なったのか
太古のロマンに思いを馳せることが
しばしばありました
いずれにせよ
その岩が今回姿を消してしまった
そう考えると
地質的に非常に貴重な
歴史的瞬間に立ち会えたんだなと
感慨深くなります
「街プロ」グループを紹介するコーナー
【A4】みつばちプロジェクト
〜高校生×小学生の交流会〜
稲木さんは
高齢者の声が優先されがちな状況の中
若者の視点が反映されることが少ないことに
危機感を感じています
学生も社会を変える力がある
世代を超えた協力と
積極的な行動が重要であると考えています
そこで小学生と高校生の交流を通じて
未来の輪島を共に考え
実践する機会を作る取り組みを行っています
【B4】被災地記録
笹波さん 三中さん 白崎さんらは
地震で被災した経験をもとに
震災前や復興途中の写真や
震災時に必要だった物資についての情報を
SNSで発信しています
被災者のリアルな声と現状を共有し
支援の輪を広げ
復興への関心を高めるプロジェクトです
【C4】 フラワーアレンジメント
〜花で小中高生を笑顔にしよう〜
岩地さん 出村さん 松谷さん 森さん 上平さんらは
地震によって活気がなくなった輪島を
小中高生を対象とした
花を使ったイベントを開催することで
笑顔にします
元気あふれる子どもたちによって
輪島の活気を取り戻すことを目的とした
取り組みを行っています
地震から278日目
豪雨から14日目
商業高校の全国校長会があって
岐阜に来ています
少し時間を作って
これまでご支援くださった
近くの方々を訪ねてみました
こちらは震災後真っ先に駆けつけて
ほぼ1ヶ月にわたって
炊き出しをしてくださっていた
Humanity First さんのモスク
中も見学させていただきました

厳かで敬虔な雰囲気の本部

こちらは祈りを捧げる礼拝堂
メッカの方向を向いています

コーランも見せていただきました
単なる経典にとどまらず
生き方や決まりごと
相続の方法まで事細かに定められていて
憲法の役割もしています
LOVE FOR ALL HATRED FOR NONE
誰も憎まず全ての人に愛を
この教えを忠実に被災者に対して
分け与えてくださっていたことに
心から感謝です
次に名古屋市立西陵高校さん

昨年度の2年5組のみなさんが
真っ先に支援物資を送ってくださいました
その頃郵便も宅急便も動いていなくて
宅急便の集荷基地まで取りに行ったのを
思い出しました
なんだか遠い遠い昔のような気がします
靴下とかハンカチとかコスメとか
女の子らしい可愛いものから絵本まで
当時お風呂に何日も入れない子らが
本当に喜んでいました

