地震から 515 日目
豪雨から 251 日目
九州復興研修隊からの報告です
昨日は熊本城を散策したあと
城下町で食べ歩きをしました

教頭先生に教えていただいたわくわく座では
プロジェクションマッピングと
ジオラマのコラボレーションで
熊本城の復旧を学びました

その後新幹線で福岡に戻り
太宰府に行く予定でしたが
バスの関係で断念し
福岡タワーに夜景を見に行きました

地上110メートルからの夜景は
とても美しかったです
なかなか計画通りにはいかず
かなりのギリギリを攻めている旅ですが
昨夜から生徒たちはかなり疲れている様子ですが
体調不良などはなくホテルを出発しました
今日はこれから昨日断念した太宰府天満宮に行き
帰路につきます
私はといえば
全国高等学校長会議で大宮に来ています
さすが全国の交通の要
津々浦々から最も集まりやすい場所で
毎年設定されています

以前講話をさせていただいた兵庫県の校長先生
以前筑波の教頭研修でご一緒させていただいた先生
懐かしいお顔にご挨拶させていただきました
兵庫県立伊川谷北高校の神戸秀夫校長先生
兵庫県立須磨友が丘高校の塙守久校長先生
兵庫県立西脇北高校の佐藤太校長先生
兵庫県立篠山東雲高校の富田尚美校長先生
兵庫県立西宮苦楽園高校の宮本美枝子校長先生
茨城県立日立商業高校の菊池幸惠校長先生
兵庫県立西宮高校の谷口聡校長先生
兵庫県立川西緑台高校の牧野徹校長先生
兵庫県立香住高校の森澄実校長先生
兵庫県立播磨農業高校の岩本義裕校長先生
兵庫県立阪神昆陽高校の桑田耕治校長先生
静岡県立富士宮北高校の小谷和之校長先生
静岡県立藤枝東高校の森谷幹子校長先生
兵庫県立東播磨高校の志摩直樹校長先生
どうもありがとうございました
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は7月12日「野球の全校応援」を読んで
「野球の全校応援に来てくださって
ありがとうございました
普通では体験できない貴重な体験ができました
初めての夏の大会の試合ということで
試合前はとても緊張していましたが
スタンドを見上げると
全校生徒が応援してくれていて
どんな結果になろうと必ず最後まであきらめないで
全力で戦おうという気持ちになりました
でも実際には自分のエラーで失点したりして
チームに貢献できずに後悔や悔しさが強かったです
その後悔や悔しさは夏の大会でしか返せないと思います
そのためにどんなにきつい練習にも耐え
今出せる自分の全力のプレイをするよう心がけています
次の夏の大会では
前回よりもっと良い姿を見せれるように頑張ります
今年も応援よろしくお願いします」
《匿名希望》
地震から 513 日目
豪雨から 249 日目
昨日から全国校長会が東京で行われています

会議の後
時間があったのでウロチョロしてみました
まずは日本科学未来館

「チ」とのコラボ特別展をやっていました
「チ」は
自らの命をかけてまで
宇宙の真理を追い求めた人々の情熱が
描かれたアニメです
「神がその姿を写した人間が住む地球こそ
宇宙の中心なのだ」
という教会の教えが当時の真理でした。
「地動説」を唱える者は
拷問や火あぶりという厳しい迫害を受けます
この物語には唯一の主人公が存在しません
強いて言えば「地動説」が主人公
多くの人々が命を落としながら
真理を受け継いでいく物語です
命と引き換えに残してくださった災害に対する教訓を
次の世代に引き継ぐ責任を思い出させてくれます
今や周知の事実となった「地動説」
それでも認められるまでに
300年という膨大な年月を必要としています
災害復興と防災教育
こちらも長い目が必要です
「チ」には
「地」「血」「知」の意味が込められています
タイトルの「チ」の特殊なフォントに隠された秘密?
最終巻の8巻だけなぜか表紙が真っ暗?
第1巻で亡くなったはずの少年が?
第7巻の表紙にこれまで登場していない人物が?
さまざまな謎が散りばめられた名作です
常設展示には
能登半島地震のシミュレーションも

あの時こんなことが起こっていたんだと
新たな気づきです
発災以来すっかり信心深くなった私が
次に訪れたのは明治神宮

おみくじには
「ひとしれず 思ふこころの よしあしを
照らし分くらむ あまつちの神」と…
誰にも見られていなくても
正しくあれということかと読み解きます
続いて「MIYASHITA PARK」にも行ってみました
3年生の馬場くんが
「朝市復興の参考にしたい」
と研究している施設です
2階には飲食店が入り

屋上にはみんながくつろげるスペース
学校帰りの高校生が勉強したりしています

ビーチバレーの施設もありました

「風の人」も「地の人」も
みんなで楽しめる朝市にしたいですね
輪島弁でよそから来る人を「風の人」
輪島に住んでいる人を「地の人」
といいます
せっかく来た出張
空き時間の一瞬たりとも無駄にするものかと
今朝は早起きして豊洲市場へ

マグロのセリをしていました

輪島の朝市に卸す魚のセリも
こんなふうに公開すると
いいかもしれませんね
江戸の風情を感じさせる街並み

ゆったり過ごせる飲食スペース

日帰り温泉もありました

ただ朝の5時に行ったのですが
お食事処はほとんど閉まっていました
警備員さんに聞いてみたところ
「昔は開いてたんだけどね
今じゃ客が来ねえから
10時になんなきゃ
みんな開けねえよ
シャッター通りになっちまった」
東京でもそんなことがあるのかと驚いていると
「みんな売り上げは
築地にいた頃の3分の1くれえだよ
家賃も高くてどうしようもねえや
なんで中央区より台東区の方が
家賃高えんだっつうの」
江戸っ子弁丸出しで教えてくれました
築地はどうなっているんだろう?
気になって行ってみました
築地はみんなお店を引き払ったとばかり
思っていたんですが
結構残っているんですね
それに昔ほどではないにしろ
賑わっていました
築地にあって豊洲にないものに気づきました
それは匂いです
築地は1軒進むごとに
卵焼き専門店の匂い
鰹節専門店の匂い
ぬか漬け専門店の匂い
包丁専門店の金臭い匂い
違った匂いが迎えてくれました
ガラス越しのセリ見学とは
やはり伝わるものが違います

