R8.7.8
本日の「総合的な探究の時間」では、来週の「探究の日(3コマ)」に控えたテーマ発表に向けて、本格的な準備を行いました。1学期は授業時間数が限られており、タイトなスケジュールの中での準備となっていますが、生徒たちは今日も活発な議論を交わしていました。
そんな中、本校に新しく導入された「3Dプリンタ」をさっそく活用している班があります。
自然科学コースの「ストローより飲みやすい形はないのか?(仮)」をテーマにする班では、オリジナルのストロー作りに挑戦!3Dプリンタでは、さまざまな図形を組み合わせたり、長さや高さを細かく調整したりしながら、イメージしたものを形にしていきます。
初めは戸惑うかと思いきや、生徒たちは抜群の吸収力ですぐに操作をマスターし、思い思いの試作品を完成させていました。

また、人文科学コースの「生徒の力で発電して、学校の電力をまかなえないか?(仮)」班では、実際に発電機を回して作られる電力を測定しました。この結果をもとに、「全校生徒で発電した場合、どれくらいの電力量になるのか」という一歩踏み込んだシミュレーション(計算)に取りかかっています。

自分の興味を大切に、探究を突き進めるのは非常に楽しい経験です。探究はプロセス。自分の興味をとことん突き詰めていきたいものですね。
R8.8.3
7月24日(金)、今年度も「海外に進出している県内企業研修」及び「革新複合材料研究開発センター(ICC)見学会」を実施しました。今年度は2年生の希望者61名がそれぞれ金沢工業大学革新複合材料研究開発センター様、金沢村田製作所様、渋谷工業様、直源醤油様を訪問し、施設内を見学させていただいたほか、講義や体験談などをお伺いしました。
<金沢工業大学革新複合材料センター>
炭素繊維複合材料(CFRP)は鉄よりも軽くて強くかつ錆びない最先端材料で風力発電のブレードなど様々な用途への活用が期待されています。革新複合材料研究開発センターはその量産化を研究する日本有数の拠点です。研究員によるCFRPに関する講義の後、研究所内の研究施設や製造工程(木材の端材による食器づくりなど)の実演を見学しました。また、ドイツの研究機関も入る所内には至るところに化学式や数式が書かれたホワイトボードがあり研究所ならではの雰囲気を実感することができました。

生徒の感想
・複合材料についての説明を始めて聞いて、とてもおもしろいものだと思った。いろいろな工夫があり興味がわいた。
・所内のホワイトボードにたくさん実験結果が書いてあり探究意欲がわいた。
・熱硬化樹脂と熱可塑性樹脂の違いが分かって興味深かった。
・リサイクルされた木くずによる器制作をみて、資源が枯渇している現在において素晴らしい技術だと思った。
・今回の訪問で研究所や研究者の仕事の実感がわいた。
・日常に溢れている複合材料の研究所が全国で2箇所ほどしかないというのが驚きだった。複合材料がもっと多くの人に広まったらいいと思った。
・大学の学部や将来の職業について考える良いきっかけになった。
・金属に代わる次世代の複合素材は非常に高い可能性を秘めていると感じました。
・複合材料というものを初めて聞いたし、個々の材料の特徴を捉えて、組み合わせることで長所や短所を補うことが出来るのだと分かりました。
・複合材料を知らなかったのでとても勉強になった。物には必ず欠点と良いところがあるから、組み合わせてより良い素材を作れるのは凄いことだと思う。
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<金沢村田製作所>
金沢村田製作所は、皆さんのスマホに100個近くは搭載されている「SAWフィルタ」(必要な電波をより分ける装置)の世界トップシェアを誇る企業です。半導体は今や国家の浮沈を左右する戦略産業ですが、その最先端をいく企業においてナノレベルのごみも許さないクリーンルームや精密制御されたロボット実演を見学しました。日本のものづくりの底力を感じ取れました。また、半導体開発に携わる研究員(本校OG)からの体験談もお聞かせいただき、自身のキャリア形成の参考にもなりました。

