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校長室より「おこらいえ」

樒(しきみ)の力

2024年12月16日 08時05分

地震から351 日目

豪雨から87 日目 

 

支援金をいただきました

群馬県立沼田高等学校様からです

 

 

 

 

 

 

JRC部のみなさんが募金活動をしてくださいました

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました

沼田高校さんは男子校ですが

来年度から近くの女子校といっしょになるのだそうです

楽しみですね


樒(しきみ)という植物があります

四季を通じて常に美しい緑の葉を保つことから

「四季美」転じて「しきみ」となったようです

 

昔から邪悪なものを寄せつけない力を持つということで

仏閣の敷地内によく植えられています

水を張った花瓶に挿しておいても

1ヶ月も水が腐らない不思議な力を持っています

からだ全体に毒を持っていて

細菌を殺す力があるようです

この毒は「シキミ酸」といって

集めて精製していくと

「オセルタミビル」という物質に変わります

どこか聞いたことのある響きではありませんか

 

インフルエンザの特効薬です

「タミフル」はこれを主成分とした商品名です

 

こう考えると

昔の人のいう邪悪なものとは

インフルエンザウイルスだったのでは?

と思うのですがあくまで私見です

年末年始寒い時期に

多くの人が集まる仏閣に

樒を植えておくと

インフルエンザの流行を抑えることができる

そのことを昔の人は

経験的に知っていたのではないでしょうか

 

きっとこのようにして

経験から学んださまざまなことを

まとめ上げそして伝え合って

今の豊かな生活があるのだと

これも震災をきっかけに

私自身学んだことです

 

例えば先ほどの樒に含まれるシキミ酸

このシキミ酸だけを取り出して

毒のないように加工して

即効性のある薬を創り出すのが

西洋医学です

 

一方でその毒を含む植物をそのまま

量を調整しながら服用するのが

東洋医学すなわち漢方です

 

シキミ酸が毒である以上

それを体内に持つ樒自身にとっても

毒であることに変わりはありません

 

ではなぜ樒は無事なのか?

シキミ酸から自分自身を守る物質を

樒が持っているからなのです

 

このことは胃潰瘍の発症の仕組みと同じです

胃はタンパク質つまり食べた肉などを消化する

ペプシンという消化酵素を分泌します

ところが胃自身がタンパク質でできているので

本来なら胃自身も消化されてしまうはずなのです

 

ではなぜ食べた肉だけ溶けて

胃自身は溶かされないのか

それは胃がペプシンから自分自身を守る

薬を作っているからなのです

 

ところがストレスにより

その薬を作る力が衰えると

胃は自分自身から出した

肉を溶かすペプシンによって

自分が溶かされてしまいます

それが胃潰瘍です

 

漢方では

毒と一緒にその毒を解毒する物質も服用するので

効き目が穏やかで副作用がありません

 

化学の教員として

さまざまな薬の歴史についても

いろいろ学んできました

 

その中で最も衝撃を受けたのは

サルファ剤の発見の歴史です

サルファ剤は

抗生物質ほど強烈ではありませんが

殺菌作用のある薬品です

 

染料つまり絵の具のようなもののひとつ(プロントジル)に

どうやら殺菌作用のようなものがあるぞ

ということが当時の研究者たちの間で

知られていました

そんな時細菌学者ドーマクの娘が

細菌に冒され医者からサジを投げられます

 

ドーマクはプロントジルを娘に投与する

決心をするのです

全ての治療法が効果なく

死にゆく娘であるとはいえ

絵の具を飲ませる

彼の心の中はどんなだったでしょう

 

ほどなくプロントジルを投与された娘は完治し

このことが元となってサルファ剤が

開発されたのでした

奥能登紀行

2024年12月15日 12時00分

地震から350 日目

豪雨から86 日目 

 

現在の能登半島の復旧状況を

リアルタイムにお知らせします

 

 

 

 

 

 

輪島からその先へは

現在緊急車両と地元の車しか通行できません

地元の車ということで

みなさんに最新情報をお伝えしたく潜入です

 

 

 

 

 

 

輪島高校舟校舎(旧輪島実業高校)

のある高台です

大きく崩れ落ち

野球場のバックネットまで迫っています

この上に住んでいた方は

元日以来立入禁止で入ることすらできていません

 

 

 

 

 

 

その先の国道249号線は

多くの場所で片側通行

長いところで5分待ちの信号です

 

 

 

 

 

 

なんとか通れるようにはなっています

 

 

 

 

 

 

元深見小学校跡地には

モンゴルのパオのような

仮設住宅が建っています

 

 

 

 

 

 

名勝「千枚田」です

例年ですと「あぜのきらめき」

ライトアップされた幻想的な冬の棚田で

多くの方を魅了していたのですが

今は夢の跡といった感じです

 

 

 

 

 

 

ここから隆起した元海底に作られた

新しい道路に入ります

 

 

 

 

 

 

完成したどんなに気持ちいい道路になるか

 

 

 

 

 

 

新しい観光スポットになりそうです

 

 

 

 

 

 

これ全て元海底です

 

 

 

 

 

 

もともとの道路はこんな感じ

 

 

 

 

 

 

 これまでなかったロングビーチ

 

 

 

 

 

 

