新着情報
学校だより(更新情報)
衛生看護科3年生(公立能登総合病院、独立行政法人 国立病院機構七尾病院)
1年生に引き続き、高校3年間のまとめとなる大切な老年看護臨地実習を行いました。
老年期の対象を受け持たせていただき、対象に必要な看護について一連の看護過程を展開する実習でした。被災により水を存分に使用できない中での対象への清潔ケア(手浴や足浴、清拭、洗髪等)は、ケアの目的を達成するためにより良い方法を工夫することが求められました。限られた環境の中で対象にとって最も良いケアを提供するための思考力とケアを実践する技術力がとても必要な力なのだと実感しました。臨地の看護師さんの瞬時の判断力と実践力にとても感動し、「私たちも臨床判断力を高めていかなければ!」と強く心に残る実習となりました。
また、被災により病院への実習に参加できなかった生徒は、オンラインで災害看護の実践をしました。田鶴浜高校の避難所の被災者を対象にフェイズに応じた看護の実践を考え、避難所生活で起こりやすい疾病とその予防についてオンラインで健康教育を行いました。塩分過多やビタミン・食物繊維不足になりがちな食事の工夫、自律神経優位で緊張状態のストレスを解消するストレッチ、深部静脈血栓やフレイル予防のための運動等を実践し、被災者との一体感のある看護実践になりました。私たちとの交流を通して緊張し張りつめていた心身を、ひと時でもリラックスできるようにと願っての実践でした。体操やクイズでは、皆さんの笑顔が見られ、生徒も笑顔になる良い時間となりました。
衛生看護科1年生(公立能登総合病院)
地震により通学ができない生徒が多く、高校で全員揃っての授業が難しい状況ではありましたが、看護職を目指す私たちにとって欠かすことができない基礎看護臨地実習を行いました。保護者の全面的な協力を受け、安全な登校をサポートしていただいての実習です。
目的は、地域における病院の役割と機能、病院で働く多職種の役割と看護における連携、看護の専門性について学習することです。一部の被災生徒は、参加できませんでしたが、オンラインでつなげての実習です。対面している生徒とともに質問や感想、指導者さんとの意見交換を行い、充実した実習になりました。
令和6年能登半島地震により本校の校舎と同様に実習病院も甚大な被害を受けました。
ライフラインの復旧がままならない中、実習病院である公立能登総合病院と独立行政法人 国立病院機構七尾病院では、「将来を担う看護職育成のために」と、私たちに学習するための環境を提供してくださいました。多くの方々の支援とご指導を頂きながら、無事今年度の看護臨地実習を終えることができました。
被災によりいつもとは異なる限られた環境で、対象にとって最大限の看護を提供するにはどうすれば良いのかを考え実践する難しさを体験し、看護の面白さや奥深さを実感しました。
これらの学びは、間違いなく看護の実践力の向上につながると確信しています。ご支援いただいた方々と被災された多くの方々のためにも私たちは、今後も「能登を支える質の高い看護の実践者」になる努力を重ねていきます。
2月20日に、現在鹿西高校で授業を受けている健康福祉科1・2年生が、田鶴浜高校の校舎に登校し、2ヶ月ぶりに教室で授業を受けるとともに、避難所の見学・体験学習を行いました。
2ヶ月ぶりに学校に登校した生徒は「静かな学校で少しさみしい。前みたいに賑やかな学校に戻ると嬉しい」と話してくれました。しかし、授業が始まればみんな元気に一生懸命に学ぶ姿が見られました。
避難所見学・体験学習については避難所の運営統括を行う水野様からお話を伺うと共に、避難所内を見学することで、生徒は非常時における生活を継続するためにどのような工夫がされているのかを学ぶとともに、与えられた状況下で、可能な限りのQOLの向上を目指して考え続けることの大切さを感じたようでした。
また、2年生は生活をされている方々や、運営されている方々にハンドケアを実施しながらお話を伺いました。
避難所見学やハンドケアを通して生徒は「生活の質を向上させるために驚くような工夫がされていることが分かりました」「話しながらハンドケアをしていると時間が経つのがあっという間でした」「テレビを見ているだけでは分からないような避難所の現実的な部分や設備を見ることができてとても良い経験ができたと思いました。今日得た知識を将来必要な場で生かせるようにしたいです」と感想を述べてくれました。
2ヶ月ぶりの教室での授業に対しても「見慣れた景色で、友だちと勉強できると安心しました。やっぱり田鶴浜高校って良いなと思いました」と語ってくれました。
衛生看護科が看護教育棟で、健康福祉科が鹿西高校の校舎をお借りして対面授業を開始してから1週間が経ちました。環境が変わり最初は戸惑っている様子が見られた生徒も、落ち着いて授業に取り組めるようになりつつあります。
2月15日、健康福祉科1年生が生活支援技術の授業で、福祉レクワーカーの宮西好子先生から、レクリエーションについての講義・演習を受けました。紙コップに洗濯ばさみをつけて倒さずに積み重ねていく「紙コップ洗濯ばさみタワー」や、サイコロで出た目の数字をカルタのように取り合う「脳健サイコロ計算ゲーム」などの体験をしました。
最初はルールの通りにレクリエーションを行い笑っていた生徒ですが、「このゲームにルールや工夫を追加して面白くするならどうする?」という問いに対して生徒は真剣に考える様子が見られました。
生徒たちは紙コップや洗濯ばさみなど、日常の中にあるものでも工夫次第で「レクリエーション」になるのだと気付くことができたようでした。