匂いって大事ですね
ポルトガルを訪ねた崖くんが言っていました
「ポルトガルと輪島の海の匂いが違う」

匂いも含めて五感で感じるのが旅なんですね
豊洲と築地
もう一度訪れたいのは?
と訊かれると…
朝市を復興させる時に
大事な視点になりそうな気がします
地震から 512 日目
豪雨から 248 日目
発災以来ずっと寄り添ってくださっている
福岡第一高校さん
世界一の体育祭「夜の体育祭」に
今年は生徒会の生徒を連れて
行ってまいります
以前お伺いした際に
校長先生から未来の教育について
お話を伺いました
「数学や理科など生徒の得手不得手の激しい教科は
全て選択制にしてレベルの高い教育を施し
全員に学ばせるのは
真に全ての生徒に必要な教科に絞るとよい
その教科は国語・英語・歴史である」
歴史や古典を嫌いな生徒から
「なんで昔のこと学ぶ必要があるのか?」
という声を聞きます
私は発災以来
歴史を学ぶことの大切さを
身をもって知ることができました
たとえば
江戸時代の新井白石の随筆『折たく柴の記』
「この日の午時雷の声す
家を出るに及びて
雪のふり下るごとくなるをよく見るに
白灰の下れる也
西南の方を望むに
黒き雲起こりて
雷の光しきりにす。」
これは何のことを書いていると思いますか?
富士山「宝永の大噴火」の様子です
最初の火山灰は白灰であったが
やがて黒灰に変わっていることで
火山灰の成分の変化を読み取ることができます
ここで地学のメガネ
東京大学の発掘調査によると
薄い白い灰の上に黒い火山灰が約2cm積もっていることが
確認されています
ここで物理のメガネ
黒い灰が後から降り積もったということは
黒い灰の粒子は細かく
長時間にわたって大気中を飛散していたことがわかります
ここで保健体育のメガネ
この頃多数の住民が
呼吸器疾患に悩まされていた記録が残っています
再び古典のメガネ
当時の狂歌でこのように歌われています
「これやこの 行も帰るも 風ひきて 知るも知らぬも おほかたは咳」
これは何のパロディかおわかりになりますか?
百人一首にある蝉丸の
「これやこの行くも帰るも別れてはしるもしらぬもあふさかの関」
です
奈良県大和郡山市教育委員会の「豊田家史料」には
宝永噴火の際に採取された火山灰が
紙に包まれて保管されているそうです
そのほか噴火が10日間にわたって続いたこと
火山灰が用水に詰まって水の供給が絶たれたこと
も記録に残っています
このように歴史を紐解くことによって
未経験の災害であっても
どのような準備が必要か予測することができるのです
噴火が収まった後は
富士山への参詣客が殺到したそうです
漁師や百姓が観光業に転職して
収集がつかない状態になりました
もともと参詣客を相手にしていた元締めが
転職に制限を加えるようになったそうです
輪島に例えると
朝市復興後多くの店が乱立し
既存の朝市組合との間にいざこざが起こる
みたいなことでしょうか
そんな日がいつか来るといいなとは思いますが
以前本校で「車いすバスケ」をしてくださった
フォースタートさんがまた来てくださいます
6月20日(金)13:50~です
どなたでも参加できますので
どうぞお越しください

【被災地に電気が灯るまで】第39回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
充電のできる電池「鉛蓄電池」
のしくみについて学び
鉛と酸化鉛
どちらが負極つまり電池のマイナスか
考えてもらう宿題を出しました
それぞれが起こす反応は
Pb + SO42- → PbSO4 + 2e-
PbO2 + 4H+ + SO42- + 2e- → PbSO4 + 2H2O
これを見るとPb の式の右辺に
新たな電子 e− が2個生まれているので
Pb が負極ということになります
「鉛蓄電池」は
低温環境への強さと制御の容易さに加え
メモリー効果がないのが最大の特長です
メモリー効果というのは
充電を繰り返すと容量がだんだん小さくなる現象です
携帯電話なんかでも
あんまり充電が減っていないのに
小刻みに充電すると
バッテリーの寿命が短くなってきますよね
あれです
私は人間のバッテリーも同じであると
最近しみじみ感じており
どんなに夜遅く寝ても
朝の4時には目が覚めて
それから眠れなくなるのです
つまりフル充電までの時間が
極端に短いのです
電気容量が限りなく小さくなっているようです
その証拠に朝の10時頃に充電が切れ
大事な話の最中にコクっと
いきなりブラックアウトすることがしばしばです
困ったもんです
その度に目を閉じて考えていたふりをしていますが
きっとバレていると思います
「鉛蓄電池」は自動車において主流でしたが
現在ではEVの普及に伴って
リチウムイオン電池の方に注目が集まっています
次回から
もっとさまざまな電池について
学んでいきましょう
今日は東京で校長会
その後福岡へ向かいますが
車窓から富士山が見えました

地震から 511 日目
豪雨から 247 日目
日曜日
ある死刑囚に言い渡されました
「おまえの死刑執行が今週に決まった
土曜日までに執行される
何曜日かは伝えない
ただし条件をやろう
もし死刑執行の朝に
その日執行されることを言い当てたら
おまえを無罪放免としてやろう」
しばらく考えた死刑囚は
「ありがとうございます
無罪放免ですね!」
その言葉のとおり死刑囚は無罪放免となりました
なぜか?
死刑囚はこう答えたのです
「土曜日に執行されることはありえません
なぜなら土曜日まで執行が伸ばされたら
わたしはその日の朝に
言い当てることができるからです
土曜日の執行があり得ないのであるなら
金曜日もありえません
なぜなら金曜日の朝に
言い当てることができるからです
同じように木曜日水曜日そして今日も
死刑執行はありえません」
先日火災避難訓練を行いました
より実践的な訓練とするため
時刻を伏せて行いました
さらに出火想定場所も予め示さず
放送を聞いて
避難経路を各自で判断するよう指示しました
実施後の生徒アンケートでは
99.5%の生徒が
積極的に取り組むことができたと回答しました
訓練時刻を伝えずに実施したことについても
「実際の火災はいつ起こるかわからないから」
「危機感を持って臨むことができた」
「判断力をつけるのによい訓練だった」
「自分達で考えて動くことができた」
「事前に避難経路をシミュレーションしていた」
など肯定的意見が91.5%を占めました
ただ一方で
「着替え中だったらどうするのか?」
「いつ実施されるのかわからず授業に集中できなかった」
という課題も見つかりました
さらには
「6限目にならなかったから
7限目にあると予想できてしまった」
とさきほどの囚人の話のような感想も
そのほかの感想では
「ベルで放送が聞こえなかった」
放送機器そのものが使えない設定も
考える必要があります
「休み時間にやるのはよくない」
休み時間だからこそ意味があるのです
各自で考えて動く必要があるからです
「時間をちゃんと知らせて欲しいと思った」
時間を知らせないからこそ意味があるのです
次回はその日にやることすら知らせず実施します
正常化バイアスがかかっていたことに
気づいた生徒もいて
意味のある避難訓練になりました
今後もより実践的な避難訓練を計画していきます
511日前のあの日
私が最初にした仕事は
「学校には参集するな!」
規則に反した職務命令を
職員に一斉メールすることでした
危機管理マニュアルには
「震度6強以上の地震の際には
全員学校に直ちに参集すること」
とあります
ところがこれには重大な視点が抜けています
「職員も被災者である!」
ということです
今回の地震はいつもと違う
そう直感した私は
「自分の命と家族を守れ」
このことを最優先するよう指示したのです
間違ったことをしたとは
微塵も思っていません
集まっていたら
最悪誰かが命を落としていたでしょう
「学校に行くべきか迷っていた」
という先生の話を後から聞きました
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は2月9日「ゆでたまごを科学する」を読んで
「イタリアの研究チームが
最適なゆでたまごの作り方を
科学的に解明したという文章に
とても目を惹かれて記事を読みました
温度の伝わり方を
コンピューターシュミレーションするなど
大掛かりな研究をされているようで
完成したゆでたまごにどれほどの費用がかかり
どれぐらいの価値のあるものに仕上がったか
聞いてみたくなりました
さらにリーダーは卵料理が嫌いだと知って
本当に驚きました
「好きこそものの上手なれ」と言う言葉もあり
私は好きな人にしか辿り着けない何かがある
とこれまで信じてきましたが
考え方が大きく変化しました
嫌いな人だからこその
別の目線や視点で見ることの大切さを
学べた気がします
《匿名希望》
地震から 510 日目
豪雨から 246 日目
発災以来ずっと気になっていた場所が
いくつかありまして
今どうなっているのか
今日はそのひとつ和倉温泉にある
とあるお店を訪ねてみました

