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校長室より「おこらいえ」

二十歳の集い

2026年1月11日 18時08分

742日目

 

昔でいうところの成人式

『二十歳の集い』が輪島市でも

開催されました

 

今回二十歳を迎えたみなさんは

卒業を控えたそのお正月に

被災したみなさんです

輪島高校でいえば

学校の体育館はおろか

輪島市内の施設が軒並み使えず

金沢の音楽堂で卒業式を迎えた年です

写真が届きました

 

 

 

 

 

 

 

輪島に残るみんなには

「一緒に街をつくろう」

一旦離れるみんなには

「驚くような街を作って帰りを待っている」

と約束したその学年です

 

とりあえず今年のところは

復興の遅さに驚いただろうけど

復興には長い時間が必要です

ぜひ力を合わせて

立ち上がっていきましょう

 

前列向かって右から3人目

博多の成人式のような

ど派手衣裳のふたりのとなりには

現役高校生ガイドとして活躍する

『てるてる坊主』も鎮座します

みんなそれぞれの場所で

輝いていることと思います

頼もしい限りです

 

ビデオレターを贈らせていただきました

式が始まる前にBGMのように流されたはずですが

みんな再会を喜びあっている最中で

誰も聞いてないだろうなと思いながら

カメラに向かって語りかけました

 

『成人式』という言葉を使わなくなったのは

民法改正によって

成人年齢が18歳に引き下げられたためです

したがって今日の式典には

『新成人』はひとりもいません

 

日本の成人式の歴史を調べてみると

そのルーツは戦後復興にありました

昭和21年に埼玉県蕨市で

若者への励ましで行われた

「青年祭」が始まりのようです

その2年後に「成人の日」が制定され

全国に広まりました

当初1月15日に設定された『成人の日』は

一部の祝日を月曜に移動させ

土日とつなげて連休にする

『ハッピーマンデー』制度導入により

2000年からは1月第2月曜日に変更されています

 

輪島市のような

若者のほとんどが

都会に出て行ってしまっている自治体では

お正月の帰省のわずか半月後に開催しても

誰も集まらないということで

お盆の時期に開催するところもありました

私も実は8月に成人式に参列した世代です

その後交通機関の発達により

過疎地でも1月に行うところが

一般的となりました

 

振袖を着る風習は

それが正装ということで

蕨市の『青年祭』の頃から見られたようです

 

人災や天災によって

新しい風習が生まれることって

よくあるんですね

 

もうひとつ戦争によって変わった

『衣』に関する風習

それは喪服です

現在では喪服は黒が一般的ですが

いかがでしょう

昔の映画の『野辺送り』のシーン

みんな白装束ではありませんか?

そう日本の喪服は元来白なのです

戦争中には次から次へと人が亡くなり

しまいに洗濯が追いつかなくなって

それならいっそ汚れが目立たない黒に

というのが喪服が黒になった歴史です

 

現在当たり前の習慣であっても

その歴史を調べてみると

その時その時の人々の想いが垣間見えて

とても興味深いです