地震から 637 日目
豪雨から 373 日目
大成建設さんのご協力のもと
災害ゴミを転生させてこしらえたベンチ
中庭から生徒玄関へ移動させました
これまでは休日朝早く
部活動の遠征に登校した生徒が
地べたに座って待っていたのですが
これからちゃんと座って待つ場所が
できましたね
輪島高校の避難所で
足湯ボランティアとして
寄り添ってくださった
藤井節子さまはじめ
四国ボランティアネットワークのみなさん
今日は本番讃岐の手打ちうどん教室を
開催してくださいました

特製レシピを伝授します
ぜひお試しあれ
塩:水の加減は
夏は 1:9
春秋は1:11
冬は 1:15
粉は中力粉を使います
粉に対する食塩水の割合は
夏〜冬で 42〜46%
中力粉をボールに入れ
両手で下から空気を含ませるように
混ぜながら
食塩水を3回に分けて加えます
しっかりこねていると
初めてボソボソだったのが
やがてひとつの玉にまとまります
ビニール袋に入れて寝かします
夏は 1時間
春秋は2時間
冬は 3時間
ビニール袋に入れたまま
足の裏全体で踏みます
1分半
薄く広がった生地を
縦横にそれぞれ3回
9層に折りたたみ
足踏みを3回繰り返します
生地を麺棒で薄く伸ばして
それを蛇腹に折りたたんで
4mm幅に切って出来上がり
茹でる時間は15〜16分です
29日(月)10:00より
南志見公民館でも開催されます
予約は不要
無料です
手ぶらで起こしください
南志見・町野うどん教室チラシ.pdf
【30-55 時間の旅】vol.4
30年前 55年前と時を遡った復興研修旅行
生徒の学びを紹介するコーナー
2日目の午前中は
青楓館高等学院さんを訪れました
学校を超えた部活動「AI部」で
一緒に活動しています
〔中野舞星〕〜青楓館で学んだこと
「みんな自分のやりたいことをすぐ行動に移し
学校の環境を
自分たちが過ごしやすい場所にしていました
自分達の活動を発表する場があって
素晴らしい発表をした人を投票して壁に貼って
みんな互いに高めあっていました
そして部活動は
どれも社会で活用していくことができそうなものでした
生徒一人ひとりの能力を育てて
挑戦する意欲を引き出しているとわかりました
私は何かに挑戦していくことはすごいと思います
自分で何か起こすのは難しい
そしてなかなか上手くいかないことも知りました
けれど諦めずに改善していくのをみて
私も何か挑戦する時は
失敗しても諦めずに改善を重ねて
成功に繋げて行く姿勢にしていきたいと思いました」

〔宮腰花歩〕~青楓館で学んだこと
たくさん質問をしました
Q.遠くにいる生徒が実際に来る時に
金銭面の支援はありますか?
A.高いランクのバッジを持っている生徒には支援が出ます
最高ランクバッジはプラチナバッチです
Q.修学旅行はどこへ行きますか?
A.基本みんな自由人なので
修学旅行でまとまって行くより
個として友達と一緒に旅行に行くほうがいい!
という人が多い
生徒さんについて私が感じたことは
話が止まりそうになったら
こっちに話題を振るなど
会話を回すのがうまいということです
また発表テクニックとして
スライドに書いてあることだけではなく
自分の意見を交えて笑いを取る
というのは自分を含め
輪島高校の生徒にはできていないことです」
〔浅野琉衣〕~青楓館で学んだこと
「青楓館のPBL型の授業は
主体性や積極性
社会的な立ち回りなどを学ぶ面が
輪島高校の「街プロ」と似ていると感じました
さらには単純に高等学校の探究活動の延長ではなく
本格的に社会参加する準備期間としての
カリキュラムや制度が整えられていて
他にも校歌・制服の制作など幅広い活動があり
生徒一人ひとりの主体性や行動力の高さを
改めて感じました
フレックスタイム制のような働き方改革を取り入れ
就職やその後まで見据えた体制が斬新でした」

〔森下正幸〕〜青楓館で学んだこと
「青楓館の生徒たちはGoogleスライドではなく
キャンパというアプリを使って
プレゼンしている人がほとんどでした
普段
活動やイベントなどで
県外に行くことが多いらしく
場数をふんでいて
共同作業や発表が上手でした
コミュニケーションスキル
主体性
チャレンジ精神など
社会に必要なスキルが養われ
海外企業系への推薦も多く
即戦力になりそうな教育をしていました」