和倉温泉街も被害が大きく
多くの宿が傾き崩れ解体されていました

そんな中でお目当てのお店は Blossom
私が七尾高校に勤めていた時の生徒
野球部にいた黒川恭平さんが
ご家族で経営されているお店です
和倉温泉でお泊まりする時に
よくお世話になり
美味しいワインとお料理をいただいていました
被災後3ヶ月で壊れたお店を修理して
水道の復旧とともに営業を再開されたとか
あまりに美味しそうで食べるのに夢中で
写真を撮り忘れ
デザートを食べ終わる頃にようやく一枚

デザートはお姉さんの手作りガトーショコラ
これも絶品でした
以前特別にホールのクリスマスケーキを
作っていただいたことを思い出しました

被災後も料理コンテストに挑戦
本当に美味しいお料理でした

店先には多くの方々からの
激励メッセージが飾られていました
能登半島のあちこちで
それぞれの人が
それぞれの場所で
復興に向けて歩んでいます
【被災地に電気が灯るまで】第38回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
充電のできる電池
「鉛蓄電池」を学んでいます
発明以来さまざまな工夫が重ねられ
電極には鉛と酸化鉛
電解液には希硫酸を用いるようになりました
今日は「鉛蓄電池」の仕組みをもとに
化学反応式の書き方を練習してみましょう
鉛の化学式は Pb
酸化鉛は PbO2
希硫酸は H2SO4 です
電離すると
H2SO4 → 2H+ + SO42−
鉛は硫酸イオンとくっついて硫酸鉛となります
Pb + SO42- → PbSO4
電子 e− を加えて両辺の電荷をそろえましょう
Pb + SO42- → PbSO4 + 2e-
酸化鉛も硫酸イオンとくっついて硫酸鉛となります
PbO2 + SO42- → PbSO4
PbO2 の O は水になります
PbO2 + SO42- → PbSO4 + 2H2O
Hはどこからきたのかな?
硫酸が電離した水素イオンです
PbO2 + 4H+ + SO42- → PbSO4 + 2H2O
電子 e− を加えて両辺の電荷をそろえましょう
PbO2 + 4H+ + SO42- + 2e- → PbSO4 + 2H2O
さてここで問題です
PbとPbO2
どっちが正極でどっちが負極かわかりますか?
知識がなくても式を見ればわかりますよ
電子が生まれている方が負極です
答えは次回
地震から 509 日目
豪雨から 245 日目
本校の「街プロ」
まなちゃんの「みつばちプロジェクト」
に寄り添ってくださっている
アナウンサーの原田幸子さまより
素敵なお便りをいただきました
21世紀美術館で開かれている
見立て作家である田中達也さんの
ミニチュアライフ展を
見に行かれたそうです
ご当地をテーマにしたミニチュア作品も

輪島をテーマにした「白米"扇"枚田」
扇の蛇腹状の部分を棚田に見立てた作品
見事ですね
ぜひ見てこようと思います
輪島高校野球部は
これまでに二度
夏の大会で決勝戦まで
コマを進めたことがあります
一度目は昭和57年度
決勝戦の相手は星稜高校
2-4で敗れました
そのときのチームのメンバーは
毎朝自主的に学校に集まって
自分たちで朝練をしていたと
聞いています
今朝のグラウンド

朝から元気な声が響きます
春の大会星稜高校に2-3
最後に逆転を許した弱さを克服するため
生徒が自主的に集まって練習しています
地震前までは
稲舟グラウンド(旧輪島実業)で
練習をしていたのですが
震災を機に直していただいたグラウンドに
帰ってきました
輪島まで鉄道が走っていた頃
当時の輪島駅の駅舎は
現在「ふらっと訪夢」として
お店などが入る複合施設となっています

バス停の名称は相変わらず
「輪島駅前」なのはなぜでしょう
ここの二階に
「輪島市学習センター」があります
生徒たちが放課後に集って
学習に励んでいます

【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回「どんでん返し」とタイトルがつけられています
「とてつもなく目をひかれた文章がふたつありました
ひとつ目が震災から38日目の記事です
使い捨てのOne Dayコンタクトを
1月1日からの約1ヵ月間
つけっぱなしだったと言うものです。
僕もツーウィークコンタクトのユーザなのでわかるのですが
ワンデイコンタクトは目に張り付いてくるので
とても1ヵ月なんて無理だと思っているし
健康面でも何か問題が生じるのではと思ってしまいます
ですが校長先生曰く
使い捨てコンタクトは1ヵ月問題なく使えるとのことでした
ところがそれから2日後
『ごめんなさい嘘つきました』と言うタイトルから
何があったのか気になって見てみると
『38日目のブログでとんでもない大嘘をつきました』
とあり僕はもしやと思いました
案の定コンタクトレンズのことで
目の調子が悪く
目医者に行ってみると結膜炎を発症していたそうです
結論
やはりコンタクトレンズは
用法守って正しく使いましょうとの事だそうです
不謹慎かもしれませんが
こんな時でも賑やかで面白い人だなと感じました」
《匿名希望》
生徒に「賑やか」と褒められる校長も珍しいですね
でもありがとうございます
最高の褒め言葉です
ずっと校長室に籠っている校長には
なりたくないと思っていますので
地震から 508 日目
豪雨から 244 日目
江戸時代中期の江戸の人口100万人
そのうち成年男子の識字率は70~80%
当時のロンドンの人口86万人で識字率20%
パリの人口54万人に対し識字率10%
寺子屋の果たした役割の大きさについて
以前このブログでも紹介しました
そして江戸末期
開国を迫る欧米諸国は
普通の庶民が本屋で立ち読みしている姿を見て
「この国は植民地化できない」
と植民地化を早々に諦めたそうです
「自国を統治できないような
無能な庶民に替わって
我々が統治してやる」
というのが植民地化の大義名分であったからです
このように日本を植民地化から守り
独立国家としての資質素養を欧米諸国に知らしめたのは
お上ではなく
ほかならぬ一般庶民だったのです
さて今はどうでしょう?
被災地では本屋が姿を消し
立ち読みする場がなくなりました
これは被災地に限ったことではなく
全国においてもみられます
20世紀末2万店あった本屋の数は
今年は半数以下の1万店を切ってしまいました
輪島高校では毎朝の読書タイムを設定しています
何を読んでもいいです

この時間によって
1時間目の授業に
非常に落ち着いた態度で
向かうことができています
今のところ校長の妄想ですが
お昼の後
午後の授業が始まる前にも
実施したいなと考えています
【被災地に電気が灯るまで】第37回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
2種類の金属を導線で繋ぎ液体につけると
電気が流れ出す
これまで学んできたことを
一言で表すとこのようになります
金属や液体を変えることにより
様々な機能を持った電池を作ることができます
今日は世界初の充電式電池
「鉛蓄電池」について学びましょう
鉛蓄電池は
1859年フランス人のガストン・プランテが発明しました
2枚の薄い鉛板と希硫酸を用いたものです
日本でいうと
ハリスがやってきて
「日米修好通商条約」が締結された3年後になります
日本が開国するかすったもんだしている頃
フランスではすでに自動車で用いられる電池が
作られていたわけですね
その後様々な改良が加えられますが
それについてはまた次回
地震から 507 日目
豪雨から 243 日目
ポルトガル研修旅行のオンライン振り返り会
今日はさといちゃんの気づきです
「もったいない文化」が全くない
ホームステイ先のお宅では
大量に料理を作って
大量に廃棄することに
全く躊躇しないのだそう
レストランでも次の料理が運ばれてくると
前の料理が残っていようがいまいが
容赦なく皿が下げられます
「まだ食べてるんですけど」
と言う暇すら与えてくれません

