少林寺拳法部
インターハイ組演武ベスト16への道のり③
進路活動で忙しい時期も、夕方の道場には凛とした空気感の中で練習に打ち込む二人の姿がありました。そして迎えたインターハイ当日。各県の強豪校が集う独特の雰囲気の中、二人は物怖じすることなく自分たちの演武を披露しました。初日の「自由組演武」を終えて結果は6位。決勝進出のボーダーライン(上位4組)に食い込むには、翌日の「規定組演武」でどうしても「あと2.5点」が必要でした。
苦手な技もギリギリまで念入りに確認し、迎えた勝負の2日目。 後輩たちが見守る中、練習通りの演武を披露しました。
表示された得点は——「257.5点」。
目標としていた点数を叩き出し決勝進出を果たしました。応援席からは歓声が上がり、昨年先輩たちが成し遂げられなかった「全国ベスト16(決勝進出)」を達成しました。
その夜、ホテル近くの公園で最後の微調整を行い、万全の態勢で臨んだ決勝演武。入賞はできなかったものの、コートから戻ってきた二人はベストをつくした顔をしていました。部活動に捧げた3年間、本人たちが一番努力を重ねてきましたが、その姿を温かく見守り支えてくださった保護者の皆様、一緒に練習してきた3年生、そして後輩たちの応援があったからこそ掴み取れた結果です。心より感謝申し上げます。また、今大会を通して他校の選手たちとお互いを全力で応援し合い、マナーや振る舞いを高め合えたことも選手たちにとって大きな財産となりました。3年生はこれで引退となりますが、この経験と伝統は必ず1、2年生へと引き継がれていきます。今後とも本校少林寺拳法部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。
インターハイ組演武ベスト16への道のり②
動けない2週間、中川は1年生への指導や団体の動きの改善など、今自分ができることに取り組むことでチームを支えました。一方の上野も、鏡の前に独り立ち、隣に中川がいることを想定しながら汗をかきながら練習をする力強い姿は、周囲の誰もが胸を打たれるものでした。2週間後、遅れを取り戻すように練習に打ち込む二人の姿は、いつしか部活全体を巻き込んでいき、なかなか6人が揃わなかった団体チームも一つになり、チーム全体が盛り上がってきました。
迎えた県高校総体。会場に漂う緊張感の中、練習時間が短かった不安を抱えつつも、お互いを信じ抜いて挑んだ結果、見事にインターハイ出場の切符を獲得しました。続く北信越大会では組演武で3位、団体でも2位と輝かしい結果を残しました。引退を控えた時期になっても、自分たちの練習の合間に後輩へ親身に教える二人の姿は、後輩たちにとって頼もしい存在でした。
インターハイ組演武ベスト16への道のり①
日頃よりご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。 今年度のインターハイにおいて、本校少林寺拳法部の中川穂南・上野杜和子組(3年)が女子組演武にて見事「決勝進出(全国ベスト16)」を果たしました!
昨夏のインターハイ、先輩方の背中に引っ張られる形で団体のメンバーとして全国の舞台に立った中川穂南と上野杜和子。新年度を迎え、二人は部長・副部長として「今度は自分たちがチームを引っ張る」という強い決意のもと、新チームをスタートさせました。しかし、現実は甘くはなく、目指していた団体出場は叶いませんでした。3月の全国選抜大会でも全力を尽くしながらも思うような結果は出ませんでした。そんな中迎えた春、嬉しい出来事がありました。1年生が9名も入部してくれたのです。部内にはフレッシュな風が吹き込み、活気が満ちあふれました。しかし一方で、部員たちをまとめることに時間を取られ、自分たちの練習時間が思うように確保できななりました。さらに、演武の構成を一から見直し練習に励んでいた矢先、中川が2年生の時に痛めた腰痛が再発し、だましながら練習をしていましたが、とうとうドクターストップがかかります。大会1か月前に突きつけられた「2週間の完全練習中断」。焦りと申し訳なさから、中川は上野に苦渋の決断を口にしました。「私と組んでいたら、杜和子までインターハイに行けなくなるかもしれない。単独演武で目指してほしい。」それを聞いた上野は、頭が真っ白になりました。「なんでそんなこと言うが—。」お互いを想うからこそ出た中川の言葉。その思いを受け止めたいけれど、受け止めきれない上野の葛藤。互いの気持ちを確かめ合うように言葉を交わしました。お互いを想うからこそすれ違う心。「迷惑をかけたくない」と泣く二人に、「生きている以上、誰もが誰かに迷惑をかけながら生きている。お互い様なんだよ。大事なのは、最後にお互い『二人でやりたいか、やりたくないか』じゃないのかな。」と背中を押すと、二人の迷いは消えました。「二人で、組演武でインターハイに行く」——固い絆を再確認した瞬間でした。②へ続きます。
少林寺拳法部!集大成の夏。3年生が振り返るインターハイ
インターハイに出場した3年生より、大会の感想とこれまでの活動の振り返りが届きました。 支えてくださった皆様への感謝と、後輩へ向けたメッセージを掲載いたします。