この教室内のロフトも
生徒さんが手造りしたそうです
地震から 636 日目
豪雨から 372 日目
【今日のDeep Purple】
教科を超えた授業実践を紹介し
深い教科横断型授業を作り出すコーナー
今日は国語と理科の教科横断です
3日間にわたった
阪神淡路復興研修ツアー
帰りのバスの中
夕暮れ空を見ながらこんなこと考えました
「秋の日は釣瓶落とし」
他の季節に比べて
秋は急速に日が暮れる
ということを表すことわざです
釣瓶とは
井戸で水を汲み上げるための道具で
桶を縄の先にとりつけたものを
滑車に掛けて使用します
井戸に落とすと素早く一気に落ちる様子に
秋の日暮れを例えています
これは単に
「日が短い」ということを表しているのではなく
「一気に暗くなる」ということを表しているようです
言われてみれば確かに
日が沈むと容赦なく暗くなる気がします
薄明るい時間が短いような気がします
科学的に検証してみる価値がありそうです
以前にこのブログでも紹介した
「天高く馬肥ゆる秋」
の科学的な根拠
夏の小笠原高気圧に比べ
秋の移動性大陸高気圧の
空気中に含まれる水分の違いから
実際に秋の雲の標高は高い
と言う事実
このことに関係があるのではと
考えてみました
空気中の水分量が多いと
そこを通る多くの光が散乱します
つまり明るく輝いて見えます
震災による停電で真っ暗なときに得た智恵ですが
懐中電灯を立てて
その上に水を入れたペットボトルを立てると
光が散乱されて
ランタンのように照らしてくれます