授業中だったけど廊下から直接
こそっと感謝の言葉を伝えたら
素敵な笑顔を返してくださいました
被災地で頑張っている輪島高校の子らも
困っているところにすぐ手を差し伸べてくれる
日本中の高校生らも
本当に国の宝だなと思いました
最近発表された新しい研究
「新型コロナに罹りやすい血液型がある」
えー?
そもそも血液型占いには
なんの科学的根拠もないのに…
ところがこの学説にはちゃんとした根拠があって
新型コロナに限らずウイルスは
細胞の外に出ていく際に
血液型の情報も一緒に持って出ていきます
例えばA型の方が罹ったウイルスは
A型の特徴を熟知していて
A型の人に罹りやすい傾向がある反面
B型の人には抗体の違いもあり
感染しづらくなります
ABO式血液型は
赤血球の表面の形状で決まります
O型の人はAB双方と
赤血球の形状上の共通点がないので
A型とB型から来たウイルスには感染しにくく
AB型の赤血球は
A型B型双方の特徴を持つので
A型から来たウイルスにも
B型から来たウイルスにも
簡単に罹ってしまう傾向があります
「街プロ」グループを紹介するコーナー
【A3】子どもの居場所を作りたい
桂木さんと明後さんは
今子どもの居場所が少なく
特に門前地区にはそれがないので
ぜひ作りたいと考え
直接市役所を訪ね活動をしています
【B3】猫探し
茶園さん 東野さん 若狭さんは
地震で迷子になった猫を保護したり
飼い主に戻す活動をしています
【C3】猫と人間が食べれるお菓子
長井さん 大向さん 坂口さん 濵谷さんは
人間も猫も食べられるお菓子を開発しています
主にシフォンケーキやボーロを
販売しようと考えています
被災した時に
人間が食べているものを
気軽にペットにもあげれたらいいなと思い
そのイメージのもとで活動しています
完成したら大阪万博での出店を
視野に入れています
地震から276日目
豪雨から12 日目
七尾高校のSSHの取り組みが
現行の学習指導要領に取り入れられている
という話を昨日しましたが
今日はまずその顛末を
今からおよそ15年ほど前
当時七尾高校のSSH推進室長だった私は
文部科学省に呼び出されました
招集先は大阪の大手前高校の校長室
窓越しに大阪府庁の知事室が見え
当時橋下知事が執務をなさっていました
他にも呼び出されたのは
奈良の西大和高校
滋賀の膳所高校
兵庫の三田祥雲館高校
招集先の大手前高校を含め5校です
呼び出した総統閣下から
「君たちには日本の教育を変える重要な任務を与える」
とミッションを告げられました
「なんやそれ?女子ーズか?」
と心の中で突っ込んでいました
「女子ーズ」は
地球の平和を守るため突然集められた
5人の女の子の戦隊コメディーです
出演している女優陣は
今考えると
「本当にこの方たちが全員共演していたの?!」
と驚きのキャスティングです
ともかく
この5校のSSHの取り組みを元に
新しい学習指導要領の草案づくりに取り組む
「世界に羽ばたく人材育成プログラム」
がスタートしたのでした
「ルーブリック」や「ポートフォリオ評価」など
教育界において今では一般的なことばですが
当時はなにそれ???
って感じで必死に食いついて行っていました
七尾高校の取り組みが採用されたのは
探究活動は
「課題の設定」→
「情報の収集」→
「整理・分析」→
「まとめ・表現」↖︎
の活動を螺旋階段を登るように
繰り返すんですよ
のくだりです
そのときの発表原稿がこちら

助言者の大学教授からは
「これは今世界で研究されている中での
最先端の教育プログラムですよ
こんなプログラムが
日本の一地方の公立高校で生まれるなんて
独自の進化をとげたまさにガラパゴスです」
と評価を受けました
当時の主幹教諭からは
「それってディスられているんじゃ?」
とからかわれましたが
自分は最高の褒め言葉と捉えていました
先日東北復興研修旅行でお伺いした
宮城県立多賀城高等学校の
小野敬弘 校長先生より
そのときの写真を送っていただきました


こんなにたくさんで見送ってくださったんですね
どうもありがとう!
うちの生徒が
「一生忘れられない光景」
と言っていたのに納得です
地震から275日目
豪雨から11日目
今被災地で困っていることは
決して今に始まったわけではなく
実は被災前から潜んでいた問題
それも日本全国さらには全世界での
共通の問題である
という話を昨日しました
日本は世界で極めて先進的な少子高齢化の国
そしてその中でも能登半島は
特にそれが進んだ地
これから世界の各国で
急激に少子高齢化が進んできます
であるなら
この地で今我々が取り組んでいる
教育実践や街づくりが
これから世界のスタンダードになっていく
そんな気がします
それが
私が事あるごとに口にしている
「半島の最先端から目指せ世界の最先端!」
の根拠です
ただこれらの考えは
全くの私のオリジナルではなく
かつて私がSSH推進室長として務めていた
七尾高校の当時の校長先生
山本登紀男先生のお言葉を
自分なりに解釈したものです
SSHとはSuper Science Highschool
文部科学省が定めた
理数教育に特化した教育を行う高校です
七尾高校のSSHが現行の教育課程に
どのようにからんでいったか
おもしろい話があるので
それはまた明日
現在輪島高校では「学びウイーク」を行っています
昨年度より1学期と2学期の中間テストをなくし
かわりに生徒の学ぶ心に火をつけるための仕掛けを
行っています
一日目の今日は
34限目に2年生を対象に
大学模擬授業を行いました
県内から10の大学短大さんに来ていただき
実際に大学での講義を体験です