乗り込んでくる客がいようがいまいが
容赦なく閉まってくる地下鉄の扉と一緒です
さて「もったいない」について調べてみました
「勿体(もったい)」という仏教用語があります
今では重々しいとか風格や品位という意味ですが
本来「物のあるべき姿や本来持つ価値」
というような意味でした
この本質的な価値が失われてしまうことを
「もったいない」というのです
つまり本来尊い食べ物であるはずなのに
その価値を無くし
ゴミとなってしまうのが
「勿体ない」です
唯一日本人だけが持っていた
「もったいない」の心
ケニアのノーベル平和賞受賞者
ワンガリ・マータイさんは
2005年に初来日した際に
インタビューの中で出会った
「もったいない」という言葉に感銘し
この美しい日本語を
世界共通語「MOTTAINAI」として
広めることを提唱しました
Reduce(ゴミ削減)
Reuse(再利用)
Recycle(再資源化)という3Rに
かけがえのない地球資源に対する
Respect(尊敬の心)を込めて
「もったいない」
あの頃は
お米一粒
水1滴にも
「MOTTAINAI 」
この気持ちをもっていたことを
思い出しました
ぜひ全世界に広めたいですね
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は3月6日「ひさびさの調理実習」を読んで
「調理室は地震からずっと水が出ていない
と聞いていました
私たち2年生も
まだ一度も調理実習をしたことがなく悲しいです
3年生が授業で調理室を使っても水が出ないから
玄関先でお皿を洗ったり
そこから調理用の水を運んだりしていました
今では当たり前のように水が使えるようになったことに
感謝したいと思います
水だけじゃなく
電気が通っていること
電波がしっかりあること
道がまっすぐなことなど
日に日に良くなっていっている輪島で
毎日頑張ろうと思います
調理室の水が出るようになったということで
全校のみんなで調理室を
きれいに使おうと思いました」
《匿名希望》
地震から 505 日目
豪雨から 241 日目
大谷翔平選手のユニフォームが
学校に届きました

以前これをいただいたといいう
金沢市で銀杏塾という学習塾を経営されている
川岸達 塾長様がくださいました
川岸先生は輪島のご出身で
週末などを利用して
実家の片付けにいらっしゃっています
このユニフォームについては
ご自分で所有しているよりも
若者たちの目につく場所に飾った方が
はるかにみんなに元気を届けられる
そう判断なさって
こころよく輪島高校にくださいました
玄関先の賞典ケースに飾ってあります
今日の授業のようすをどうぞ

ビジネスコースの1年生
とにかく元気です
加藤先生の「英語コミニュケーション」
大きな声で復唱しています
勉強の中身を教えるよりも
勉強のしかたに主眼を置いた
普通コース1年生の「数学Ⅰ」

今田先生は「見直しノート」のつくりかた
「見直しノート」はつまづきを集めた
いわば「宝の山」です

通先生は
「エビングハウスの忘却曲線」を用いて
復習の大切さを説きます
普通科2年生は中野先生の「保健」

今日から教育実習生が来て
みんなで自己紹介をしました
にしても
みんな自己PR力の低いこと
このへんが輪高生の弱さです
打たれんくらい出る杭になれ!
ビジネスコースの2年生は
「ソフトウエア」


こちらは部屋がなくて
急遽図書室の中にこしらえた
共用パソコンスペースです
先日出演させていただきました
MROラジオの
「Tad Mitani's Innovation Now」
読むラジオとしてアップしていただきました
どうぞご覧ください
https://tadmitani.net/
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は2月22日「尊い仕事に就くみなさんへ」を読んで
「自衛隊の方々へのお話でした
私もたくさん助けられていたなと
記憶がよみがえってきました
私の家は地震が起きてから水が出るのに
半年ぐらいかかったと思います
もちろん家で入浴もシャワーもできないので
結構精神的にきていました
周りで避難している人もみんな体を洗えず
ウェットシートで体を拭いている人もいました
そんな中
『自衛隊の人がお風呂を作ってくれた』
という母の言葉を聞いて
私は母についていきました
中に入ると
受付で自衛隊の方々が優しく迎えてくれたのを
今でもはっきりと覚えています
ストーブもあり
お風呂に入るまでの待ち時間を暖かく過ごせました
お風呂も広々としていて
中でおばあちゃんたちがたくさんお話をしていたりと
ひとつのコミュニティーだったと思います
そしてみんなが自衛隊の方々に感謝していました
私と同じように
まだ家に水が出ていない友達もたくさんいて
その子たちと会うこともありました
友達と一緒に温まったり
他の人たちと会話したり
気分も癒されました
それから
自衛隊の方々がお風呂を閉めるまで通い続けましたが
いつも温かくみんな優しくて楽しかったです
感想ノート的なものが置いてあって
私も書かせてもらいました
中には自衛隊の方々への感謝が
たくさん書いてありました
本当に良い思い出です」
《匿名希望》
地震から 503 日目
豪雨から 239 日目
高坂 健彦 様はじめ
一般社団法人社会応援ネットワーク
のみなさんが取材してくださった模様が
ようつべにあっぷされました
ぜひごらんあそばせ
https://youtu.be/CVJNrFS0zZY
AIは正解を知るためのツールではなく
それっぽい文章を作るツール
先日そのことを学んだ生徒が
AIの有意義な活用について
試行錯誤を繰り返しています
課題の提出がありました
どう見ても前半と後半の書き振りが異なる
そのことに気づいた担任が確認したところ
やはり後半はAIに作ってもらったとのことでした
書き直して提出された課題
何か違和感がある
担任が国語の先生に確認したところ
「この部分とこの部分はAIっぽいね」
との指摘
担任は考えました
「AIに見てもらおう!」
生徒が使用しているものとは別のAIに
「この文章は高校生が書いたものですか?
それともAIが書いたものですか?」
AIの回答は
「AIが書いたものを
高校生が手直ししたと考えられます
手直しした部分はこことここです」
国語の先生の指摘とピタリ一致するのでした
AIと人間のコラボをめぐる
生徒と先生の知恵の出し合いは
ますます面白くなってきています
【被災地に電気が灯るまで】第35回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
これまでにダニエル電池の仕組みを説明して