生徒の感想
・実際に村田製作所の技術を見てとても将来性を感じた。目に見えないレベルの加工が私たちの身の回りの製品に大きく影響しているのだと知って、そういった仕事への興味を深めるいい経験になった。
・実際に見学して、電子部品は想像していた以上に小さく、クリーンルームで高い技術を使って製造されていることが分かった。
・SAWフィルタが世界シェア約50%を占め、多くのスマートフォンに使われていることが印象に残った。また、気圧センサーや加速度センサーなど、普段何気なく使っている製品に村田製作所の技術が活用されていることを知り、ものづくりの重要性を改めて感じた。
・ロボットの研究を見せていただいたり、海外を担当されている方の日本とは違う部分の話であったりを聞けてすごくためになった。
・とても緻密な作業をしていて技術力の凄さに驚いた。また社員さんの雰囲気も良くて良い企業研修になった。
・とても小さな部品を精密にたくさん作っていてゴミとかが極限まで減らされた部屋で製造されていてすごいと思った。
・桜丘OGの方の話を聞いて、大学時代の専門と違っても活躍できるという事がわかった。
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<渋谷工業>
渋谷工業は地元本社の製造業では売り上げナンバー1のものづくり企業です。飲料や医薬品を充填する機械を製造しており、同社が開発した殺菌技術は圧倒的な競争力を持ち、国内シェア90%のボトリングマシーンを世界100か国以上に輸出するトップメーカーです。生徒はペットボトルに毎分1200本詰める大型産業機械の迫力に圧倒されました。工場内の空調がよく効いていることにも目が行ったようです。また、本校OBで海外事業を手掛ける社員の方からも海外事業の立ち上げの体験談もいただき向学心を刺激されました。なお、災害時には飲料を素早く大量に届けることが大事ですが、同社の技術はこれを支えています。

生徒の感想
・とても幅広く身近なものにも多く関わる企業だと知り面白かった。また、様々な分野に対応していて、大学のどの専攻かもあまり関係なく働けているのがすごいなと思った。従業員にも優しい企業で、世界にも手広く貢献している素敵な会社だと感じた。
・工場内でつくられている機械はお客様のニーズにあわせたオーダーメイドであり、企業の要求をもとに一年以上かけて製作されていると知り、こだわりと丁寧さがあると感じた。
・渋谷工業の製品が国内で9割もシェアがあることに驚いた。それは、できるだけコストを抑えるための電線による無菌化技術や製品をパッケージにたくさんしきつめれる技術などの工夫によることが分かった。
・澁谷工業は受注生産、オーダーメイドで製品を開発・製造しているときいて、1つ1つの会社のニーズに応ようと努力してきた結果が今の世界有数の技術力や信頼に繋がっていると思った。これは幅広い分野のことを学んだ人が一つの企業にいるからなのだと思った。
・石川で2番目に売上(製造業では1番)がある企業だと知らなかったし、意外と近くにある企業が自分の生活の身近なものをつくっていて、とても驚いた。そんなすごい企業でもそれだけにとどまらず日々新しいものを作り上げようとしていて感激した。
・初めてこのような機械製造の工業企業を見て良い経験になった。日本企業の工業生産の質の高さも肌で感じることができた。これからの日本の強みを考えるうえでも良い話を聞くことができた。
・実際に訪問してみて、私たちが飲んでいる飲料が早く手元に届くのは、渋谷工業の機械の生産力のおかげであることがわかった。
・工場内にとても空調が効いていて、社員が働きやすい環境作りをしているということが分かり、とてもすばらしいと感じた。
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<直源醤油>
直源醤油では、醤油の製造工程を学び、実際に工場内を見学しました。その後、社長(本校OB)直々に、これまでにどのような商品を開発し、海外市場へ販路を拡大してきたのかについてお話を伺いました。人口減少や和食離れによる国内消費の減少、後継者不足といった問題に直面しながらも、時代に合わせてしなやかに発展してこられたことが分かりました。
また、社内に掲げられていた「味と香りにたくして伝統の心をあなたに」という企業理念も強く印象に残りました。海外市場へ進出するなど変化が求められる現代においても、商品の味を長年変えないよう、また、時には地元の他社のブランドが消失しないよう支えるなど、伝統を守り続けている姿勢に深く感銘を受けました。