私がおもしろいなと思ったのが
金沢工業大学さんの「アマメハギ」に関する研究
「アマメハギ」は「カワハギ」によく似た魚
ストレスがかかると
特段用もないのに
うろちょろと上下運動を繰り返すのだそうです
私も校長室でストレスがかかると
特段用もないのに
うろちょろと2階3階の教室へ上下運動を繰り返すので
「アマメハギ」に種が近いのだとわかりました
午後は1年生を対象に
石川県信用保証協会から講師をお招きし
経営に関するセミナーです
講師を務めて下さったのは
本校OBの髙木 雅男さん
自宅が高校の目の前にあり
なんとちょうど今日公費解体が始まったのだそう
2年生は「街プロ」の中間発表会です
活動当初から紆余曲折を経て
テーマが変わったり
クループが分裂したり合併したり
ここまでの活動について報告しあいました
毎日少しずつ紹介していきます
【A1】新朝市復興計画~新しいスタイルの多世代朝市
青森さん 馬場さん 水上さんらは
再建が困難になった本町商店街と朝市を
東京渋谷区にある「MIYASHITA PARK」のような
「商店街」「公園」「朝市」を組み合わせた
商業施設にできないか研究しています
実際に奥能登アーキの方と
商業施設の全貌(材料・設備・テーマ)について
相談しています
オーディエンスからは
朝市復興について話し合っているワークグループへの
参加を勧めていただきました
今後様々な方と連携しながら
自分たちの提案をしていきます
【B1】まちづくり~輪島市民が今求めているもの~
伊藤さん 木本さん 宇羅さん 大畑さん 保山さんらは
「輪島未来トーク」に参加したときに聞いた
子どもの遊び場や医療の問題に関する問題の解決に向けて
調査活動を今後実践していきます
【C1】パラリンピックin輪島
橋本さん 谷内さんはスポーツイベントを企画をしています
地震によって公園などがなくなってしまい
子どもたちが元気に活動できる場所が減ってしまいました
そこで障がい者スポーツを使った
スポーツイベントを開催して
子どもたちに運動する機会をつくり
笑顔になってもらいたいと考えています
このブログを読んでくださっている方から
間違いのご指摘がありました
4月21日
司厨士協会の皆さんによるランチ提供の話
堀内 進 様は
浦安ブライトンホテルの元料理長
田辺 稔 様は
ANAクラウンプラザホテル金沢の現調理長でした
大変失礼しました
訂正しておきました
情報ありがとうございます!
地震から274日目
豪雨から10日目
酒は百薬の長とも
命を削るカンナとも申します
陰気な酒はいけませんな
と落語のような出だしですが
人酒を飲む
最初のうちはおいしくいただいていますが
そのうち
酒酒を飲む
自分が欲しているわけでもないのに
おなかの酒が
次々招き入れるようにすすみ
やがて
酒人を飲む
自制心が効かなくなってしまいます
千と千尋のカオナシ状態です
酒を飲むと人にからんだり
ダメになる人もいますが
実は酒が人をダメにするのではなくて
本来ダメな人が
酒によって正体が暴かれているにすぎません
同じような話で
コーヒーは胃に悪いとも聞きます
確かにコーヒーを飲むと胃が痛いことはありますが
これはコーヒーが悪いわけではなくて
胃が悪いときにコーヒーを飲むと痛むだけの話です
もともと潜在していた問題点が
コーヒーによって顕在化したにすぎません
これと同じことが今被災地の教育現場で起こっています
今被災地で起こっていることは
地震や水害だけのせいで起こっているのではなく
被災前から全国のあらゆるところで
くすぶっている問題です
たとえば教員不足の問題であったり
教育格差の問題であったり
生徒を見ていても
きちんとした学習習慣の確立していた生徒は
被災により環境が変わっても
自分のすべきことにきちんと取り組んでいます
大変だねと声かけしても
環境が悪いから勉強できないなどとは
一言も口にしません
学校では今
建物の基礎調査のための掘削が始まりました
騒音がうるさくて正直授業どころではありません
でも工事も進めなければならないし
生徒には集中力で頑張れと
精神論しか今は言えず
本当に申し訳ないです
だからといって
学校として
全てを生徒の自己責任にすることは
許される訳もなく
精一杯のことをやっていきます
まずは
水害により家庭での学習に支障をきたしているみなさん
休日の学校を学習場所として開放しています
昨日一昨日と何人かの生徒が登校し
学習に取り組んでいました