つまり空気中の水蒸気量が多い春や夏は
日が水平線に沈んでも
しばらくは散乱した光によって
空全体がぼーっと明るく見えるけど
空気が乾燥している秋はそれがなく
太陽が水平線に沈むと同時に
あたりが真っ暗になる
という仮説を立ててみました
単なる気のせいかと思い
実際に日没後の明るい時間帯の長さについて
調べてみました
すると
上空の大気が太陽光を散乱して光り
日の入後もしばらくは暗くならない現象をさす
「薄明」ということばがあることを知りました
「薄明」の長さを調べたサイトを見つけました
それによると
最も長いのは6月で1時間49分
それに対して
9月のそれは1時間25分
30分近くの違いがありました
どうやら仮説はある程度合っていそうです
実際に
湿度と「薄明」時間を測定して
調べてみるとおもしろそうです
温度によって差が出るのか?
緯度によって差がでるのか?
興味は尽きません
以前こんなこと研究している生徒がいました
「二階から目薬」
本当にそんな難しいのか?
実験と計算により検証しました
こうした諺や古くからの言い伝え
これらを科学的に検証する教科横断型の学習は
ものごとを複眼的に捉える力を育てます
「それがいったい社会の何に役立つのか?」
いいんです
本人がおもしろければ
「災害復興は現状復帰が原則」
としか言わない
頭の固い役人のようなこと言わないでください
日本人として5人目となるノーベル化学賞を受賞した
海洋生物学者である下村 脩 氏は
子どもの頃に見た光るクラゲが不思議で不思議で
その発光の仕組みを生涯追い続けました
そして「GFP」とよばれる光るたんぱく質を発見したのです
「それがいったい社会の何に役立つのか?」
のちに医学の発展に大きな役割を果たすことになるのです
細胞を生きたまま観察するための「光る目印」として活用され
がん細胞をマーキングしたり
難病治療のための新薬開発などに大きく貢献するのです
基礎研究とはこういうものです
そのときは何の役にもたたないように見えても
その後思わぬところで
大切な何かに結びつくのです
だから
基礎研究に関わる国家予算を
ふんだんに研究機関に回していただきたいと思います
日本の失われた30年を取り戻すために
長い目で復興のことを考えている毎日を送っていると
コスパやタイパばかり追い求めず
目に見える成果ばかりにとらわれず
真に大切なことは何なのかを
本気で考える大切さを日々感じています
【30-55 時間の旅】vol.3
30年前 55年前と時を遡った復興研修旅行
生徒の学びを紹介するコーナー
〔辻 姫花〕〜2025 万博会場にて
ポルトガルパビリオンに行きました
パビリオンのテーマは「海洋:青の対話」
海が私たちに話しかけるような口調で話している様子が
スクリーンに映し出されてました
海の氷を溶かすと海は私達の家を沈め
ゴミを流せば海は私たちにそれを返し
資源を奪い尽くせば海はもう
私たちは資源をもたらすことはない
海は決して危険な存在ではなく
真に危険なのは人間である
私はその動画をみて
自分たちが環境にしたことは自分たちに返ってくる
と改めて知り
環境を大切にすることの重要性を実感しました
復興は極めて重要ではあるが
環境を思いやって進めていくことが
真の復興だと思いました
〔濵高一朗〕〜2025 万博会場にて
国が
大阪府が
私たち輪島の特色である輪島塗を
全国または世界各国に伝え
輪島への興味関心が薄れないよう
輪島という町の価値を再確認してもらうよう
努めてくださっているということが
心に残りました
「夜の地球」輪島塗で作られた地球儀に対し
多くの方が足を運ぶ様子が
輪島市がまだ忘れられていないことを
強く象徴していると感じました
地震から 635 日目
豪雨から 371 日目
今日は阪神・淡路災害復興研修最終日
最後にとっておきの危機対応研修を
準備していました
題して「初めての置いてけぼり」作戦
出発時刻に遅刻した生徒を待たずに
バスを出発させるのです
途中で追いつくのか
それともあきらめて帰宅するか
自分でルートを設定させて
行動させる訓練です
この子たちがいずれ親元を離れて
一人暮らしになったとき被災したら
自分で考えて行動しなければなりません
そんな思いも込めての作戦だったのですが
さすがみなさん時間厳守で集まりました
帰り道
北陸自動車道が交通事故のため
通行できなくなりました
運転手さんのとっさの機転で
8月31日に開通したばかりの
東海環状道を通って
東海北陸道経由で
帰ることとしました
さすがの危機管理能力です
さて問題です
実際に知り合いが体験した
北陸新幹線がまだない頃の話
東海地区に近づいてきた台風のため
午後2時頃
新幹線が運転を見合わせました
東京にいた彼は
夜の9時までには
大阪に入らなければいけませんでした
航空機をとろうとしましたが
その日の東京大阪便は全て満席
レンタカーだと
ぶっ通しで運転してギリギリ
渋滞でもあれば確実アウトです
ましてや台風に向かって運転するのは危険です
とっさの機転で
彼は夜の9時までに
大阪に入ることができたのですが
どんな方法を使ったのでしょう?
答えは次のコーナーのあと
【30-55 時間の旅】vol.2
2025 大阪・関西万博で未来の姿を
1995 阪神淡路大震災の姿を
1970 未来を夢見た大阪万博の姿を
30年前 55年前と時を遡る今回のツアー
今日は最終日
「万博記念公園」を訪れました

先々日
今年の万博のレポートより
〔大北 琉絆〕〜2025 万博会場にて
ポルトガル館での展示
「あなたは水から生まれたが
あなたたちが海や川に資源を捨てるなら
私達もあなたたちに
水として襲い掛かるだろう」
復興をする際に雨や地震による水害をよく考えたり
海辺や川などの整備をし
ゴミを拾うなどの清掃をして
その場所を大切にするようなところ
そんなまちづくりをしようと思いました
〔北村篤太郎〕〜2025 万博会場にて
防災に地域コミュニティは切っても切り離せない存在です
そして万博は「コミュニティの形成」に最も適しています
「コミュニティの形成」には交流が不可欠であり
このようなイベントに防災を盛り込んだら
様々な国の人達の防災意識が高まると考えました
〔小住 優太〕〜2025 万博会場にて
輪島塗の「夜の地球(Earth at Night)」を見ました
沢山の人が来てくださっていました
子供が楽しめるような遊び場が多くありました
定期的に地面から霧が出たり
トランポリンを置いたりして
遊ばせていました
輪島にもそういう場はありますが
全て買い物できるとこからは少し離れており
親が安心していられる場所ではありません
復興させる時は
商業施設の一部に
遊び場を作れたらいいなと思いました
先ほどの答え
羽田空港から千歳空港を経由して
伊丹空港に入ったのでした
【夏を詠む】最後の句
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナーの最終回
最後の一句は
「朝焼けに 染まる君いて 言葉なく」
我が家の公費解体が終了しました
高校で国語を教えていらっしゃる
大工髙志先生より
こんなメッセージをいただきました
「解体してありましたね。
大火を塞き止めた家でしたね。
お疲れ様でした。
ウチも倒壊を免れた家でしたから
地震の後
いろいろ会話できたんですよ。
家と。
1月に地震があって、
家と会話したけど
3月頃から
声が聞こえなくなって。
家って
少しずつ死んでいくのだなと
思いました。」
これを読んで
生まれて初めて
本当に人生で初めて
嗚咽
ってものを経験しました
「あさやけに そまるきみいて ことばなく」
地震から 634 日目
豪雨から 370 日目
昨日の万博では
多くの学びがありました
《本手 蒼瑶》
ROBOT&MOBILITYSTATIONブースで見た
不整地の荷物搬送などに活用可能な
六脚ロボット「ハルモニウム」
それからAIスーツケース
「人に優しい」をテーマにした
こうしたロボットを
積極的に取り入れることで
被災地復興に
新たな可能性が生まれると思いました