この電池をどう改良したいか?
生徒のみなさんに答えを募集しました
集まった答えは
(1)溶液がこぼれるのが嫌だ
そう
当時の人たちも同じことを考えました
液漏れしないように改良されたのが
乾電池です
その仕組みについては
ここでは触れませんので
各自で調べてみてください
(2)繰り返し使えるようにしたい
そう
当時の人たちも同じことを考えました
充電できるように考えられたのが
鉛蓄電池
車のバッテリーに使われています
この仕組みについて
次回から学んでいきましょう
地震から 501 日目
豪雨から 237 日目
5月15日
輪島高校の創立記念日です
大正12年設立以来102年の時が流れました
設立当時の学校はどんな様子だったのか
調べてみました
当時の新聞は
「同郡ハ県下ノ第三位ヲ占メル大郡デアルガ
ソノ低位ニアル自治ノ振興
殖産興業ノ発展ヲ図ルニハ
中等教育機関ヲ完備セネバナラズ
シカルニ実情ハ郡民ノ一部
資産階級者ハ子女教育ノタメ
郷里ヲ捨テテ
金沢市へ移住スルモノサヘアリ」と
高校がないから
お金持ちはどんどん金沢に引っ越していくと
高等学校設立の必要性を伝えています
住民の熱烈な要望に応える形で
輪島高校が産声をあげました
当時の時間割を見てみましょう
[修身][公民]
[修身]は現在の「道徳」に相当します
身を正しくし立派な行いをすることを教えます
戦前の日本においては
教育勅語を基に
忠君愛国や家族愛などを教える教育として
特に重視されました
[国語][漢文]
[国語]では「講読 」「書取」「作文」「文法」「習字」
の五科目を学びます
[歴史][地理]
[英語]
「読方」「解釈」「聴方」「話方」「発音」「綴字」
「書取」「習字」「作文」「文法」「暗唱」
かなりたくさんの科目があります
戦時中は敵国語として学ばないもの
と思っていましたが
敵国の情報を入手するために
特に力を入れて教育されていたようです
[数学][代数][幾何][三角法]
[一般理科][博物][物理][化学]
博物は生物と地学を合わせたような科目です
こうしてみると理科は今と変わりません
[図画][作業][音楽]
作業は園芸や工作を学びます
[体操][教練][武道]
[教練]とは軍事教育で
射撃や手旗信号のほか戦史などを学びます
[農業][商業][簿記]
先生方の指導方針も示されていました
「予習復習ヲ奨励シ以テ
自学自習ノ習慣ヲ養成ス」
「教材ハ『分量ヨリハ徹底』ヲ期シ
之ヲ精製シテ
基礎的知識ノ徹底ヲ期ス」
「教師間ノ打合会ヲ徹底シ
教材研究教授方式ノ統一ヲ図リ
以テ教授効果ヲ最大ナラシム」
教える内容は変わっても
教師の教える姿勢については
普遍のようです
「他教科トノ連絡ヲ
常ニ密接ニ保ツ」
と現在の教科横断につながる記述もありました
[生徒心得]をみると
当時の風俗が見えて面白いです
「金銭ノ募集ヲスルコトヲ禁ズ」
学校でそんなことする生徒がいたんですね
「劇場及ビ寄席ニ立チ入ルコトヲ禁ズ」
劇場や寄席が
不良の溜まり場だったのでしょうか
それにしても寄席なんかあったのか?
調べてみたらなんと
震災で公費解体した我が家の敷地に
寄席がありました
「眼鏡ヲ使用セントスルトキハ
予メ許可ヲ受クベシ」
眼鏡が許可制って???
目が悪くないのに
おしゃれでする生徒がいたのでしょうか?
現在の
バイク禁止とか
スカート折り曲げて穿いたりとか
きっと未来の高校生からは
「変なの」って思われるんでしょうね
そもそも高校生そのものも
なくなっているかもしれません
現在の学年制が廃止されて
それぞれの子が
それぞれ最も最適な時期に学ぶことのできる
個別最適な学校の時代が
すぐそこまで来ているような気がします
商業教育研究会が行われ
北越製菓株式会社代表取締役
髙﨑憲親氏のご講演を
聴かせていただきました
髙﨑氏は
北越製菓が数年連続業績悪化している時に
26歳で代表取締役社長に就かれ
経営を建て直した方です
「新しいことにチャレンジするとき
何をするにも社内に3%は仲間がいる
残りの97%は決して敵でも反対派でもない
『無関心』や『重い一歩を踏み出せない』だけ
だからまずは3%の仲間で実績を叩き出す
それが97%の興味を引き彼らの背中をそっとおす
これが仲間づくり
経営者にとって最も大切なことは
自分の心と直感を信じる勇気を持ち続けること」
私も先日神戸での講演会の際に
お土産にビーバーを持って行ったら
大喜びされました
さすがの知名度でした
地震から 500 日目
豪雨から 236 日目
今日は地震からちょうど500日目
今年創立102年目を迎える輪島高校
その設立当時
輪島市はまだなく
鳳至郡輪島町に
次の世代を担う若者が集いました
伝説の鳥
鳳が降り立つ地
風至
麒麟・竜・亀とともに
霊獣視された瑞鳥(ずいちょう)
雄を鳳
雌を凰とよびます
首は蛇
尾は魚
あごは燕
くちばしは鶏
背は亀に似て
五色の模様の羽根をもちます
鯤(こん)という大魚が化身した幻の大鳥
「鵬」とは別物のようです
鳳凰は好んで桐の木にとまるといわれます
本校の中庭には大きな青桐の樹が植えられており
校章にも桐があしらわれています
鳳凰の雛をあらわす「鳳雛」という言葉には
輝く希望に溢れた子どもたちという意味があります
「鳳雛」が集う本校に
合唱曲「フェニックス」が届けられました
https://cms.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/269496cc8199d35901ee1b0963cfe40d?frame_id=210
「フェニックス」はエジプト神話の霊鳥
500年に一度自ら焼かれ
そのたびに幼鳥となってよみがえる
不死の鳥です
各テレビ局でその模様が放送されます
18:00 北陸朝日放送「ふむふむ」
18:09 石川テレビ「石川さんパレット」
18:15 北陸放送「Atta」
18:30 テレビ金沢「テレ金ちゃん」
NHKは未定
ぜひご覧ください
つくば市立みどりの学園義務教育学校
のみなさんとオンラインでつなぎ
一緒に歌いました

輪島市の小学生も集まってくれました

生徒会長の田中さんと
副会長の波座さんがメッセージを
送ってくれました

最後は輪になって大合唱です

【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は3月14日「地震から一年」を読んで
(ただしこの記事は諸事情により削除してあります)
「この日のブログには
あっという間に月日が過ぎたことに対する心情や
たくさんの人に支えられた感謝が綴ってありました
そして紅白歌合戦のステージについても詳しく書かれていて
坂本冬美さんの能登に対しての思いや
歌の裏側などについてたくさん書かれていました
一人ひとりに感謝の気持ちを綴ってあるのが
素晴らしいと思いました
自分も一人ひとりに対して感謝の気持ちを
伝えていこうとと思いました
最後に質問です
ネタがつきないんですか?」
《匿名希望》
ネタがつきかけたら
こうして生徒のみんなからの感想をもらえるので
助けられています
これからは校長個人のブログではなくて
先生方や生徒のみんなから湧き上がった声も
どんどん伝えたいと思いますので
言いたいことがあったら
校長室まで訴えにきてくださいね
みんなで「おこらいえ!」という気持ちを
発信していきましょう!
地震から 499 日目
豪雨から 235 日目
3つある建物のうち
現在2つが危険判定を受けていて
残りの1つの建物に
3学年が集まって授業をしています
図書室を利用したり
パソコン室を普通教室に転用したり
工夫を凝らしてやっています

こちらは
1つの教室を2つに区切って
利用しています
狭いですが
生徒たちは集中して頑張っています
震災後
生徒たちの授業に取り組む姿勢は
驚くほどに変わってきています
居眠りしたり
ボーッとしていたり
そんな生徒はまずいません
数年前は
授業中じっと座っていることができず
廊下に飛び出す生徒が相当数いたのですが
全く見ぬ光景となりました
特に1年生は受験の時期の集団避難により
落ち着いて学習できなかった経験がありますが
その分伸び代は未知数です
乾いたスポンジほど水をよく吸います
どんどん知識を吸収していきましょう
合唱作曲家
弓削田健介さんが
被災地の子どもたちの声を紡いで
つくってくださった合唱曲「フェニックス」
いよいよ明日
お披露目会を行います
輪島の小学生たちも一緒に
全国のお友達ともオンラインで繋いで
今日はその最終リハーサルがありました