しかしこれなども教育格差のひとつです
都会なら学習塾や図書館があるけど
過疎地では学校がその役目もしなければならないこと
それに付随する教員の働き方に関する問題です

3年生の岩田さんのおかあさまが
みんな頑張っているからと
おやつを差し入れしてくださいました
ありがとうございます
みなさんに支えられながら
がんばっています
フジ・アート
そして
府中童謡の会・府中市赤十字奉仕団の
藤原 美江さまより
ご支援をいただきました
本当にありがとうございます
地震から272日目
豪雨から8日目
今日は東北研修旅行から
生徒が帰ってくる日です
生徒から感想が送られてきているので掲載します
1年
今回の東北ツアーを通して嬉しかったことや、学んだことや、気づいたことは、まず、輪島の場合は備えが充分になかったり、日頃からの避難訓練が宮城より、適当に感じたことです。多賀城高校に言った際に、輪島は学校や地域の避難訓練があまりおこなわれないことに驚かれました。やっぱり、被害にあった人たちはこのように、自分たちの子供や孫などに地震の話をして、地震の怖さや、その時どう言った対応をしたらよいかということを伝えているんだな、家族で話し合って、地域の人と話し合ってその時どういった行動をしたらいいか話し合っているんだなと感じた瞬間でした。この地震があっても輪島はまだ、地震に対して、恐怖心や、危険性を持ってる方は少ないなと思いました。憶測ですが、今輪島高校の全校生徒に災害バッグや、もしまた何か会った時用に、その場で対応できる備えをしているかと聞くと半数も手をあげないだろうなと思いました。なぜなら実際私たちもこの質問を受け、手をあげた人は半数にも満たなかったからです。
そして、もう一つ問題だなと思ったことは、避難訓練です。私たちは学校にいるタイミングで地震は来なかったけれど、東日本大震災では、ほとんどの児童が学校にいる時間帯でした。そして、現地の人の話を聞くと、子供達の命を落としている数がとても多かったことがびっくりしました。そして、校舎自体も大きな被害を受けていました。話を聞きながら、今回は津波は来なかったけど、もし来ていたら、私はちゃんとした行動ができていたのだろうかと、とても考えさせられました。そして、避難訓練は学校だけでなく、地域でもやるべきだと思います。めんどくさいなど思う方もいるかもしれませんが、みんなの命を守るきっかけにつながると思うし、あの時やっててよかったと思う瞬間が必ずあると思います。備えあれば憂なし。本当にその通りだなと感じました。そして、嬉しかったことは多賀城高校と交流が終わり、バスに向かおうとした瞬間に、ほとんどの多賀城高校の生徒が、私たちを囲み頑張れー!と、応援してる!と大きな声で叫んでくれたり、吹奏楽部の演奏や、ダンスを踊ったりして、見送ってくれました。あの光景は一生忘れられないほど、本当に嬉しい出来事でした。そして、友人もできました。地震は大変だったし、苦しかったけど、この地震があったからできたこともあったし、もう一生、関わることがなかった人とつながることができたと思います。この機会を与えてくれた、宮城の方々、学校の先生方、宮城に行かせてくれた家族たちに、感謝しかありません。ありがとうございました。宮城も輪島も大好きです!復興頑張るぞー!
1年
今回私は東北ツアーに参加しました。楽しそうだなって思ったからです。あまり良くない事だと思うのですが、最初は軽い気持ちした。24日に事前学習で調べた事を発表し合う活動をしました。