《宮下 ほのか》
多くの国のパビリオンが
その国の文化や自然を活かしていました
能登でも豊かな自然や観光地を活かして
世界に伝えられたらいいと思います
コモンズパビリオンでは
1つの国ではなくコモンズで協力しよう
という考え方を知りました
これは能登でも同じで
他の地域と協力することで
復興につながると感じました
他の地域とのつながりを大切にしていきたいです
《中野 舞星》
アラブ首長国連邦のパビリオンで
とある文を見つけました
「再生可能エネルギーと先駆的技術を
戦略的に採用し活用することで
気候変動に対応できる
未来の創造を目指した取り組みを続けています」
「環境変化に対応できる
未来の創造と革新を目指し
伝統に根ざした取り組みは
地球とそこに暮らす人々
そして将来の世代のために
生命を守る原動力となる
私たちはそう信じています」
輪島の復興も
このような思いを持って
そこに暮らす人々や将来の世代の生命を
守る行動をしていくべきだと思いました

《橋浦 千秋》
阪神淡路大震災から30年、
前回の万博から55年
とても長い時間が経って
ようやく神戸や夢洲などの地域が
元に戻ってきて開催できた万博
長い時間が経って戻ってきたのは
道路や水道などのインフラ
ビルやマンションなどの建造物だけでなく
人と人との心の繋がり
国外の人との交流関係
新しい出会いや経験を身につけるきっかけなど
様々なことが戻ってきたのだと思います
輪島は未だ復興途中
30年前の阪神・淡路と同じような状態
万博に行った身として
輪島の復興に少しでも貢献できるような
考え方や見方で成長していきたいと思いました

《宮腰 花歩》
入場した瞬間
テレビで見た時とは違う
物凄い迫力に圧倒されました
ヨーロッパなどの人気のパビリオンには
入れなかったけど
コモンズなどの
小さな国々がたくさん入っているパビリオンや
ロボットの展示をしてるパビリオン
大屋根リングなど
万博でしか出来ない体験ができたことを
とても嬉しく思いました
輪島と大阪で違うと思ったことは
ふたつありました
ひとつ目は観光客の数です
今の輪島には外国人観光客
日本人の観光客すらほぼいません
観光客を呼ぶこと=輪島全体の活性化
に繋がるのではないかと思いました
ふたつ目は
観光資源が震災前と比べて
圧倒的に少なくなったことです
朝市は焼け
千枚田は割れ
窓岩は崩れてしまいました

《浅野 琉衣》
ポルトガルパビリオンで
海洋資源や排他的経済水域など
海に関する記録の展示を見ました
巨大なスクリーンに映し出された
海から人間に対する
強いメッセージが印象に残りました
また万博会場では
外食パビリオン「宴」や
各地に点在するキッチンカーのように
全国から来るたくさんの企業や飲食店が
交代制で出店するブースがいくつか見られました
このシステムは地域活性化にもつながります
調べてみると
歴代開催された万国博覧会でも
災害を取り上げた国がいくつかありましたが
どちらかといえば防災・減災が目的であり
日本のように
復興支援として万国博覧会で災害を取り上げる国は
珍しいのだと気づきました
日本の手厚い災害支援は
捉え方を変えれば「チャンス」になります
そのためには
今日実際に見てきたパビリオンのように
強いメッセージ性が必要なのだと思います