昨年の音楽堂での卒業式で
歌のプレゼントをしてくださった
ソプラノ歌手の仲谷響子さん
炊き出しで牛丼を振る舞ってくださった
保護者の崖ご夫妻にもご指導いただき
感動的な歌声となりました
明日は13;15より始まります
ぜひお越しください!
【被災地に電気が灯るまで】第34回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
前回はダニエル電池の仕組みを学びました

中央を仕切った容器の
片方には
硫酸亜鉛水溶液に金属亜鉛を浸し
もう一方には
硫酸銅水溶液に金属銅を浸し
亜鉛と銅を導線でつなぐ
すると
金属亜鉛 Zn が溶け出し
その時生じた電子が導線を伝って銅へ
溶液中の銅イオンがそれを受け取って
銅に変わる
ではこの電池をパワーアップするには
どうしたらいいか?
というのが宿題でした
(1)硫酸銅水溶液についてはどうでしょう?
溶液中の銅イオンが無くなった時点で
電池は寿命ですから
答えは濃い方が良い
(2)硫酸亜鉛水溶液についてはどうでしょう?
金属亜鉛が溶け出すので
初めから亜鉛イオンがたくさんあったのでは
溶ける勢いが弱まるので
答えは薄い方が良い
(3)電極の種類については
ふたつの金属の
イオン化傾向の差が大きいほど
反応が起こりやすいです
イオン化傾向は
Li > K > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Cu > Ag
なので
例えば亜鉛 Zn を アルミニウム Al に変える
銅 Cu を銀 Ag に変えるなどです
さて今日の宿題です
この電池の弱点は?
改良を加えるにはどうする?
今日の宿題は化学の知識は必要ありません
例えばこの電池がケータイの電池だとしたら
困ることは何?
という日常生活レベルの宿題です
ぜひチャレンジを
このブログを読んで
考える力を養って欲しいので
解けた人にポルトガルのお土産をあげましょう
答えを紙に書いて
校長室前の封筒に入れておいてください
締切は明日の午後4時です
地震から 498 日目
豪雨から 234 日目
石川県の高等学校の校長会が行われ
その席で
今回のポルトガルツアーの報告をしました
「輪島高校は震災を機にOECDと共創しています
OECD(経済協力開発機構)は
ヨーロッパ諸国を中心に
日・米を含め38ヶ国の先進国が加盟
国際経済や貿易そして開発援助など
加盟国間の分析・検討を行い
さまざまな提言を行っている
パリに本部を置く国際機関です

PISAという学力テストの結果を踏まえ
日本の子供は数的リテラシーは高いが
読解力が低いとか
各国の子どもたちの学力をもとに
教育施策についての提言も行なっています
今被災地では
多くの教育課題が浮き彫りになっています
しかしこれらは地震によって起こったものではなく
地震の前から潜在していたもので
奥能登に限らず日本全国で
さらには今後世界中に広がってくる
大きな課題です
例えば少子化
今の小学校1年生は奥能登全区域で200名弱
4クラスから5クラス分の子どもしかいません
馳浩石川県知事は
奥能登5公立高校を全て残す方針を
打ち出されていますので
何らかの方策が必要です
それから教員不足の問題
能登地区の教員の中には
住むところを失い
金沢加賀地区へ異動を余儀なくされた方が
多くいらっしゃいます
代わりに転勤してくる教員を確保することも難しく
新規採用の先生方が
その役目を担ってくださっています
そういった課題をOECDに相談したところ
ポルトガルの小さな街にそのヒントがある
そういう助言をいただき
今回の研修旅行に繋がったわけです

ポルトガルのモメンタ・ダ・ベイラ
首都リスボンから車で4時間以上揺られる
地方の小さな街
そこでは幼小中高特支が一体となり
地域のHUBとして機能していました

(1)シチズンシップ教育
単なる主権者教育といった枠組みでなく
教科横断型の学習で地域課題の解決を目指します
日本の次期教育課程に盛り込まれることになりそうです

(2)スクールクラスター
幼小中高支の垣根がありません
小学生が中学校で学んだり
高校の先生が中学校で教えたり
さらには高校生が小学生に教えたり
校長室はひとつの部屋に
全校種の校長先生が在室し
情報の共有と
迅速な意思決定を図ります

(3)ウエルビーイング
職員室は教員の休憩の場として徹底しています
バーカウンターとエスプレッソマシン
そしてソファーが設置されていて
授業から帰ってきた先生が一堂に会し
雑談しながら情報共有する場として
機能しています
考えてみるとそうですよね
教員の仕事場は本来
教室でありグラウンドであるはずで
職員室にこもってパソコンに向かうことが
教師の本務ではないはずです
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は8月23日「綿密用意周到派と行き当たりばったり派」を読んで
「地震や洪水などのつらかった記憶や
学校行事やイベントなどの楽しい思い出を
思い出しました
人生史上最も強烈な一年でした
本当に苦しい思いをした一年だったけど
一番楽しい一年でもありました
日常生活のありがたさや
友達の大切さを見に沁みて実感しました
僕たちは「街プロ」で花火を打ち上げました
この日のブログを読むと
とても懐かしく感じたり
昨日のことのように感じたりします
あの時は
花火を打ち上げるためにお金を集めたり
広報することに必死でした
当日を迎えて
打ち上がった花火を見て
頑張ってきてよかったという達成感と
成功してよかったという安堵の気持ちが
こみあげてきてとても感動しました
去年を振り返ってぼくは
最高の一年にすることができたと感じます」
《匿名希望》
地震から 497 日目
豪雨から 233 日目
野球部が富山県へ練習試合に出ています
発災時から本校に寄り添ってくださって
定期的にご自分で焙煎したコーヒー豆を
先生方のためにと届けてくださっている
富山県にお住まいの北島嘉孝様が
観戦に駆けつけてくださったようです
お便りをいただきましたので
ご紹介させていただきます

「輪島高校野球部を生で拝見させて頂きました
試合前後の監督さんの
高校球児張りの挨拶そして相手や味方選手への声掛け
などなど
この監督のもと高校時代過ごせる選手達
幸せだなと感じました
また女子マネさんのノック
とてもかっこよかったです
監督さんやコーチがするノックと
同じ気持ちで捕球していない選手数名居たのは
喝!ですが(^_^;)
観戦中に選手の家族さん同士の
仮設住宅に住む近況報告を耳にして
選手達の元気な姿を見て
野球ができる事が当たり前でなく有難き事
改めて感じました
一日ひと時大切に過ごしたいと思いました
皆様の健康と共に
輪島高校野球部三年生が
一日でも長く高校野球生活送れるよう
夏の大会勝ち進む事を祈願致します」

ありがとうございます
これからも応援よろしくお願いします
選手の何人かに「喝!」があったぞ
しっかりやれ!
【被災地に電気が灯るまで】第33回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
これまでに
金属には電子を与えやすい順番
すなわちイオン化傾向があること
Li > K > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Cu > Ag
さらに
銅と亜鉛を導線で繋ぎ酸に浸けると
亜鉛から銅に向かって電子が流れること
ただしこれでは
水素の泡が銅を覆ってしまい
すぐ寿命が尽きること
それを解決するために
液を希硫酸から硫酸銅水溶液に変えて
水素の発生をなくすアイデアがあること