生徒の感想
・直江社長の醤油の味を変えずに守り続けたいという思いがとても印象に残った。代々の社長のそのような思いがあるからこそ、地域の人々が温かく支援したり、直源醤油の良さが広まっていったりしているのかなと感じた。
・普段みえない醤油が売られるまでの工程や努力をたくさん知ることができてよかった。
・醤油ソフトクリームのあのおいしさは伝統を守ってきたことと味のこだわりがあって生まれているものだと感動した。
・地域の伝統に対する思いがとても伝わってきた。味を変えないようにしているところが購入者への愛を感じた。
・社長がすごく革新的で、取り扱う商品を大きく増やしたり海外へ社長自ら発信されたりしており、生産量が減少していくなかで醤油を多くの人に味わってもらうための工夫をされていた。
・アイディアで溢れている会社だなと感じた。パッケージの工夫や捨てやすい工夫などお客さんに寄り添った商品を作っているのだとわかった。
・海外に進出するために、国ごとの好みに合った味を研究し、社長自らが海外の店頭に立って話すなどのアクションをおこしていることがわかった。
・海外の国ごとにその国にあった醤油を開発して売っているとわかった。(アメリカでは生姜風味など)
・海外にも日本の味と変わらない醤油を売ると思っていたけれど、外国人向けに外国人好みの味を研究しそれに近づける努力をしていると知り驚いた。
・醤油を海外で売ることの難しさを知ることができた。(見た目で判断されてしまう、輸送のためのコストなど)
・今の会長の代から海外展開を始めたと聞いて、現状維持で安定を求めるのではなく、果敢にチャレンジして自分から機会を見出すことの大切さを学んだ。業の工業生産の質の高さも肌で感じることができた。これからの日本の強みを考えるうえでも良い話を聞くことができた。
・実際に訪問してみて、私たちが飲んでいる飲料が早く手元に届くのは、渋谷工業の機械の生産力のおかげであることがわかった。
・工場内にとても空調が効いていて、社員が働きやすい環境作りをしているということが分かり、とてもすばらしいと感じた。
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R8.7.22
7月22日(水)、「能登フィールドワーク防災学習研修」に1年生希望者63名が参加しました。令和6年能登半島地震の被災地を訪問し、災害とその復興に関するフィールドワークを通して、防災学習の推進を図ることが目的です。各地で講師の方のお話しを直接伺う機会を得ました。バス内でも塚脇真二博士の地震や景観、歴史的経緯等の解説を聞いてさらに理解が深まりました。
以下は生徒たちの感想の抜粋です。


R8.7.14
本日5〜7限は「探究の日」でした。生徒たちはそれぞれのテーマに合わせ、金沢駅でのインタビューや店舗訪問へと外出する班、実験を行う班、リサーチを進める班、そしてクラスメイトや教員に向けて中間発表を行う班など、それぞれの場所で主体的、活動的に取り組みました。
そんな中、アンケート調査を計画しているある班と先生との間で、熱い対話が交わされていました。
「そのターゲット選定は本当に適切なのか?」
「その質問項目で、本当に知りたい内容を聞き出せるのか?」
「すでに似たような統計データが存在しているのではないか?」
「そもそも、このアンケートは本当に必要なのか?」
先生からの鋭い問いかけに、生徒たちは真剣に頭を悩ませていました。一見厳しい指摘のようですが、これこそが彼らの思考をもう一段深くするための大切なプロセスです。
情報をうのみにせず、前提を疑い、物事を多角的に捉える「クリティカルシンキング(批判的思考力)」を育むこと。それもまた、本校が大切にしている探究学習の大きな目的の一つです。

R8.7.14
本日5~7限、人文科学コースにおいて、北陸先端科学技術大学院大学から16名の留学生をお招きし、交流研修を行いました。
研修では、「自己紹介と課題研究テーマの発表」を3セッションにわたって実施しました。生徒たちは「自分の研究内容を本当に英語で伝えられるだろうか」と不安を抱えながらのスタートでしたが、留学生の皆さんの温かいサポートに助けられ、全員が堂々とテーマを英語で発表することができました。また、さまざまな視点から有意義なアドバイスをいただくことができました。
閉会式では、留学生の方から「高校生が自ら社会問題を解決しようと取り組む姿に感銘を受けた」という嬉しい感想もいただきました。今回得られた多様な視点を活かし、これからの課題研究がどのように発展していくのか、生徒たちのさらなる成長が楽しみです。
<生徒からの感想>
・今まではなるべくミスを減らせるように英語を話していましたが、時間がかかっても、間違えても良いからとにかく伝えられるように話そうと意識することができました。
・言いたいことを英語にして言えなかったり、単語の意味がわからなくて聞き取れなかったりして悔しかったので英語の勉強意欲が高まった。
・様々な国の人と英語で会話をして通じなかったこともたくさんあったが、伝えようとする姿勢があれば相手も頑張って理解しようとしてくれることがわかった。
・同じ質問をしても、それぞれ違った視点で答えてくれたのでとても考えの幅が広がった。
・他国の人と会話するのが楽しかった。もっと英語を勉強して、いろんな人と話したい。