みんなそれぞれに思うところがあって
期待していた以上に
いろんなことを吸収しています
今回のツアーで生徒が学んだこと
明日からシリーズ化してお伝えします
「AI部」の活動でご一緒している
明石にある青楓館高等学院さんを訪ねました
通信制の学校で新しい時代の教育を
実践されています
例えば「AI部」の他には
「起業部」
「デザイン部」
「投資部」
など特徴的な部活動

青楓館高等学院は
「子どもの未来を守る」ための高等学院で
①社会と学校とのギャップがあること
②子どもたちの未来か真っ暗なこと
を変えるために生まれました
そのあとは
「人と防災未来センター」を訪れました

背景の建物
写真では切れている
さらに上方に
「南海トラフで予測される
津波の高さ→」
の表示があります
衝撃の高さです
何もかもひとたまりもありません
こちらの様子も少しずつ
お知らせしていきます
【夏を詠む】無題
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナー
それぞれの想いをのせて夏が過ぎ行きました
今日はいろんな夏を集めてみました
ただ想像力の乏しい私にとっては
どんな情景を詠んだ句かわからなかったので
みなさんで味わってみてください
「掌に ビー玉ひとつ 月を抱く」
「氷山や かき氷めく 地の悲鳴」
「夏夕べ 君と竿振る 肩ぬくし」
地震から 632 日目
豪雨から 368 日目
人を笑わせ
そして考えさせる
ユニークで独創的な研究に送られる
イグノーベル賞!
「不名誉な」という意味の「ignoble」と
ノーベル賞(Nobel Prize)を組み合わせた造語です
ネーミングからして洒落てます
「洒落」の「洒」は「酒(さけ)」ではありません
ついでに「祟り(たたり)」も「崇(たかし)」ではありません
もひとつ「柿落とし(こけらおとし)」も
「柿(かき)」とは別の字です
それはさておき
今年のイグノーベル賞に
日本人チームが選ばれました
パチパチ!
賞金はなんと10兆ドル!
今日の為替相場は1ドル148円だから…
と興奮してたら
ドルはドルでも
ジンバブエドルだそうです
全く笑かしてくれます
さて注目の受賞研究はというと
「牛の毛を染めてシマウシにすると
ハエにたかられない」
だそうです
「しょーもな」と笑うなかれ
牛はハエにたかられると
体重が増えにくかったり
お乳の出が悪くなったり
その経済的損失は
かなり深刻なのだそうです
さて高校生諸君
批判的思考力を高めましょう
ここまで読んで
この実験
問題点はないですか?
「ハエは縞模様を嫌ったのではなくて
染料の成分を嫌ってよりつかなかったのでは?」
と気づいた君
素晴らしいです!
実はこの研究グループ
同じ成分の黒染料を使って
見た目縞模様には見えないシマウシも
同時に実験に用いていたのです
これを「対照実験」といいます
これによると
白黒のシマウシはハエにたかられなかったけど
黒黒のシマウシはたかられまくったそうです
明らかにハエは縞模様を嫌っているようです
さてさて高校生諸君
ここで新たな仮説を立ててください
「水玉模様ならどうだろう?」
「縦縞と横縞の違いは?」
などと気づいた君
これまた素晴らしいです!
ところでシマウマって縦縞なの?それとも横縞?
正解は横縞!
えっ?てなりそうですが
シマウマの立場に立って
ボーダーのシャツを着ている気分になると
確かに横縞ですね
もひとつところで
縦縞ボーダーと横縞ボーダー
太って見えるのはどっちだと思いますか?
横縞は太って見える
よく言われていましたが
全く逆ですよ