地下鉄に居る時に地震が怒った場合に取る行動についても問題を出してくれました。選択肢として、「中央にかたまる」「電車に乗り込む」「出口まで逃げる」の3つの選択肢がありました。この中で正解は電車に乗り込むでした。崩れても電車が支えてくれるそうです。将来に生かせる!と思いました。館長さんがお話をしてくれた中にとても印象に残ってる事が沢山あります。ある方が朝に親と喧嘩をして仕事に行きました。車に乗りながら、親の好きな物を買って帰って謝ろう。と思ったそうです。ですがその後の地震で津波が来て流されました。その方は必死になって探したそうです。そのおかげで両親は亡くなったけど見つけることができました。ごめんね。って一生謝ることができなくなった。と後悔していたそうです。この話が特に印象に残ってます。もう1つは、逃げよう!と言える人になる。ということです。あのとき逃げよう!と言ってくれた人がいたので今生きています。と館長さんは言われたそうです。私も逃げよう。と言えるようになりたいです。自分で決断できる人に。とも言っていました。私はすごく自分で決断することが苦手です。なのでこの言葉はとても印象深いです。日頃から自分で決断できるようにしていきたいです。
2日目は門脇小学校について聞きました。実際に校舎に入って火災や津波の跡を見てきました。ここで授業をしてたんだなと思いました。教室の中はすごく散乱していました。焦げていました。みんなにも1度行ってみて欲しいです。ビデオを見ました。教壇を使って、協力し抜け出したと言っていました。手助けをしていた人が後ろにいた人に行きなさい。と言ってもらって逃げた。という風に言っていました。その後に、手助けを放って先に逃げた人がいる。という噂が立ったそうです。その方の子供がお母さん。気にしないで。お母さんは何も悪くない。と言っていました。とても良い親子だと思いました。次に女川町のこんのまさひとさんにお話を聞きました。その中で想いの共有の場を作る。というのがとても大事だなと感じました。他にも、街づくりには10年~20年かかる。だから10年後20年後の若者に託す。と言っていました。40代50代が中心になってやる。70代は口出ししない。とても素敵だと思いました。2日目の最後には多賀城高校に行って、高校生ができる事。をグループワークで話し合いました。多賀城高校の生徒さんがとても良い人達で話しやすかったです。輪島には備蓄品がないから、それを生徒会に話したりする事が私たち高校生に今できること。だと意見が出ました。見送る時に多賀城高校の人達が盛大な見送りをしてくれました。とても嬉しかったです。
3日目は、朝市の方のお話を聞きました。とても熱心に話してくれました。復興について話してくれました。待っているだけではダメ。自分で行動しなさい。現地に行きなさい。メールや電話ではなく、現地に言って話す。と何度も仰っていました。私も待っているだけじゃダメだと思います。行動できる人になりたいです。
この3日間で、最初とは意識が変わりました。最初軽い気持ちを持っていたことがとても恥ずかしいです。東北ツアーに参加して本当に良かったです。どれだけ悲惨だったかが分かるツアーでした。ただの話だけではなく、展示している所に行って実際に見たりすることが大事だと思います。学んだだけじゃなくて、多賀城高校生徒さんとの交流等で、楽しい思い出もできました。私は東日本大震災などこれを沢山の人に知ってもらいたいし、実際に、行って見て聞いて話したりして欲しいと思います。
2年
今回の東北復興研修で、東日本大震災時の地震、津波そして復興までの過程を学ぶことができ、そこで学んだことを輪島市の復興と今後の災害への向き合い方を考えて行こうと思った。
研修旅行を通して、石巻市の大川小学校を視察した際、その当時の事を話してくれた三條すみゑさんの話が一番印象に残っている。警報が出ているとき三男に電話をした。最後の方に「母ちゃんも向かってるからな」と言った。その言葉を言ってしまったため三男は近所の人が「避難しよう!」と言っても「少し片付けてから行きます」と言い避難はしなかった。すみゑさんは「自分で息子を殺してしまった」と涙が込み上げてくるのを耐えながら話していたことに自分も悲しい気持ちになり、もらい泣きしそうになった。
津波は残酷だ。しかし、自然災害を止めることはできない。だからこそ災害を止めるではなく、災害が起こった後のことを考え市民や学生、外部の人たちに今回聞いたことや能登半島地震で体験したことを伝えて、より災害について深く考えてもらうことが今後起こる自然災害への対策につながると感じた。