落盤によりつい先日まで通行止めだった

「八世乃洞門新トンネル」

通れるようになりました

 

 

 

 

 

 

電気のついていないトンネルは怖いですね

まるで黄泉の世界へ堕ちていくよう

 

 

 

 

 

 

トンネルを抜けると「垂水(たるみ)の滝」

全国的にも珍しい海に落ちる滝です

冬の日本海の風に吹きあげられて

上へ昇っていく珍しい「逆さ滝」も

条件によっては見られます

落差は35mあったものが

落盤により半分程度になっていますが

その分落ち始めの部分がより近くになり

幾分迫力が増したような

 

 

 

 

 

 

こちらは私が町野高校時代

よくお世話になっていた「庄屋の館」

築180年の古民家を再生させた

お食事何処です

店舗こそ今は悲しい形となっていますが

店主のじょうちゃんは我が晴れ女の同級生

今は炊き出しで頑張っているそうです!

きっと再び立ち上がってくれるはずです

その時はぜひお立ち寄りください

 

 

 

 

 

 

行けるのは真浦の先のここまで 

 

 

 

 

 

 

隆起した岩と豪雨による流木に

容赦なく打ち寄せる冬の日本海の荒波

この世のものとは思えない

賽の河原を思わるような風景

これも皆さんに

ぜひご覧いただきたい風景ではあります

 

 

 

 

 

 

ハ太郎峠は途中で通行止め

長尾からの道も途中まで

柳田飯田とぐるっとまわってようやく

今回の豪雨で最も被害の大きかった

大谷地区へ入りました

 

 

 

 

 

 

 目を覆いたくなる現状ですが

 

 

 

 

 

 

それでも一歩ずつ着実に

災害処理が進んでいます

これまた晴れ女の同級生の

門寺建設の社長が頑張っています

 

 

 

 

 

 

西部小学校のあった高台に建てられたカフェ

奥能登芸術祭の時に作られた

日本海を一望できるカフェ

条件が合えば佐渡ヶ島が見えることもあります

私は4年間この道を通勤していましたが

一度だけ日本海に横たわる幻の島を

目にしたことがあります

 

 

 

 

 

 

この木は地震で曲がったのではありません

冬の季節風の厳しい石川県の海沿いの木は

こんなふうに風に煽られて

曲がって伸びてくるのです

 

 

 

 

 

 

大谷の海を見下ろします

新しく隆起した海岸

ここも楽しいスポットになりそう

いろんな可能性があってワクワクしますね

 

以上現地の者しか語れない

最新の奥能登情報でした


MROラジオ「Tad Mitani’s Innovation Now」に

出演させていただきました

番組最後の曲のリクエストでは

SEKAI NO OWARI さんの

「Diary 」をかけていただきました

 

私は今回の震災で幸いにして

家族を亡くすということはありませんでした

でも大切な人との別れに直面された方が

たくさんいらっしゃって

そんな一人ひとりに

初めて出会った日の思い出があって

それから積み上げてきた歴史があって

そんなことふと思い出させてくれる楽曲です

「それまでひとりの物語だった」

「それからふたりの物語になった」

 

ただ残念だったのは

1番が終わったところまでしかかからなかったこと

この直後のsaori ちゃんのピアノソロを

本当は一番聴いていただきたかったのです

 

普通はピアノソロやギターソロは

2番が終わったところで入って

せいぜい4小節程度ですが

この曲では1番の後にいきなり来て

15小節もある

それはそれは壮大なものなのです

歌詞にできなかった想いを

ピアノに語らせたそうです

 

ミュージックビデオでは

ピアノソロが始まったところで

タイトルの「Diary 」が浮かびます

そのタイミングも計算し尽くされていて

 

ぜひ一度お聞きになってください


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【負けない!】

 

東日本大震災が起きた日のあの光景は

忘れられない

小学生から保育園児までの3人の子どもを抱え

不安と悲しみしかなかった

 

今までの当たり前が

当たり前ではなくなった

 

でも

人のあたたかさを

あんなに感じたことはなかった

 

そして湧き上がってきた

「負けない!」という

強い思い

 

私も福島の地から

能登の皆さんを応援します

自分に何ができるかを考えながら

 

「負けないで!」

明日のラジオお楽しみに

2024年12月14日 12時00分

地震から349 日目

豪雨から85 日目 

 

炊きだしボランティアを募集しています

12月20日(金)の昼食

1年生保護者の崖さんが中心となり

牛丼と焼き鳥が

生徒のみなさんに振る舞われます

調理・配膳・配付のお手伝いをしてくださる

保護者の方

登録フォームを一斉メールでお送りしてありますので

そちらの方からご登録願います

当日は午前9時に職員玄関前集合です

1年間がんばったお子さんのご褒美に

ぜひ温かい食事を振る舞うお手伝いをお願いします

 

また20日(金)~24日(火)

保護者懇談会の期間中

こちらも崖さんのご尽力により

冬服の頒布会が開かれます

自由にお持ち帰りいただけるお洋服を

多数学校に用意しておきます

ぜひお越しください


15日(日)夕方15:30から

 MROラジオ「Tad Mitani’s Innovation Now」に

出演させていただきます

震災後

生徒がどのように過ごしてきたのか

そしてどんな成長を見せてくれたのか

1年間を振り返りながら語ります

ぜひお聴きください


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【私にできること】

 

