被災のリアル

No.2 被害想定について

2026年5月5日 19時12分

石川県では「県立学校における防災対応力の強化」を目的に、令和7年度より地域ごとに防災拠点校を置き、少なくとも学期に1回防災教育を行い、連携校と共有する取り組みを始めました。

石川県学校防災アドバイザーの青木賢人金沢大学准教授によると、まず防災計画の充実にあたっては被害想定の「適切な見積もり」が重要と指摘しています。(以下青木准教授の講義を参考)

①活断層との位置関係を確認

活断層と学校の位置関係を知るには「地理院地図」を使用します。

サイトを開いたら、左上の「地図」をクリックしてください。「土地の成り立ち・・」「活断層図」「活断層図(都市圏活断層図)」を順にクリックしていきます。

地図上に数多くの赤い枠が表示されます。学校周辺を拡大表示してください。

表示された赤実線、赤破線、赤点線が活断層の位置を示します.30~50m程度の幅を持たせて重なりを判断してください。赤網掛けは撓曲変形です。この上も構造物被害が生じます。

活断層の直上に学校ある場合は震度想定は7となります。

もっとも奥能登にはこの地図で対象になる活断層はないそうです。すべてが把握されているわけではないということです。

②学校が活断層の直上にない場合

防災科学技術研究所「地震ハザードステーション」からJ-SHISマップを起動し、「想定地震地図」のタブをクリックしてください。
左側のコラムにある「震源断層」にチェックを入れ、学校周辺を拡大してください。
地図中から対象となる活断層を選んでください。
表示された震度分布で、学校の震度分布を確認してください。
右クリックで画像が保存されます。後で確認できるように保存しておいてください。

対策を立てる時の基準として、確認できた最大震度の一つ上の震度階を採用するそうです。
最大の震度が5弱なら震度5強で、最大震度が6強なら震度7で対策をたてるということです。

想定震度がわかったら、どのような被害が想定されるかを「気象庁震度階級関連解説表」で確認しましょう。

地震ではありませんが、「ハザードマップポータルサイト」という特定の地域の災害リスクを知ることができるサイトもあります。

この方法を知っておくと、自分の学校だけではなく、修学旅行などあまり慣れていない土地に行く場合でもどのような災害リスクがあるかを確認できます。

このように、情報はすでにインターネット上にあるので知らなかったという言い分は通らないと思った方がよいでしょう。