山岳部(2026年度)

【山岳部】令和8年度 夏山大会 ー槍ヶ岳ー

 7月29日(水)~8月1日(土)の3泊4日で、本年度夏山大会へ参加しました。

 今回の山頂は、槍ヶ岳(3180m)で、日本で5番目の高さの山です。「日本のマッターホルン」とも呼ばれ、尖ったシルエットが有名ですが、難易度はそれほど高くなく、岩登りを体験できる山です。「日本百名山」の1つでもあります。

 天気に恵まれたとは言えませんでしたが、雨には直接降られず、時折、雲が途切れて周囲の景色が開ける感動を味わえる、まずまずの登山となりました。行程のほとんどが曇り空で日差しによる暑さをあまり感じなかったことは幸運でした。

 ルートは以下の通りです。

 ◆7月29日(水)新穂高温泉(標高約1050m) → 白出沢出合 → 滝谷出合 → 槍平小屋(テント泊、標高約2000m)

 ◆7月30日(木)槍平小屋 → 千丈乗越 → 槍ヶ岳山荘 → 槍ヶ岳山頂(標高3180m) → 殺生ヒュッテ(テント泊、標高約2870m)

 ◆7月31日(金)殺生ヒュッテ → 槍ヶ岳山荘 → 西鎌尾根(千丈乗越 → 樅沢岳) → 双六小屋 → 双六岳(標高2860m) → 双六小屋(テント泊、標高約2550m)

 ◆8月1日(土)双六小屋 → 弓折乗越 → 鏡平小屋 → 小池新道登山口 → ワサビ平小屋 → 新穂高温泉(標高約1050m) 

20260729-0801 槍ヶ岳

 《地理院地図をベースに作成》

 参加した部員は、ほぼすべての行程がメインザック(テントなどすべての荷物を入れたザック、重量は出発時で約15kg)だったため、荷物の重さに苦しみながらもしっかりすべての行程を歩き切ってくれました。2日目以降は、コースタイムを上回るペースで歩けた箇所も多くあり、前回登山と比較しても成長した面が見られました。また、3泊連続のテント泊だったため、テント泊自体の手順もマスターしてくれたのではないか、と思います。

以下、参加部員の感想です。

「今回の登山では3泊4日で槍ヶ岳に行きました。初めての長い期間の登山だったことや、4日間ずっとメインザックを担ぐということから行く前は少し不安でした。だけどいざ登山となるとそんな不安はなくなり登ることにだけ集中できました。槍ヶ岳や双六岳はザックなしで登ったので、体がとても軽く感じました。槍ヶ岳を登った時はクライミングをしている気分で楽しく、頂上からの景色は山荘やいろんな山が見えて最高でした。双六岳では曇っていたのであまり景色が見えませんでした。次登った時はちゃんと景色を見たいなと思いました。」

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《1日目、新穂高温泉からは、2時間程度林道が続く。》

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《1日目、滝谷渡渉ポイント。前日の雨が心配だったが、影響はなし。》

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《1日目、滝谷を過ぎると、登山道へ。傾斜もゆるく、まだまだ歩きやすい。》

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《2日目、徐々に標高を上げ、森林限界を越えつつある箇所。山頂は雲に隠れているが、前日まで見えなかった笠ヶ岳の斜面が見える。》

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《2日目、森林限界を超え、飛騨沢の上部を登る。ごろごろした岩のルートが続く急な登り。》

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《2日目、槍ヶ岳山荘(写真左の山荘)で休憩し、いよいよ山頂へアタック。「三点支持」を確実に標高を上げていく。飲み物や雨具などは顧問がまとめて持った。》

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《2日目、最後の2つ連続する梯子を上ると山頂。》

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《2日目、槍ヶ岳山頂にて記念撮影。雲が一瞬だけなくなり、翌日歩く西鎌尾根など周囲の景色が望めた。》

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《2日目、槍ヶ岳山頂からの下山。下山の方が注意を要する。※安全を確保して撮影しております。》