元日に被災

誰が想像したでしょうか

そのお気持ちは計り知れません

ただ皆さんが欲しているのは

そんな言葉ではなく

物資や人手の支援だと思います

 

どうか諦めないでほしい

私にできることはなにか考え続け実行します

どうか気持ちを強く持ってほしい

 

能登に行ったことはありません

だからキラキラ輝く能登のみなさんの姿を

能登を見に行きます

ぜったいに

白い冬

2024年12月13日 09時55分

地震から348 日目

豪雨から84 日目 

 

昨日よりも

ちょっと楽しい今日を過ごせる

輪島の未来をみんなで作ろう

「わじまミラクルず」の

ガッキーこと岡垣未来さんが

学校を訪れてくださいました

 

15日(日)重蔵神社で

FASHION SUNDAY が開催されます

お洋服やバッグ

ファッションアイテムを自由に選んで

無償で持って帰れます

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひお越しください


パリの岡本先生からです

「無事に関西国際空港に着陸しました

 予定されていたスケジュールよりも

 少し早く到着することができました

 生徒のみなさんは

 怪我や病気もなく帰ってくることができました

 このあと関税のチェックや荷物の回収をして

 電車で金沢に向かいます

 日本に着いたとはいえ

 輪島まではまだもう少し時間がかかります

 最後まで安全に送り届けますので

 どうかもう少しお待ちください」


家庭科の山上先生からです

 

3年生の「フードデザイン」選択者

ローストチキンと苺のサンタクロース作りに

チャレンジしました

 

 

 

 

 

 

 

「うまっうまっ こんな美味しいものが食べられるなんて」

と大喜びでした

洗い物をあまり出さずに調理するのが上手な3年生です

とびっきりの笑顔でした

 

先日学校へお越しくださった

DJ KOUSAKUさんが持ってきてくださった

「能登応援弁当」のメニューづくりの件

1年生から

おべんとう大作戦として

好きなおかずランキングをつけて提案しました

新商品アイディアは

高校生らしいボリュームのあるメニューがいっぱいで

元気が出そうなものばかりでした

商品化が楽しみです。


寒くなってきましたね

天気予報で「今年一番の冷え込み」

という言葉が聞かれる頃となりました

でもよく考えてみるとだんだん冬に向かっているので

極端な話毎朝「今年一番の冷え込み」になっても

特段不思議はないわけであって

眉をひそめて深刻な顔で

報道することでもないと思うのですが

 

朝の報道番組で

暗い事件ばっかり扱って

不安を煽るような報道しかしない局がありますが

そんな気むずかしい番組は見ないようにしています

 

さて寒さにまつわる問題です

次の英単語を寒くなる順に並べてください

 ① chilly

 ② frigid

 ③ crisp

 ④ wintry

 ⑤ frosty

 ⑥ cool

 

答えは

 ⑥ cool(涼しい)→

 ③ crisp(爽やかな)→

 ① chilly(肌寒い)→

 ⑤ frosty(凍るような)→

 ④ wintry(冬っぽい)→ 

 ② frigid(極寒の)

だそうです

これはお笑い芸人パックンさんこと

パトリック・ハーランさんからの出題でした

 

寒さをあらわすだけで

こんなに語彙がたくさんあるんですね

 

雪と氷に囲まれて暮らす

イヌイットのことばには

「白」を表すことばが20近くあるんだそうです

 

日本ではどうでしょう

ほのかに青みがかった「雪色」

かすかに桃がかった「白梅」

やわらかみと上品さの「小町鼠」

上質な石灰岩の「白土」

まるで初夏に降る雪「卯の花色」

生絹の純粋な「白練」

遥か遠い雲の上の「雲井鼠」

「象牙色」に「真珠色」・・・

イヌイットに負けていません

 

高月美紀さんの

「365日にっぽんの色図鑑」

が大好きでぱらぱらと眺めると

心が落ち着きます

そちらからの引用です

 

津軽には七つの雪が降るとか

太宰治が書いています

こな雪つぶ雪わた雪ざらめ雪かた雪みづ雪こほり雪

「そんなん言わん」

と津軽の方がSNSでつぶやいているのを

見たことありますが

そこは小説ということでよしなに

 

「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」

雪が雨に変わることはあっても

雨が雪にかわることは

気象学上ありえない

とある気象予報士の方が言っていました

たしかに雪国に住んでいる者の経験上

雪は必ず降り始めから雪です

でもこれも歌詞ということでよしなに

 

たとえ事実とは異なっていたとしても

名曲であることにかわりはありません

 

昔のレコードやCDとは違って

SNSで音楽を聴くことが主流となっている今

イントロが長いとリスナーがすぐに曲を変えてしまうので

いきなり頭にサビを持ってくる曲作りをする

アーティストが増えてきていますが

そんな中

イントロの1小節が流れただけで世界観が拡がるのが

この曲です

 

一度ライブで耳にしたことがあるのですが

間奏に流れるパッヘルベルのカノンのア・カペラ

そのとき聴いたロングバージョンのアレンジは

きっと私が最期に見る走馬燈の

バックに流れてくると思います

そのくらい感動的でした


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【忘れないで】

 