R8.7.14
7月14日(火)の5〜7限に、「総合的な探究の日」を実施しました。
1年生は、5・6限に大学広報担当者になりきって、「学部学科の説明」を行いました。発表者としてわかりやすく伝え、聞き手としては議論を深める質問をすることを目標に活動に臨みました。説明する相手を変えて発表を重ねるごとに、生徒たちからは「手応えを感じた」という意見が多く聞かれました。
7限目は、石川県立大学 附属生物資源工学研究所 ゲノム情報利用技術教育センターの中谷内修先生を講師にお迎えし、「探究活動とは何か」と題して視聴覚室にて講話をうかがいました。本校で長年、探究活動アドバイザーとして支援してくださっておられる中谷内先生は、探究活動と多様性を絡めて、その意義についてお話ししてくださいました。
探究活動は「自分にとって価値のある問いと出会い、その問いを通じて世界に意味を見いだそうとする試み」であるからこそ、「異なる試み」や「異なる関心」が非常に大切であること、そして探究の時間こそが「自分にとって価値のある問い」と出会う大切な時間であることを学びました。
最後に、探究推進課の嶋田先生からも、2学期から始まる「社会人と考える会」に向けた探究活動の心構えや大まかなスケジュールの説明がありました。
夏休みを前に、探究活動の重要性について理解を深める一日となりました。


R8.6.17
本日の「総合的な探究の時間」では、7月に開催される「テーマ発表会」に向けての説明が行われた後、生徒たちの探究活動(対話)が本格的にスタートしました。
今年度も金沢大学の学生の皆さんがメンターとして参加してくださるほか、校内の様々な先生方も見守る中、生徒たちは堂々と自分の考えを言葉にしていました。

また、授業外でも自発的に集まり準備を進めてきた「ビジネスプランコース」の生徒たちは、本日、外部のメンター(現役のビジネスパーソン)の方とオンラインで面談を実施。プロの視点からの貴重なアドバイスに、生徒たちは「今後の方向性に光が見えた」と大きな刺激を受けていました。
7月の発表会に向けて、ここからさらに探究を深めていきます。

R8.5.27
本日の昼休み、課題研究班のグループ分け(班編成)の発表が行われました。その後、7限の「総合的な探究の時間」では、各コースに分かれての活動が本格的にスタートしました。
生徒たちは、コースごとに担当の先生から説明を受けたあと、アイスブレイク(仲良くなるための活動)により緊張をほぐし、話し合いを始めました。
各班でファシリテーター(進行役)を決め、それぞれの興味をシェア。お互いの共通点を探しながら対話を重ねました。どの班も非常に活発に議論ができており、これからの活動が楽しみになる好調な滑り出しでした。
まずは、7月中旬に予定されている「テーマ発表会」を最初の目標に見据え、探究を深めていきます。
💡 「ビジネスプランコース」を新設
さらに今年度は、意欲ある生徒たちが集う「ビジネスプランコース」を新たに開講しました!
最初の締め切りが「7月7日」と大変タイトなスケジュールですが、生徒たちのモチベーションは最高潮です。「チャレンジしたい!」という強い気持ちから、授業時間外であっても自発的に集まり、熱心に議論を重ねる頼もしい姿が見られました。
それぞれの目標に向かって突き進む生徒たちへの応援を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

R8.5.15
5月15日(金)7限の「総合的な探究の時間」では、視聴覚室にて、探究推進課の先生方によるモデルプレゼンテーションが行われました。
1年1学期の探究活動のメインは、秋の文理選択に向けて、自分たちの進路について考えることです。そこで、本日から、4人1グループとなり、学部学科調べを開始しました。7月には大学の広報担当になりきって、担当学部の魅力を様々な視点からプレゼンテーションを行います。大学のHPだけでなく、文献等の信頼できるデータを使い、わかりやすいプレゼンを目指します。
また、6月12日(金)には、金沢大学学部学科説明会があります。大学の先生方から、直に詳しいお話しを伺うことができるので、さらに理解が深まります。たくさんの発見がありますように!

R8.5.13
本日の「総合的な探究の時間」において、自然科学コースでは、前回生徒から出た10のテーマに基づき、自分たちで課題研究の班分けを行いました。
以下のポスターは、各テーマをもとに生成AIが作成した「映画のポスター」です。ここには、今後の研究の方向性のヒントになりそうな情報が散りばめられています。

一方、人文科学コースおよび普通クラスは視聴覚室に集まり、探究推進課からのガイダンス(「ダブルダイヤモンドで探究しよう」と「グループワークのお作法」)を受けました。
ダブルダイヤモンドとは、思考の「発散(広げる)」と「収束(絞り込む)」を2回繰り返すことで、本質的な課題解決へと導くデザイン思考のフレームワークです。まず真に向き合うべき「正しい課題」を見極め、次に多様なアイデアから「最適な解決策」を創出します。
ガイダンスにてテーマから「問い」を生み出す実演を見た後は、教室に戻り、自分のテーマから問いを生み出す作業を行いました。