どうです?
下の横縞の方が
引き締まって見えませんか?
これは
「ヘルムホルフ」の正方形といいます
正方形の中に横縞を入れると
縦長に見えるというものです
これはこれまで平面にのみ言えることと
思われていたのですが
ヨーク大学の研究チームが
立体においても成り立つことを
実験により示しました
これを受けて今年の夏
プラダ
ルイ・ヴィトン
シャネルに
クリスチャン・ディオール
2025春夏コレクションには
全てのブランドに
ボーダーが取り入れられました
【夏を詠む】星祭の候
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナー
夏は夜 いとをかし
今日は夜空に輝く句を集めてみました
「夏の夜 空に咲きたる 紅の夢」
「汗ひかる 頬をなぞれる 夜の火花」
光った瞬間
照らされた好きな人の頬の汗が
見えた一瞬を捉えた句ですね
それにしても花火そっちのけで
好きな人の顔ばかり
見つめていたんですね
可愛い句です
「手をつなぐ 音にまぎれて 好きと言う」
これも可愛いですね
面というのは恥ずかしくて
花火の音にまみれて
聞こえるか聞こえないか
言ってみたのかな?
昔聴いた小話を思い出しました
「好きな男を膝枕していた若い娘
気を許した瞬間ぷっ
恥ずかしくて恥ずかしくて
目をつむっていた男が
寝てくれていたらよかったけど
ちょっと試してみよう
『ねえねえおまえさん
さっきウグイスが鳴いたよ
聞こえた?』
『いや聞こえなかったなあ』
よかった寝てたんだ…
『ところでウグイスが鳴いたってのは
屁の前かい?後かい?』」
せっかくの素敵な句なのにごめんなさい
ムードもヘチマもないですね
地震から 631 日目
豪雨から 367 日目
タイトルの言葉は
『論語』に出てくる孔子の言葉で
「自分より若い世代は
将来どのような人物になるか計り知れないので
決して侮らず畏敬の念を持って接するべきだ」
という意味の言葉です
若者が持つ無限の可能性を称えるものです
最近は昔の教え子に会うごとに
この言葉の意味をかみしめています
懐かしいお客様
二本松市立東和中学校の 鈴木 直樹 先生です
私の町野高校赴任時代の教え子で
町野高校が第1回の21世紀枠
最終選考全国9校にまで残ったときのエースです
廃校直前たった11人の部員でそこまで残って
絶対選ばれると勝手にワクワクして
甲子園球場に行くときは
大型バスじゃなくてワゴンで充分ですね
ワゴンで甲子園横付けする出場校なんて
これまでないでしょ
なんて妄想ふくらましていました
大学卒業後は福島県で教員をしながら
好きな野球の研究をずっとされていて
多くの論文も残されています
「野球における投手の投球に関する運動技術史的研究」
ーオーバースローにおける「胴体の動き」を中心にしてー
ーオーバースローにおける「バックスイング」を中心にしてー
ーオーバースローにおける「フォワードスイング」を中心にしてー
ーオーバースローにおける「下肢の動き」を中心にしてー
「野球における投手のオーバースローの運動技術史」
ー競技規則との関係からー
「日本におけるアンダースローの運動技術史」
「野球の投手におけるコントロールのコツに関する一考察」
ー技術の定立に向けてー
「野球における投手のオーバースローの構造体系化」

いずれも「スポーツ教育学研究」や
「スポーツ運動学研究」などに掲載されたものです
彼自身高校時代に
オーバースローからサイドスローに転向し
その中で探究の芽が育まれていったのですね
好きなことをとことん突き詰める
これからの時代に大切な力です
生徒にぜひ身につけさせたい力です
【GIS不自由研究】第5回
位置情報に様々なデータを地図上で統合し
視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー
今回は「知を作る!」
重ねるレイヤーを自分で検索して探します
「浸水深想定」「浸水推定」「標高」
などをキーワードに洪水災害について
「土砂災害」「警戒区域」
をキーワードに土砂災害について
それぞれ活用可能なデータを作ります
【夏を詠む】夢眠の候
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナー
夏の昼寝は至福のひととき
今日は夢見の句を集めてみました
「昼寝して 夢の中まで 夏休み」
夢占いで検索してみました
夏休みの夢を見るということは
自由になる時間を求めているそうです
退屈な日々からの逃避願望の可能性も
日頃から勤勉な人であれば
働き過ぎの赤信号が点滅しています
怠けがちな人であれば
手つかずに放置している課題を片付けるように
と夢が警告しています
「夏休み 呼ばれてもなお 夢のなか」
起きたいのになかなか起きれない夢は
人間関係の変化を暗示しているそうです
嫌々付き合っている人がいるケースが多いとか
何かに対して不満を持っている
ということを暗示している夢でもあるそうです
「気にしない」或いは「知らんふりでやり過ごす」
そうすることで運気が上昇することもあります
「夏の夜 布団に沈み 秒で寝る」
部活動の練習で疲れてバタンキューでしょうか
昼間に思いっきり汗をかくと
暑い夜でもぐっすり眠れていいですね
ところで若い人はバタンキューって
わかりませんよね
「死語の世界は存在する」
モロこの句のような状態を表します
モロも死語か?
気になって調べてみたら
名古屋の方言なのだそうです
未だに「写メ」って言ってる人いませんか?
若い人に「なにそれ?」って言われますよ
地震から 630 日目
豪雨から ちょうど1年目
【芸術の秋】
中部航空音楽隊のみなさんが
はるばる静岡からお越しくださり
復興応援演奏会を開いてくださいました