同学年の人たちは

ほとんど震災のことを

覚えていません

僕もあまり覚えていません

 

ですが大人たちが

必死に生き抜いて

守ろうとしてくれたことは

覚えています

 

今辛くても頑張ることで

子供達にその気持ちが伝わり

未来の希望につながるのだと思います

 

その気持ちを

子供ながらに感じた人たちは

また次に繋いでいけるように

QRコードオーダーが苦手です

2024年12月12日 09時55分

地震から347 日目

豪雨から83 日目

 

発災間もない1月14日早々に 

励ましのメールをくださった名取先生がお勤めの

山梨県立都留興譲館高等学校の

中島利秀校長先生とPTA会長様が

支援金をお持ちになってくださいました

 

 

 

 

 

 

書道部の生徒さんが書いて下さった

「雲外蒼天」

今は前が見えない雲の中にいるような

気持ちかもしれないが

雲の外には蒼い空がひろがっていますよ

だから望みを棄てないで

という意味だと勝手に解釈しました

 

今回つないでくださったのは

NPO法人「まるごみJAPAN」の

DJ KOUSAKU 代表

今回の震災に関しても

何度も現地入りして

ずっと寄り添ってくださっています

12月14日(土)

スーパーせんどう国分寺台店にて

「能登応援弁当」を販売してくださいます

輪島朝市南谷良枝商店さまの

能登ふぐの唐揚げも入っています

市原市のみなさま

ぜひお買い求めください

 

 

 

 

 

 

 

 


羽咋高校から

甲野 和美 先生と

松浦 倫子 先生をお迎えして

出張授業をしていただきました

それぞれ国語と音楽の先生です

先日私が羽咋高校の研究授業を見て

ぜひうちの生徒にも聞いてもらいたいと

無理をお願いして実現したものです

 

 

 

 

 

 

「ことばと音でわかりやすく伝えよう」

国語と音楽の教科横断型授業で

音量や音の高低をアプリで測定するなど

伝わりやすい話しかたを科学的に検証し

実際にトレーニングしてみました

発表にぜひ活かしてもらいたいものです


最近QRオーダーのお店が増えてきましたね

「いらっしゃいませ」

「予約なしのふたりですけど」

「カウンター席でよければどうぞ」

「とりあえず生ふたつ」

「うちQRコードで注文受けますんで

 ケータイからお願いします」

「(早く飲みたいんだけどな)」

老眼に鞭打ってアクセスしても

「すみません アクセスできないんですけど」

「ちょっと見せてもらっていいスか?

 あ ホントすね」

「生ふたつ先持って来ていただけ…」

「別のケータイないスか?」

「(まあいまだにiPhone6使ってる自分も悪いんだけどね)」

やっとの思いでオーダー

ピロンピロン!

「カウンターさん生ふたつね!」

「(なんやそれ!?結局それかい)」

入店してから15分経過

ようやく乾杯!

 

次は食べ物の注文

再度奮闘していると

「こちらお通しになります」

お通しはオーダーしなくても出てくる理不尽さ

 

苦闘の末焼き鳥をオーダー

カウンター越しにマスターが焼いてくれます

いい香り

 

「焼き鳥あがったよ!」

「…」

「おい聞こえないのか?」

「…」

バイトくんどこか行ってしまったようで

「すみません 焼き鳥取ってもらえますか?」

マスターがカウンター越しに渡してくれました

 

最新のICT機器でも

使うことが目的化してしまうと

こんなお間抜けなことになります

 

授業するときに気をつけないと

いい勉強させていただきました


パリの岡本先生から

「これからパリシャルル・ド・ゴール空港から

 ドバイを経由して関空に向かいます

 

 

 

 

 

 

 昨夜はホームステイ先のみなさんと夕食をとり

 

 

 

 

 

 

そのあと最後に凱旋門に行ってきました

 

 

 

 

 

 

大きなケガや病気もなく

 ここまで無事にきました

 ドバイ着の時間は日本時間夜中なので

 関空着きましたら連絡いたします」


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【夢を持って】

 

東日本大震災を経験した

当時の私はまだ3歳で

今の記憶に残るものは

揺れ始めて

家族がパニックになっている

様子しかありません

 

しかし

当時の様子を鮮明に覚えている家族に

度々震災当時の話を聞くと

今生きていることへの感謝で

いっぱいになります

 

13年経って

私は今

将来の夢に向かって

頑張ることができています!