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《3日目、前日午後の天候悪化の可能性を考慮して、稜線の槍ヶ岳山荘ではなく、約200mほど下った殺生ヒュッテ(写真中央部の山荘)でテント泊をしたため、この日は槍ヶ岳山荘まで登り返すところから始まる。槍ヶ岳山荘は(おそらく)一晩中霧に包まれていた。》

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《3日目、西鎌尾根を進む。槍ヶ岳から双六岳へ延びる稜線で、全体としては緩やかな尾根だが、ポイントポイントで鎖場が登場する。終始安定して歩けていた。》

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《3日目、西鎌尾根の途中にある前樅沢岳の登り。西鎌尾根の中ではここが最も急な登りであった。》

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《3日目、樅沢岳を越えると、眼下に双六小屋が見える。この日は金曜日ということもあり、テント場は混雑していた。》

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《3日目、テント設営後、双六岳までハイキング。標高の高い所に広大な尾根が広がる特徴的な地形だが、景色がなく残念。》

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《3日目、双六小屋に設営したテント。たまたま同じタイプが並んでいるが、手前が部員のもの。ある程度風があり、設営に苦労していた。》

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《3日目夕方。きれいな夕景が見られた。》

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《4日目、この日は一気に下山する日。最初1時間は尾根を歩く。薄らとであったものの白山を見ることができた。》

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《4日目、この日は4日間で唯一朝が晴れた。逆光ではあるが、槍ヶ岳山頂から前日に歩いた西鎌尾根の全景を見ることができた。この1時間後には山頂は雲に包まれてしまった。》

山岳部(2025年度)

【山岳部】ボルダリング体験と部活動紹介

 3月24日(火)午後、StepBOULDERING(ボルダリングジム)さんにて、ボルダリングの体験を行いました。

 部員としては、2年前に北信越国体のボルダー競技の運営お手伝いをして以来、興味を示していたものになります。

 お店の方に丁寧に、登り方やルールなどを教えていただき、初心者コースからチャレンジしました。なかなか登れず苦労する面もありましたが、何度もトライし、楽しんでいる様子が見られました。本校部活動として、競技としてのボルダーは難しいのですが、良い体験になったと思います。

 快く部活動としての活動を受け入れていただきましたStepさんに感謝申し上げます。

 以下、部員の感想です。

「人生初のボルダリングに行きました。ボルダリング自体は少し見たことがありましたが、行うのは初めてでした。感想としては普通に楽しかったですが、とにかく手が疲れました。ボルダリングはテープの色で難易度が分けられていて、自分は下から2つ目の難易度までクリアでき、頑張れたと思いました。3つ目の難易度はもう少しというところで、で耐えられずに落ちてしまいました。終わったあとは手にあまり力がはいらず指が震えていました。時間の経過がとても早く、夢中になっていました。また来たいと思いました。」

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最後に部紹介をさせてください。

 山岳部は、山を歩き、山で食事を作り、山で宿泊する活動をチームとしてできるようになることを目指す部活動です。普段関わることのない非日常を体験したい人、自然が好きな人、高校から新しいことを始めてみたい人(2・3年も全員が初心者でした)、絶景を見てみたい人、ご飯を美味しく食べたい人などそれぞれの興味に合う部分が必ずあると思います。明倫高校の新入生の皆さんで、興味のある方は、ぜひ、部活動勧誘期間に見学に来てください。活動内容の説明を行っています。(活動場所は、入学後、教室掲示をご覧ください)

山岳部(2024年度)

【山岳部】令和6年度石川県高等学校夏山登山大会

 本年度夏山大会として、8月1日(木)~5日(月)の日程で薬師岳(2926m)へ縦走登山を実施しました。
 登山行動開始地点の立山室堂が2420mあり、最終日以外は2000mを下回らない涼しい場所を歩く計画でしたが、5日とも晴れ、良すぎる好天でした。風は涼しく心地よいのですが、日差しが強く歩いていると風がない箇所では、非常に暑く感じました。
 そのような状況の中、連日、予定よりも1時間程度早く出発し、暗い中歩き始めることでお昼ごろまでには宿泊場所へ到着するよう計画を変更しました。この変更は部員による発案でしたので、顧問としては成長を感じた部分でした。
 今回のルートは、基本的に稜線をだどり縦走するもので、景色を眺め続けながら歩くことができます。また、スタートの段階から目的地である薬師岳を遠望することができ、徐々に近くなっていく様子を楽しむことができました。
 生徒は、普段以上に重い荷物に苦しんだ部分がありつつも景色を楽しむ様子が見られました。そして、炊事をスムーズにすすめられるようになってきており、特に炊飯をマスターした部員が登場したこと(標高が上がると炊飯は沸点の関係で難しくなります)は、顧問としてうれしく感じます。
 今回の行動は以下のようなものでした。