「心の中の一番綺麗な風景と
大切な人のことを思いながら聞いてください」
とアンコールで演奏してくださった
Danny Boy には
込み上げる思いでいっぱいになりました
アイルランド民謡に詩をつけた Danny Boy は
第一次世界大戦中
「生まれ育ったこの場所へ
きっといつか帰っておいで」
出征する我が子への思いを綴った曲です
発災以来
傾いた体育館にずっと寝泊まりして
救助に当たってくださっていた
隊員のみなさんのこと思い出しました
それからその頃にもらった
東日本大震災を経験したお母さんからの
こんなメッセージ
「東日本大震災に襲われたとき
当時2歳だった娘には
その時の記憶がありません
ただひとつ覚えているのが
『真っ暗なお風呂の中に
黄色いアヒルちゃんが浮かんでた』
自衛隊のみなさんが準備してくださった
お風呂の思い出です
壊れた建物
慌てふためく大人たち
そんなものじゃなくて
暖かい思い出を
娘の心に残してくださった
自衛隊のお姉さんたち
本当にありがとうございました」
今日の演奏会も
きっとみなさんの心の中に
残っていくものと思います
【スポーツの秋】
バレーボール部が体験入部を行いました
輪島市内の中学校から
6名の3年生が参加してくれました

輪島中学校には
女子バレー部はありますが男子バレー部がありません
輪島高校には
男子バレー部がありますが女子バレー部はありません
ですので男子は全員初心者からのスタート
女子は続けたくてもできません
そんな中ひとりの女子部員が
マネージャーとして3年間
頑張ってくれました
きっとプレイしたかったろうと思います
でも影でみんなを支えてくれました
本当にけなげで立派な姿でした
とってもセンスあるので
男子に混じっても
決してひけを取らなかった
というより下手すると
一番うまかったかもしれません
40年ほど前
リベロの制度がない時代
全日本女子で広瀬選手っていう
小さな選手がいました
アメリカのハイマンやクロケット
中国の郎平らが放つ強烈スパイクを
とにかく拾いまくっていました
確か男子の中に混じって
レシーブの練習をして
技を磨いたと聞いています
今日は女子バレー部のない東陽中学校から
女の子がひとり参加してくれたので
そのマネージャーの子も
受験勉強の合間を縫って
お手伝いに来てくれました
少子高齢化が進み
部活動の存続が危うくなってくるこれからは
吹奏楽に大編成と小編成があるように
男女混合大会もひとつの選択肢かもしれません

この模様の秘密は明日書きます
キーワードはイグノーベル賞
【GIS不自由研究】第4回
位置情報に様々なデータを地図上で統合し
視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー
今回は「データ」
ArcGISのアプリ「Survey123」を用い
重ねたレイヤー上のさまざまな地点において
どんな情報が欲しいかリクエストする
「調査票」をつくります
「調査票」によって集められたデータは
一覧表となって管理されます
【夏を詠む】香味の候
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナー
いっぱい食べて元気な夏を
今日は美味しい句を集めてみました
「種飛ばす 黙して笑う 夏の午後」
スイカの種の飛ばしっこですね
スイカを切る時は
皮の縞模様の濃いところに沿って
包丁を入れるといいですよ
種はその線に並んでいるので
切り口に一列に並んで取りやすくなります
「かき氷 食べて後悔 また一口」
ダイエットしてるのかな?
冷たいと甘みを感じにくくなっているので
摂取過多になりやすく
注意が必要ですね
「夏の午後 残る胃の奥 祭味」
お祭りに行って
屋台のおいしいもの
いっぱい食べたんですね
地震から 629 日目
豪雨から 365 日目
「創造的復興」
この言葉が生まれた神戸のまちで
今日はサミットが開催されています