 

皆さんが夢を持って生きていける

未来を願っています

 

座席のドラフト制度

2024年12月11日 09時55分

地震から346 日目

豪雨から82 日目 

 

学びの支援ポータルサイトさんを通じて

いろいろな方がご寄付をくださっています

 

①岐阜南ライオンズクラブ様

 モルック5セットと

 体育用マット6枚

 

 ②東大阪東ロータリークラブ様

 プロジェクタースクリーン

 バドミントン支柱とネット4枚

 ブルーヒーター2台

 デジタイマー1台

 

 

 

 

 

 

③コメットテクノロジーズジャパン様

 ワイヤレススピーカー・マイク

 

 

 

 

 

 

④トヨタL&P様を通じて有限会社興伸製作所様

 スポットクーラー 2台

 気化式送風機 2台

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤川崎市財政局様

(川崎市民の皆様からの寄付により寄贈)

 折りたたみ椅子用収納台車 3台 

 
 

 

 

 

 

ありがとうございます


マリンタウンで

コカ・コーラ マジックツリーが行われていました

 

大切な人とツリーの前で乾杯すると

ふたりだけの光が灯るイベントです

 

 

 

 

 

 

乾杯してくれる相手もいないので

ひとり写真だけ撮ってきました

 

なんにもなくなった朝市通りは

もうこの時間本当に真っ暗で

あらためて何もかもなくなったんだなと実感

 

そんな中光っていたイルミネーションは

本当に幻想的でドラマチックでした

 

このイベントは全国5都市で行われ

次回は12月14日から富山市ブールバール広場で

12月21日からイオンモール沖縄ライカムで

開催され終了となります

問題です

輪島は全国で何番目に開催されたでしょうか?

 

答えは3番目です

簡単すぎましたか?


では発展問題です

ABCDの4人でかくれんぼをしました

見つかった順に並べてください

A:「最後から2番目に見つかったよ」

B:「奇数番目に見つかったよ」

C:「Bより前にDが見つかったよ」

D:「見つかったのは2番目じゃないよ」

 

ヒントは最後に


パリの方はどんなかな?

きっと世界中の高校生と

楽しく交流しているんだろうな

各国との文化の違いにも

新しい発見があることと思います

 

「6ケ国転校生ナージャの発見」

という本があります

小さい頃から親の仕事の関係で

世界各国を転々としていた

ソ連で生まれたナージャさんの記録です

 

露・日・英・仏・米・加の6ケ国の

教育の違いが書かれていて

とても興味深いです

 

まず教室の座席

ロシアでは長机に男女のペアで座ります

こうすると授業中の私語が少なく

集中力がアップするそうです

特にやんちゃな男子の横に

優秀な女子を座らせると

効果は絶大なようです

 

イギリスでは6人ほどで

テーブルを囲んで座ります

授業中の会話を重視しているからです

最近日本でも場面に応じて

このスタイルを取り入れています

 

フランスでは先生を囲んで

丸く輪になって座ります

先生が問いを投げると

小さい国連のように

それぞれのバックボーンに則って

激しい議論が始まります

 

日本ではロシアによく似た講義形式

ナージャが新鮮に感じたのは多数決

自分の考えと違っても

みんなで決めたことに従うと

やる気が出てくるということに

驚きを感じたそうです

 

アメリカでは

絨毯の上に丸テーブルやソファーが

ランダムに並べてあって

活動に応じて適したスタイルで座ります

 

真剣に聴いてほしいとき

発言してほしいとき

みんなで意見をまとめてほしいとき

目的に応じて座り方をシフトしていくことで

生徒の可能性を引き出すことが

できるようになってくると思います

 

ちなみに私は自分の授業の時は

座席のドラフト制度を採用していました

生徒の集中力を高める

30年かかって編み出したシステムです


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【人は常に身近に】

 

僕は福島の震災で被災しましたが

まだ小さかったために

ほとんど記憶には残っていません

 

それでも

これまで普通に福島で生活できているのは

復興に大勢の人が

協力してくれたからだと思います

 

能登は震災に加えて豪雨もあり

とても苦しいでしょう

でも

全国が復興に協力してくれるはずです

希望を捨てずに頑張ってください


【発展問題のヒント】

考えの途中で矛盾が生じた方

大事なことを忘れていませんか?

ひとりは鬼なのです 

パリサミットの様子を現場から

2024年12月10日 09時55分

地震から345 日目

豪雨から81 日目 

 

地震によって倒壊した私の両親の家の

下敷きになっていたピアノ

なんとか公費解体となる前に

いろんな方の力を借りて運び出し

現在では学校の校舎の中で

ストリートピアノとして

第二の「人生」

いや「ピアノ生」を送っています

 

これまでにもさまざまな方が

弾きに来てくださいました

 

その中のおひとり

小坂小学校の久野恭子先生より

おたよりをいただきました

 

 

 

 

 

 

中にはCDが添えられていて

6年生のみなさんが

金沢市小学校連合音楽会で

歌ってくださった

「小坂れんこんの歌」

が納められていました

この曲は3年前に

久野先生と生徒のみなさんで

つくった曲だそうです

 

ありがとうございました


中島・早川・北村法律事務所から

北村勇樹 弁護士をお迎えして

1・2年生を対象に

講演会をしていただきました

「複雑化社会をどう生きるか?」

 

 

 

 

 

 

くわしくはこちら

 https://cms.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/1ceeb0d68cfe4d5fabda9c95657efb1d?frame_id=210

質問です

「このビデオカメラの向こう側では

 何が起こっているでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

「左の人がナイフで

 右の人を襲っています」

 

はたしてそうでしょうか?

