カウンセラー教員養成研修講座
2012年3月1日 18時45分 1年および半年のカウンセラー教員養成研修講座は、講師をお招きしての研修も本日が最終回となりました。
午前は、県警および教育支援センターでの研修を振り返り、それぞれの研修生が臨床研修を通して学んだことや4月からの学校現場に還元したいことをまとめました。その中から、一部を紹介します。
●教育支援センターに来ている子どもたちは、担任の先生が会いに来てくれることを待っている。
●学校からの連絡はプリントだけでなく、「おいで、待ってるよ」の一声が子どもの一歩を支える。
●子どもの行動には、理由や背景がある。子どもの気持ちを満たすことが、問題行動の抑止につながる。
●子どもが自分で決めたことは、進んで行動することができる。そのために、一緒に考える。
●不安なときも、「大丈夫だよ」の一言で安心でき、子どもは自分から動き出すことができる。
●「指示することば」は、子どもの心を追い込む。「気持ちを伝えることば」は、子どもにエネルギーを与える。
●ただ傍にいること、子どもが何を感じているかを感じること。
●子どもの小さな変化に気づく。
●学校復帰に向けて、細やかなステップやあたたかな声かけを大切にする。
●見通しがあると、子どもは安心する。自分で決められるようにいろいろな情報を提供する。
●顔の見えるコミュニケーションが、関係づくりに大切である。
午後は、かないわ病院の岡田淳夫院長をお迎えし、「思春期のこころの理解と関わり」と題して、境界性パーソナリティ障害について学びました。医療の立場からお話を伺う貴重な機会となりました。
専門家でなくてもできる支援として、「相手の気持ちを受け止めること」があります。受け止めてもらえたことで救われ、医療機関につなげることもできます。また、リストカットをした生徒にも、「自分で手当をしたの?よくちゃんと消毒できたね。」とアイ・メッセージで肯定的な評価を加えた言葉をかけることが大切であると教えていただきました。
相手の目線に近づき、一緒に考えながら見方を変えられるように関わることは、教育にも通じます。今後の実践に活かしていただきたいと思います。