しかし今度は
銅イオンが直接亜鉛から
電子を受け取るようになり
電子の流れが生じなくなることを説明し
この問題を解決する方法を
宿題としました
生徒のみなさん
いかがですか?
いいアイデアはありましたか?
ひとつの答えです
銅イオンが亜鉛の方へ
行けないようにすれば良いのです
銅と亜鉛の間を仕切って
銅側にだけ硫酸銅を入れます

亜鉛側はとりあえず電極に合わせて
硫酸亜鉛でも溶かしておきましょう
こうすることによって銅イオン Cu2+ が
亜鉛版に近づくことを防ぎます
この電池の仕組みを説明するとこうです
(1)イオン化傾向の大きな亜鉛が
電子を失って陽イオンとなる
Zn → Zn2+ + 2e−
(2)電子が導線を伝って銅へ流れる
(3)銅イオンが電子を受け取って
金属の銅に変わって銅板に付着する
Cu2+ + 2e− → Cu
(4)銅には水素の泡が発生しないため
電子が流れ続ける

この電池をダニエル電池と言います
では今日の問題です
この電池のパワーをアップする
あるいは寿命を伸ばすには
どんな方法が考えられますか?
3つあげてみましょう
ヒントは
①硫酸銅水溶液の濃度について
②硫酸亜鉛水溶液の濃度について
③電極となっている金属について
地震から 496 日目
豪雨から 232 日目
輪島沖浮体式洋上風力発電の特集番組が
5月10日(土)20:54~
テレビ朝日/サタデーステーションで放映されます
21時15分~25分または
21時40分~50分のいずれか10分程度
となりそうです
輪島の復興のひとつ
浮体式洋上風力発電に焦点を当てた内容です
https://www.nedo.go.jp/fuusha/haikei.html
この方式だと
地震が起こったときにも
安定した電気の供給が期待できるとともに
新たな雇用の創出にも繋がりそうです
それに向けて本校では
電験技師の資格取得に向けての
特別講座も開始しています
その様子も報道されるかもしれません
是非ごらんください
昨日
兵庫県立学校の校長会のお招きを受け
「EARTHからD−ESTへ」と題して
講演をさせていただきました
「傷ついた神戸を
元の姿に戻そう
支え合う心と
明日への希望を胸に
響き渡れ僕たちの歌
生まれ変わる神戸の街に
届けたい私たちの歌
幸せ運べるように」
今年1月17日
この地を訪れた時に初めて耳にした
阪神・淡路大震災の時につくられ
今なお歌い継がれているこの歌を
最初に歌わせていただきました
あの時亡くなった方々が
ご自分の命と引き換えに
残してくださった多くの教訓と
あの時生き延びた方々が
今なお差し伸べてくださる
温かい手
そのお陰でこうして
今なお私は生きている
このことは発災以来
片時も忘れたことがありません
その感謝の思いを込めて
お話をさせていただきました
EARTHというのは
Emergency And Rescue Team Hyogo
被災地における学校の早期再開と
子どもたちの心のケアを支援する
兵庫県教育委員会の組織です
今回の能登半島地震においても
発災後すぐに珠洲市に入り
被災地に寄り添った支援を
してくださいました
一方で避難所にもなった本校には
発災後すぐに
災害派遣医療チーム
DMAT(ディーマット)さん
Disaster Medical Assistance Team
が入ってくださいました
医師や看護師そして業務調整員で構成され
大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に派遣される
専門的な訓練を受けた医療チームです
阪神・淡路大震災で
災害医療について多くの課題が浮き彫りとなり
平成17年4月に発足した組織です
今回本校にも
およそ3週間のサイクルで
全国の医療関係者が
入れ替わり立ち替わり入ってくださり
本校校舎内に
輪島市全避難所内で罹患した
コロナやインフルなどの患者を
一手に収容する病棟をいち早く設置し
あの劣悪な環境の下で
日の罹患者総数が20名を超えることがないという
奇跡的な医療行為を実践されています
それを日々目にしていた私は
教育にもこのような全国的組織があれば
との思いから
DEAT(ディート)
Disaster Educational Assistance Team の設立を
東北大学さんを通して提言させていただきました
それを受けて動き出したのが
D−EST(ディーエスト)
(Disaster Education Support Team)です
EARTHさんのようなチームを
全都道府県で設立し
連携を図りながら
災害があった際には
協力して被災地の教育的支援を行います
いわゆるEARTHの全国展開です
現在EARTHさんのような組織は
兵庫県の他に熊本県など5つの県で
組織されています
南海トラフのような
広範囲において被害が想定される地震においても
子どもたちの学びを止めないために
こうした枠組みづくりが急務です
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は3月7日「半島の最先端から世界の最先端へ」を読んで
「地震から一年が過ぎ
能登半島地震のことを取り上げるニュースが
今ではほとんどありません
ニュースで取り上げて欲しいわけではありませんが
復興のための何か力が欲しいと思っています
そんなとき「おこらいえ」で
「半島の最先端から世界の最先端へ」
と言う記事を見つけました
「新しい芽吹きはいつでも枝の先端から始まる」
といった内容のもので
素敵な考え方だなと感銘を受けました
これまでは自然災害の影響で
自分たちで何か行動を起こさなくても
話題性がありましたが
これからは自分たちで新しい芽吹きを
作っていただければならない
それが今の輪島に求められている
ということを考える
良いきっかけとなりました」
《匿名希望》
地震から 495 日目
豪雨から 231 日目
大阪の小津中学校さんへ
学校訪問させていただきました

OECDの2030ティーチングコンパス策定に向け
共創しており
先日のポルトガル研修旅行も
ご一緒させていただきました
とっても魅力的な教育活動をされていて
生徒も先生も生き生きと
輝いていたので
ぜひ紹介させていただきます
まず最上位の方針「学校のコンパス」
に沿って教育活動が行われています

これは生徒が中心になって決めたものです
校長先生やリーダーとなる先生が
異動して方針が変わることのないよう
『仕組み』を作ろうということが
きっかけとなったようです
年度はじめの職員会議では
ふつう校長の挨拶から始まるものですが
ここでは
生徒代表が
「学校のコンパス」つまり
基本方針を説明するのだそうです
学校評価において
「学校の方針を理解している」
と回答される先生が100%です
「学校のコンパス」に沿って
「先生のコンパス」などがつくられます

このほかにも教科ごとにつくられる
「教科のコンパス」もあります
こちらは「先生がワクワクすると木」
生徒から見て先生がワクワクしているとき
先生が実際にワクワクしているとき

このようにして
生徒と教師がわかりあえる
そんなしくみがあります
学校のレイアウトも生徒が考えます

こちらは図書室
落ち着いて学習のできる雰囲気が
個別にくつろげるスペースもあります

漫画コーナーがあったり
熱帯魚が泳いでいたり
これも生徒の探究グループが
地元の業者さんの支援を受けながら
自分たちで設置したものだそうです
職員室は真ん中を廊下が横切り
生徒が訪れやすくなるような
工夫がなされています

そしてフリーアドレス制です
先生方は朝来たら荷物を各自のロッカーに入れ
代わりにパソコンを持って
思い思いの席に着きます
その日の日程によって
関係の先生が集まって座ることができます