 ≪1日目≫ 立山室堂 → 雷鳥沢野営場(泊)
 ≪2日目≫ 雷鳥沢野営場 → 一ノ越 → 獅子岳 → ザラ峠 → 五色ヶ原キャンプ場(泊)
 ≪3日目≫ 五色ヶ原キャンプ場 → 越中沢岳 → スゴ乗越 → スゴ乗越小屋キャンプ場(泊)
 ≪4日目≫ スゴ乗越小屋キャンプ場 → 間山 → 北薬師岳 → 薬師岳 → 太郎平キャンプ場(泊)
 ≪5日目≫ 太郎平キャンプ場 → 三角点ベンチ → 折立(下山完了)ここからバス・電車にて立山駅へ

 ※歩行距離:34km

 

以下、参加部員の感想です。

「1日目は他の日と比べると行動時間1時間というとても簡単なコースでした。舗装された道の脇にはチングルマがたくさん咲いていてとても可愛かったです。テント設営では自分達5人用テントの設営後に6人用のテントの設営を手伝うことが出来たので良かったです。炊事では明倫山岳部伝統パターンとなっている鳥野菜味噌鍋を作りました。何回も作っているので1時間程でできました。味噌を溢すというちょっとしたハプニングもありましたが美味しくできたので良かったです。」

「初めての夏山大会でした。先輩達から「めっちゃきつい」とばかり聞かされていたので最初は心配していたけれど、実際に行ってみるときつい場面もあり、楽しい場面もありで行ってよかったと思えるような登山になりました。
特に印象に残っていることは2日目で、初めて鎖やハシゴを登山で使ったことです。それほど急な場所は登ったことがなく少しおびえつつも、徐々に慣れてきて無事渡りきった後で後ろを振り返るとこんな道を通ってきたのかと楽しい気持ちになることが出来ました。3日目からは小屋でジュースやラーメンなど食べれて、その味はそこまで登りきったからこその美味しい味でした。今回みたいなきつい登山は初めてだったけど景色もよく無事に登りきることができていい経験になったとおもいます。」

「3日目は五色ヶ原キャンプ場から出発しスゴ乗越小屋へと行くルートとなっていて、自分はこの日の担当だったから先頭に立ってみんなの歩くペースを考えて登ることができたと思う。4日目も晴れていてとても暑かったけど頂上付近では風が吹いて気持ちよかった。テント場に着いたときには天気が怪しかったけどまたすぐに晴れだしてよかった。最終日の5日目では太郎平小屋から折立へと約3時間の下りとなった。全員、最終日なのもあって疲れがでていた。山とは違って下の方では気温がとても暑くて辛かったけどなんとか乗り越えることができた。今回の夏山大会を通してよかった点は晩御飯がどの日も美味しかったことで、反省点としては、下るスピードが遅かったことと滑っている様子が多々あったので歩き方を覚えることだと感じた。」