メディアというのは切り取り方によって

さまざまな伝え方ができるんですよ

という見本です

 

実際はどうだったのか

ネタばらしはやめておきます


北陸電力様が記念品をくださいました

会社創立30周年を記念して

学校に寄贈活動を続けられ

今年で40年になるそうです

今年本校は大型テレビモニターを

3台いただきました

今日は目録をお持ちくださいました

詳しくはこちら

https://cms.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/730b83f512b94ca8c15adb7759226462?frame_id=210


先日来色々お世話になっている

 鳳山の 丹羽 昭尋 様より

「きんじょの本棚」

のお知らせが届きました

 

 

 

 

 

 

 

 

11日に町野公民館

12日に南志見公民館
   港公民館
   三井公民館

13日に門前公民館に設置されます

みなさんぜひお立ち寄りください 


パリの岡本先生がお伝えします

今日はサミットの山場で

参加者がそれぞれ取り組んだ

プロジェクトの発表を行います

 

 

 

 

 

 

午前はピッチスピーチで

三中さんがトルコの生徒さんと一緒に

3分間のスピーチを英語で行いました

午後はこれから

プロジェクトの発表を行います

"Traveling to stars"というタイトルで

各stars(各団体の発表場所)をまわります

生徒たち、がんばります。

昨日の夜にエッフェル塔に行ってきました

 

 

 

 

 

 

 

そこではクリスマスマーケットも行われていて

それぞれ文化を感じてきました

 

 

 

 

 

 


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【幼かったけれど】

 

福島に当時住んでいた人は

津波や地震だけでなく

その後も長く

原発事故の放射能や

風評被害とも戦ってきました

 

時間が経てば

少しずつ復興できるのが

ひとの強さだと思います

 

逆に

当時の辛い気持ちを

忘れてしまうことが

弱さだと思います

 

これらの出来事を

風化させないように

次世代に繋いでいきましょう

 

日本各地に

そして世界にも

みなさんの仲間がたくさんいることを

忘れないでください

ちっちゃい「っ」がいっぱい

2024年12月9日 08時40分

地震から344 日目

豪雨から80 日目 

 

今は日本時間で午後7時

パリでサミット1日目が始まった時間帯です

 

パリの岡本先生からメールが届きました

「先ほどOECDに入りました。

 今日もみんな体調は良いそうです。

 (移動の1日半ぶりのベッドでの睡眠だったので

 みんな泥のように眠ったそうです)

 お茶会の話はまた後ほど共有します。

 昨日からホームステイ組は

 それぞれのお宅でお世話になっています。

 そのうちの1人、

 宮腰くんはチーズの食べ比べをして、

 丸ごとの鳥を夕食で食べさせてもらったそうです。

 まだあまり交流はできていませんが

 限られた時間ですが 

 文化交流を楽しみにしているそうです!

 ホステル組は乗りなれないメトロにのって

 なんとかたどり着きました。

 これからオープニングです。

 第1日目がんばってきます。」


さて私ごとですが

白内障の手術を受けて3ヶ月

お休みをいただいて検診に行って来ました

 

執刀してくださった

金沢医科大学附属病院の佐々木先生は

東日本大震災後ずっと

東北地方へ毎週のように出向かれて

多くの方を救っていらっしゃる

まさにゴッド・ハンドです

 

私の眼もすこぶる快調で

白内障で悩んでおられる方

ぜひ一日も早い受診をおすすめします!

 

いろんな検査を受けました

私の特技は静かな環境になると

突然何の前触れもなく

寝落ちするということです

 

睡眠時間が不足しているわけでもないのに

ウトウトと眠くなるわけでなく

会議の途中に突然カクッとなったり

講演の最中に突然ビクッとなったり

パソコン入力中に

キーボードに指を置いたまま寝落ちするので

画面にちっちゃい「っ」がいっぱい

「っっっっっっっっっっっっっっっ」ってなります

大学生の頃などは

「量子力学」の教科書を読むと秒で寝ました

おかげで1年間毎晩のように読んではいましたが

最初のページ以降開いたためしがありません

不眠症でお悩みの方

「量子力学」お薦めですよ

 

今日も視力検査をしている最中

遠くの気球の絵を見ながらカクッ

眼圧検査で空気を当てるのを待つ間にも

「もしもーし 目開けてくださーい」

と呼びかけられる始末

 

以前歯医者さんでも経験があって

歯医者さんの手を噛んでしまいました

ごめんなさい

 

睡眠センターの受診を薦められました


発災当初より寄り添っていただいている

金沢大学のこころのケア専門チーム

KEYPAT

(Kanazawa Educational Yell

 Psychological Assistance Team)

の吉川弘明先生より

素敵なイベントのお知らせをいただきましたので

ご紹介します

 

 

 

 

 

 

 


今日の字はがき

 

 

 

 

 

「傷つくことから気づく

 気づくことから築いていける

 築く過程で絆ができる」

 

なんだか被災地から

新しい未来へ向けて

立ち上がる生徒たちに

そのまま向けられている

言葉のように感じます


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【能登の皆様へ】

 

震災と水害を同じ年に経験することになり

ご苦労が多いこととお察し申し上げます

今の日本では

今後も同じようなことが各地で起こっても

不思議ではありません

 

能登の皆様が

復興に向けて

力を合わせて

取り組まれたプロセスは

今後の日本における

見本になりうることと思います

その取り組みの一つひとつを

多くの方に伝えていって欲しいと思います

シャルルドゴールについたよ

2024年12月8日 07時15分

 

地震から343 日目

豪雨から79 日目 

  