「床に物を置かない」など
最低限のルールが守られており
仕事のしやすい空間が実現されています
机の上にものが積み上げてあるのを目にするだけで
忙しそうな気がして気が滅入りますもんね
こちらはもともと職員室でしたが
壁を取っ払って
学習空間に転用した場所です
ストリートピアノが何気なく置いてある教室で
今授業中です
グループで話し合ったり個人で集中したり
それぞれのスタイルに合った
学習空間が実現されています

【被災地に電気が灯るまで】第32回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
前回から時間が経ちました
これまで学んだことの復習をしましょう
亜鉛と銅を導線で繋いで希硫酸に浸すと
亜鉛が陽イオンになって溶け出して
そのとき放出した電子が
導線を伝わって銅へ流れ出すh
これが電池の原型である
ボルタの電堆という装置である
ところがこの装置では
銅へ流れてきた電子を
溶液中の水素イオンが受け取って
水素の泡が銅にくっついてしまい
すぐに寿命が尽きてしまう

じゃあ溶液中から水素イオンをなくしちゃえ!
ということで
溶液を希硫酸 H2SO4 から
硫酸銅水溶液 CuSO4 に変えるといい

ところがこの装置には問題があって
それはどういう問題でしょうか?
というのが前回の宿題でした
生徒のみなさん
このコーナーでは思考力がつくように
問題を出しているので
飛ばし読みしないでぜひ考えてみてくださいね
そして
「えっ本当に?」
といった疑いの目を持って
読んでくださいね
この装置の困ったところ
それは銅イオンが
直接亜鉛から電子を受け取ってしまい
電子が流れないということです

Zn → Zn2+ +2e−
Cu2+ + 2e− → Cu
この問題をどう解決したらよいか
考えてみてください
【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は1月16日「もうすぐ学校に来れるよ!」を読んで
「私は『おこらいえ』を
2024年の1月3日から読み続けています
私たちは県外や外国の方を含め
様々な支援を受けていたことを改めて知り
輪島に住み学校に通えていることに
よりいっそう感謝をしようと思いました
支援してくださった方々へ
感謝の気持ちを伝えたり
何か恩返しできるようにしたいです
この日のブログには
18日の登校日に向けて準備していることが
書かれていました
震災後少し連絡ができていても
対面で友達と会えなかった時間は
すごく寂しかったです
先生方は生徒が学校に通えるように
片付けをして机椅子などを並べて
準備を進めてくれたのには感謝しかありません
久々に友達に会えた感動を忘れられません
スクールカウンセラーの浅井先生と
話した生徒の話も載っていました
一人ひとりの生徒の話を読むと
前向きな気持ちになれました
進路実現まで残り1年もないので
ここに載っていたみんなのように
前向きに勉強したいと思います
一年経った今は
倒壊した家も解体され少なくなり
新しい家が立つようになってきたり
道路も整備されてきたことで
いろんな人々に支えられていると実感しています
今後いろいろなことに感謝し
恩返しできるような大人になりたいと思います
《匿名希望》
本当にその通りですね
私も最近は
支援の車両に頭を下げたり
道を譲ったりしています
これくらいしかできませんが
感謝の思いを伝えたいと思っています
地震から 493 日目
豪雨から 229 日目
改修の終わったグラウンドで
思いっきり体育の授業ができるようになりました
今日はハンドボール投げの測定です

震災でボロボロになっていた中庭も
少しずつ整備されてきています

【今日のじょーおこらいえ】
生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は令和6年1月3日「立ち上がれ!輪高」を読んで
「地震当初電波がつながらなくて
それまで学校の状況がわからず心配でした
3日にようやくスマホが見れるようになり
友達と連絡を取り合い「おこらいえ」を読みました
その時初めて学校の状態を知って
現状と酷さに絶句しました
輪島全体がそんなことになったかと思うと
悲しく言葉が出ませんでした
私は3月半ばまで学校に行けず
金沢で過ごしていたので
学校の状況が全然わからず
この先が不安でしたが
「おこらいえ」を通して知ることができ
とても助かりました
1月3日の投稿では
「生徒の皆さんは学校再会のその日まで
自分で学び続けてください」
という言葉がありとても印象に残りました
初めてこんなに長い期間学校に行けず
勉強を自分でやらなければならない
という状態になって
学び続けることが
気持ちの面などで難しくなった時期がありました
その時にこのブログの中の
「決して学ぶことを止めてはならない
自分で学び続ける」
と言う言葉を思い出しました
地震が起きて自由な時間が増え
だからこそ勉強することが億劫になり
学習することを怠っていましたが
この言葉を見て勉強しようと思えるようになりました
高校生が勉強する事は当たり前だと思うけど
その当たり前のことや
日常がなくなったとき勉強しようと思えたことが
良かったと感じています
どんな状況の中でも
自分のやるべきことを見つけ
実行することが大切だと思えた瞬間でもあります
地震が起きて
私たちの日常は大きく変わって
これまでのようにいかないことが
本当にたくさんできました
でもこれからもいつも通りに
勉強して生活していきたいと思います
《浜谷 美耶》
5月4日(日)18:00
14時間のフライトを終え
日本に帰ってきました
常に学ぶ姿勢の我々旅行隊は
帰りの航空機の中でも
「お散歩メガネ」です
日常のあらゆる場面に転がっている
学びの種を
教科のメガネで見て掘り起こします
非日常の場面だと種はさらに拡がります
往路つまり羽田からパリへ向かう便は
北極を通ったのに
帰りは中国を横切るように飛びました
これはなぜでしょう?
おそらく偏西風を避けるあるいは
利用するためではないでしょうか
往きは逆風となる偏西風を避けるように
しかも
これもおそらくロシア上空を避けるように
ベーリング海峡上空を飛びました
帰りは偏西風に乗って飛ぶために
中国上空を通ります
速度を見ても
往きは平均時速数百キロだったのに対し
帰りは時速千キロを超えていたので
ある程度当たっていると思います
ただ女性機長が離陸前に
「出発が1時間遅れたけど
飛ばしていくから大丈夫よ!」
とアナウンスしていたので
もしかして本気を出して
飛んできたのかもしれません
ただフランス語のアナウンスだったので
聞き間違いの可能性は大いにあります
いずれにせよ偏西風に揺られながらの
高速飛行だったので
揺れること揺れること
機内で「タイタニック」の映画を
見ていた私にとっては
シーンに合わせて座席が前後左右上下に揺れる
「4DX」最新の体感型上映システム体験でした
しかも乗客全員が氷の海に投げ出され
亡骸が静かに漂うシーンになると
揺れがぴたりと止む念の入れよう
実は私がタイタニックを見るのは初めてでした
映画館で見れずビデオそれもVHSを買ったものの
当時忙しかった私は定年になったら見ようと
そのまま置きっぱなし
それが地震で倒壊した家の下敷きになり
もう観ることはないのかなと
思っていた今日この頃
本来定年になっていたはずのこの日に
偶然に乗った飛行機の中で
観ることになろうとは
地震の中を生かされてきた私にとって
一つひとつのシーンが痛いほど心に突き刺さり
まさに今の自分でないと感じることのなかったであろう
不思議な感覚で映画の世界に入って行くのでした
羽田空港に能登半島地震への
自動寄付自販機が

ありがたい話だなと
純粋に感謝の気持ちで見てみましたが
輪島市だけ寄付先からは
外れていました
設置責任者を見てなるほどと思いました