会場はポートピアホテル
Portopia, the city of light and waves
ゴダイゴが歌っていましたね

3本の国旗からわかるように
本日はトルコとウクライナからも
発表にいらっしゃいます
朝一番からリハーサル

司会は武庫川女子大付属高校3年生
竹内 舞桜さん

どこかで聞き覚えのある
お名前ではないですか?
夏の甲子園の開会式の司会を務めた方です
素敵な響きの声でした
齋藤 元彦 兵庫県知事からのご挨拶です

「創造的復興」
という言葉を生んだこのまちでは
震災から30年が過ぎ
その記憶を風化させないため
今年から「つなぐ」という
キーワードを追加したそうです
兵庫県立舞子高校のみなさんです

各学年で1週間に8時間ほど
防災に関する授業を行っています
宮城県多賀城高校の災害科学科さん

防災に特化した独特なカリキュラムで
計問的に防災について学んでいます
神戸学院大学のおふたり

阪神・淡路大震災の震源地に
最も近い大学なんだそうです
兵庫県立大学学生災害支援団体LAN のおふたり

先日の新潟での「ぼうさいこくたい」で
ご挨拶させていただきました
東北学院大学 地域総合学部のおふたり

本校からは中村輝人さん
自ら取り組む居場所づくりと
ガイド活動について発表しました

そのあとは発表者全員で
パネルディスカッションを行いました

午後からはサミットです
神戸市立御影北小学校のみなさんによる
『しあわせ運べるように』の合唱で幕を開けます
「傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
支えあう心と 明日への 希望を胸に
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌
しあわせ 運べるように」

涙がとめどなく流れてきます
学生からの行動宣言が行われました

防災教育とは
単に学ぶことではなくて
行動に起こすこと
力強い宣言が行われました
石川県から馳浩知事も参加されました

発災時
当時の岸田総理から
「金の心配はするな!
できることは全てやれ!」
との指示を受け取り組んでこられたことを
お話されました
【GIS不自由研究】
位置情報に様々なデータを地図上で統合し
視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー
第3回は「ラベル」と「シンボル」
地図上に重ねたレイヤーに
文字を表記させるのが「ラベル」です
例えば「耕作地」レイヤーの
「ラベル」をオンにすると
『田』や『畑』といった
耕作地の活用状況が表示されます
そしてレイヤーの色味や透過度を
調整するのが「シンボル」です
「ラベル」と「シンボル」を
うまく調整して
一目でわかるデータに仕上げるのです
【夏を詠む】空蝉の候
五七五に込めた生徒の夏を
紹介するコーナー
空蝉とは蝉の抜け殻のこと
今日は虫を詠んだ句を集めてみました
「蝉の声 追いかけるよう 泣く子かな」
小さい弟さん妹さんがいるのかな?
それにしても今年はあまりセミが鳴かないなと
勝手に感じていましたが
どうも全国的な傾向であったようですね
急激に暑くなったことと
空梅雨で地面が乾燥し固まって
羽化しにくかったことが原因と
考えられています
「蝉の羽 数えて落ちる 風の中」
過去の文献にも蝉の鳴かない年が見られます
1923年夏は神奈川県橘樹郡登戸村で
1707年は伊勢国萩原で
蝉がまったく鳴かなかった
という記録が残されています
1923年は関東大震災の年で
1707年は宝永地震の年
「蝉が鳴かない年には大地震が起こる」
などと短絡的に考えずに
しっかりデータを集めて
科学的に分析する必要がありそうです
GISの出番ですね
「夜もふけて 蚊に囲まれて 香にまみれ」
これはお見事!というほかありません
なんてテンポのいいリズムでしょう
香(か)とは蚊取り線香の香ですね
蚊取り線香の有効成分はピレトリン
除虫菊(シロバナムシヨケギク)
の花から抽出されます
昆虫の神経系に作用しますが
人に対する毒性は低いです
ただ魚や猫には高い毒性を示すため
飼い主は注意が必要です
震災前の輪島朝市の魚売りも
独特な虫除けの香を焚いていました
その匂いも含めて
懐かしい思い出です