石川県高校軽音楽フェスティバルへ行ってきました

金沢菊水ライオンズクラブの皆さんが主催され

今年で4回目

金沢港クルーズターミナルのステージで

県内の高校から10バンドが出場しました

 

本校からの出場はありませんでしたが

震災で引っ越しをしたクボちゃんが

転校先の小松明峰高校の皆さんと出場しました

 

バンド名は「奇天烈そうめん」

文化祭の後でメンバーが抜けてしまったけど

輪島高校と飯田高校からの転校生を

入れてくださって今回のステージとなりました

 

 

 

 

 

 

震災がなければ

一緒に音楽をすることが

おそらくなかったメンバーです

 

音楽っていいですね

すぐ仲良くなれて

転校先の学校で

新しい友達つくって

楽しそうに活躍する姿を見て

ほっとしました


パリツアーの方はというと

今日のお昼にドバイにつきました

 

 

 

 

 

 

ここまで24時間

みんな元気なこと!

 

 

 

 

 

 

なんか左のふたりが

非常口のピクトグラムみたいで

かわいいです

 

そしてそのあと

日本時間の深夜に

パリに着いたと連絡がありました


今日の絵はがき

 

 

 

 

 

あなたのことばを聴くときは

わたしの胸のともしびで

静かに照し納めたい

わたしの心にしっかりと


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【私たちがいるよ】

 

今でも東日本大震災のことを思い出すと

涙があふれてきます

 

あの時

終わったと感じました

でも

みんないるから大丈夫

ひとりじゃないから

 

その後

家を新築して生活が落ち着いたと思ったら

大雨で床下浸水になってしまった

生きるってこんなに大変なんだ

って思ったよ

 

だけど

今は幸せに暮らせています!

 

だから大丈夫です!

 

希望をもって

Bon voyage

2024年12月7日 07時15分

地震から342 日目

豪雨から78 日目

 

いよいよパリへ向けて出発です

金沢駅へお見送りに行って来ました

ホームでお見送りをするつもりで

入場券を買ったはいいものの

改札ではじかれてしまいました

間違えてIRいしかわ鉄道の入場券を

買ったようです

パリに行きもしない自分が一番

緊張してバタバタしています

 

 

 

 

 

 

何はともあれBon voyage(良い旅を)

 

この後23:00の便で関空出発

明日の朝ドバイでトランジット

パリへは日本時間で明日のお昼に

到着します


いしかわ海外留学フェアに行ってきました 

石川県教委主催の

「トビタテ!留学JAPAN From いしかわ」

で今年留学した高校生たちの報告会です 

留学計画を自分で作成するプログラムで

石川のグローバル・リーダーを育成します

それぞれが主体的に取り組んできた

素晴らしい発表でした


金沢大学の箏尺八部の邦楽演奏会が

金沢市アートホールで行われ

本校の箏曲部を招待してくださり

一緒にステージに出させていただきました

 

 

 

 

 

 

幾度となく冷酷に無惨に自然災害に襲われ

それでもなお

傾いた校舎に仲間と集い

練習してきました

 

やり場のない悲しみ

つらさを乗り越え

これまで支援してくださった

多くの皆様に

感謝を込めて演奏させていただきました

 

 

 

 

 

 


里みちこ様から

素敵な詩の字はがきをいただきました 

 

 

 

 

 

 希望の希の字は

 布の上にお星さまが

      光っています

  ・・・

布はどんなものも包みます

 ひろくやさしくあたたかく

  まるでお母さんのように

  ・・・

 

素敵な詩です

ありがとうございます

 

母の詩といえば

サトウハチローさんの詩も思い出します

 

「母という字を書いてごらんなさい

 やさしいように見えて むづかしい字です

 恰好のとれない字です

 やせすぎたり 太すぎたり ゆがんだり

 泣きくづれたり‥笑ってしまったり」

 

被災地でお子さんのために

泣きくづれたり笑ってしまったりしている

お母さん方を目の当たりにしていると

本当にこの詩の通りだなと思います

 

SNSで「踊る母」の絵を見つけました

 

 

 

 

 

 

 

 

かわいいですね

まだまだ続きがあって

「嬉しそうに踊る母を

 後ろから嬉しそうに追いかける父

 を追いかけていたら転んでしまった兄

 を助け起こそうとする妹

 の傍で心配そうに見つめてる弟

 がいることを教えながら母を引き止めてる姉

 を遠目で見つめている犬

 の対角線上で少し離れて観察している猫・・・」

のように延々と続いていきますので

ぜひご覧になってください


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【当時と今】

 

東日本大震災が起こった時の私は

まだ3歳だったので

多くの記憶はありませんが

たしかに大きな揺れと

保育園の先生方が

大きな部屋に園児全員を集めている光景は

なんとなく覚えています

3歳でなんのことかあまり理解はしていませんでしたが

普通のことではないということは

理解していたような気がします

今はあのときを心に受け止めながら

楽しく過ごしています

晩鐘とホットワイン

2024年12月6日 07時10分

地震から341 日目

豪雨から77 日目

 

パリへの出発が近づいてきました

 

生徒8名と教員2名が参加します

 

歓迎レセプションで

茶道部の長井さんが

みなさんにお茶を点てて差し上げます

 