「午前2時、我々はスマホのバイブレーションと共に起床。各員食事をとり、寝袋やエアーマットを片付けて眠気を殺す。3日連続でテントの撤収作業をしているのだ、全て問題ない。撤収作業の後は荷物のパッキングだ。詰める。整える。その繰り返し。ザックの形を綺麗にしたいところだが、4日目となると難しくなってくる。準備ができたら行動開始だ。暗い空間にヘッドライトの明かりを頼りに歩いていく。決して易しい道ではない。山は誰にでも平等に過酷なのだ。5時20分頃、間山の山頂付近で日の出を見た。ほんの少しだけ元気が湧いてきた。今日は淡々と登れるような気がした。1時間後の休憩に我らが顧問の先生が2個のリンゴを持ってきてくれた。切り分けた果実の片方の様に、あの時あの瞬間にはきっと先生のリンゴが必要だったのだ。味の感想はジューシーだった。切り立った岩の上を足を捻らずにザックにぶつけないよう気をつけて歩いた。岩に描かれた印を頼りに歩き続けると今回のメインである薬師岳を完全に捉えた。そこからは黙々と進み続け、薬師岳登頂を果たした。山頂は心地良かった。過ごしやすい気温の中そう感じていた。行動食のパンや水が下界よりも美味しく感じる。ここに辿り着くまで擦り傷や足を軽く捻るなどのトラブルもあったが自分たちの足で登ったのだ。この事実は自分にとって新たな自信となった。その後下山し太郎平キャンプ場に着いた。お昼ご飯には太郎ラーメンを食べた。このラーメンを食べるために頑張ってきたのかもしれないと思った。晩御飯にはバジルソースパスタとスープを食べた。太郎ラーメンが美味しすぎたせいで晩御飯が微妙に感じてしまった。長い一日で辛いことも沢山あったが、充実した日だったと思う。山での絶景もすれ違う人たちとの挨拶も気分が上がる要素と思えたのは自分の成長と言えるだろう。登山をしなかったらこんな気持ちに気づかなかったと思う。僕たちに関わってくれた全ての人たちに感謝したいと思った。」

「完結に感想を述べると「疲れた」でした。まず疲れていたせいで終わった時は達成感より終わったという安心感しかありませんでした。4泊5日のテント泊ではその日の疲れが取れず足の痛みや喉の渇き、太陽の暑さと戦いながら歩いていました。3日目はこの5日間で一番大変でした。最初に先生が「今日は休憩日」と自分に希望を持たせるような発言も相まって精神と肉体にかなりの負担がかかりました。逆に最初から一番キツいと思っていた薬師岳に登る4日目が、道が開けていて景色を見ることが出来たことと、「今日が終われば明日下るだけ」という精神的な余裕があったことにより、本格的な登山活動で一番楽でした。ここまでずっとネガティブな内容になっていますが、この夏山大会を経て成長はできたと思います。」

「今回の夏山大会ではこれまでの登山とは違い4泊5日という長い時間の登山だったのでとても疲れを感じたけどいい経験になりました。1日目の登山は室堂から雷鳥沢までの歩きで1時間でつく楽なコースだったので体力はあまり使いませんでした。人がとても多くて景色も綺麗でした。2日目は一番きついと聞いていたので気合いを入れて登りました。早朝の出発で、暗い中スムーズに準備できたことが良い点だと思いました。2日目のコースはこの日の宿泊地、五色ヶ原キャンプ場がずっと見えていたのに歩いても歩いても近づかないので精神的にも体力的にもつらかったです。3日目は休憩日と聞いていたので少しは楽かなと思っていたけど個人的には一番きついと感じました。気温も暑く足をつって心が折れそうでした。けど、小屋の肉うどんを食べると結構回復しました。4日目の登山では薬師岳の頂上まで行く日でした。4日目もとてもきついと覚悟していたけど標高を上げるにつれ、涼しくなり、景色がとても良く、案外疲れませんでした。天気に恵まれました。太郎平小屋で食べた太郎ラーメンは美味しかったです。5日目は基本的に下りだけで楽でした。バスに余裕を持って間に合って安心しました。帰りに寄った温泉がとても気持ち良かったです。」

《1日目、雷鳥沢野営場にて、立山を望む》

《2日目、浄土山付近にて、薬師岳を背景に》

《ザラ峠への下り。右は立山カルデラの崩落、正面は五色ヶ原》

《3日目。鳶山を越えて越中沢岳を目指す。正面には薬師岳、まだまだ遠い》

《3日目、越中沢岳山頂にて、背後は赤牛岳》

《4日目、薬師岳へ最後の登り、背後には北薬師岳からの稜線》

《4日目、薬師岳山頂、4日間歩き続けた目的地》

《4日目、炊飯の様子》

《5日目、下山完了》