SSH活動記録

【SSH】サイエンスフィールドワーク@根上工業を実施しました

2026年3月25日 16時58分

本校SSH推進室の「究めるものづくり研修 サイエンスフィールドワーク 教科書から飛び出す化学式のリアリティを体感しよう@根上工業」を325日(水)に開催。本校12年生27名が能美市の根上工業株式会社を訪問しました。同社は、何よりも「化学が好き。」という純粋で強い信念のもと、独自の高付加価値なポリマー製品を展開している企業です。

冒頭の会社説明では、同社の技術が驚くほど身近な場所で使われていることを学びました。化粧品のさらさら感を演出する微粒子ポリマーをはじめ、ペットボトルのラベルの質感制御など、日用品の付加価値を高めるために同社の技術が欠かせない存在であることを知り、生徒たちは大きな驚きを感じていました。

見学や実験のプログラムでは、顧客の細かなニーズに合わせて硬いものから柔らかいものまで、性質を厳密に作り分けられる高度な制御技術を目の当たりにしました。見学メニューの一つである懸濁(けんだく)の工程では、顕微鏡モニターに映し出された、青色の美しい油滴を食い入るように観察。さらにポリマー合成の実験では、物質を混ぜ合わせることで、最初はシャバシャバとしていた液体が分子同士の結合によって徐々に粘りが出てくる様子を確認しました。反応が進むにつれて熱が発生するという専門的な解説を受け、目に見えない化学反応のダイナミズムを学びました。

また、同社の製品を使用したオリジナルボールペン作りにも挑戦しました。ここでは、光を当てることで固まるポリマーの特性を活かし、自分たちだけのペンを制作。出来上がったボールペンを、生徒たちは嬉しそうに眺めていました。一見同じに見える物質が、設計次第で全く異なる機能を持つという事実は、日頃の教科学習が社会の実装へと繋がる奥深さを実感させるものでした。

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