輪島塗のお棗(なつめ)とお茶杓を

お土産としてお持ちすることとしました

本校茶道部へお稽古をつけてくださっている

上野欣代子様にご準備をしていただき

さらに昨日

お稽古もつけていただきました

 

 

 

 

 

 

棗とは抹茶を入れておく容器のことで

茶杓とは抹茶を掬い取るサジのこと

 

茶杓に「銘」をつけるという

光栄をいただきました

 

「銘」は

・・・

「晩鐘」でございます

 

「晩鐘」とは

夕暮れ時に寺院や教会に鳴り響く鐘

 

日本には「除夜の鐘」という文化があります

大晦日に108回鐘を撞いて

108の煩悩を祓うというものです

 

煩悩が108個あるのには諸説あります

私がおもしろいなと思うのが

「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六根

これは人に迷いを与える入口

「浄・染」つまり綺麗か汚いか

「好・悪・平」の3つの心のあり方

そして

「現在・過去・未来」

これらをすべて掛け合わせて

6 × 2 × 3 × 3 = 108 になる

という説です。


あの日

最後の晩鐘を聞いたその16時間後に

全てが変わってしまいました

 

もう一度あの日に帰って

止まった時計の針を動かそう

そんな思いを込めての「晩鐘」

 

さだまさしさんの歌う

「晩鐘」という曲の中に

「時を亡くしたあはれ蚊のように

 散りそびれた木犀みたいに」

というフレーズがあります

 

夏が終わって

仲間がみんな死に行き

ひとりだけ残され飛んでいる

季節外れの蚊のことを

「あはれ蚊」と昔の人は呼び

不憫に思い決してたたかなかったそうです

 

時折出張で輪島を離れ他の地へ行くと

そこには何事もなく普通の暮らしがあり

未だ住むところもない自分たちを

取り残された「あはれ蚊」のように

感じることがしばしばです

そんな思いも込めた「晩鐘」

 

これから訪れるフランス

そこを代表する画家ミレーの作品

「L'Angélus(アンジュラスの鐘)」

 

 

 

 

 

 

邦題が「晩鐘」です

一日の仕事の終わりを告げる晩鐘が鳴り響き

それを合図に農民夫婦が手を休め

神と祖先に感謝の祈りを捧げる様子を描いています

 

この絵はオークションにおいて

アメリカが提示した55万フランに対して

フランスが55万3000フラン(約5億5300万円)

で一旦落札しました

ところがフランス政府が支払いを拒否したため

アメリカに渡ります

その後フランスのデパート王が

「晩鐘」はフランスの宝であるとして

私財を投じて8億円で買い戻したという

歴史を持っています

 

現在はルーヴル美術館に寄付され

展示されていますので

ぜひ見てきてほしいと思います

 

今日も災害復興にあたってくださった方々へ

一日のお仕事に感謝を込めて「晩鐘」

 

寒い中一日中はたらいたあとは

ホットワインでほっと一息はいかが?

ホットワインはフランス語で

「Vin chaud(ヴァンショー)」

 

いろんな意味を込めての「晩鐘」です


先週の日曜日

教員のスポーツ大会が行われました

 

 

 

 

 

 

現場の山上先生からレポートです

 

「今回の教員スポーツ大会は

 奥能登地区全ての学校が参加し行われました

 

 

 

 

 

 

 輪島高校は

 バレーボール優勝

 バドミントンA優勝

 卓球A準優勝という素晴らしい結果でした

 

 

 

 

 


 ベテラン教員も若手教員も共に汗を流しました

 大切な仲間へ皆で声を枯らして応援した輪島メンバーでした

 皆さんキラキラしていました」


 

今日の「福島から能登 未来へ」

 

【黄色いアヒルちゃん】

 

東日本大震災が起きた時

3歳になったばかりだった娘には

当時の記憶がほとんどありません

唯一覚えているのは

「暗いところに緑色のお風呂があって

 黄色いアヒルちゃんが浮かんでた」

 

爆発した原発から45キロ

何週間も断水が続く町に

自衛隊が立ててくれた

入浴支援のテントの思い出です

きれいになって

ホカホカに温まって

嬉しそうにアヒルちゃんと遊んでいた娘を

私もはっきりと覚えています

 

壊れた家

余震の続く真っ暗な夜

ひきつった大人たちの顔

そんなものではなくて

あたたかいお湯に浮かぶ

黄色いアヒルちゃんを

娘の記憶に残してくれた

自衛隊のお姉さんたち

 

今も感謝しています

 

どうぞ

お子さんたちに

何か明るいものを見せてあげてください

子どもの心に残る明るい記憶は

まわりで生きていく大人たちのことも

支え続けてくれるはずです

 

「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は

こちらのサイトでもご覧になれます

https://sites.google.com/fcs.ed.jp/fukushima-to-note/

 

 

令和遣欧使節団

2024年12月5日 07時05分

地震から340 日目

豪雨から76 日目

 

パリへの出発まであとわずか

OECD サミットでの発表の準備

オンラインでの交流など

着実に準備が進められています

 

OECDはパリに本部を置く国際機関です

PISA の学力テストなどで

日本の子どもの数学的リテラシーは世界一とか

その反面読解力や表現力が低いとか

教育に関する調査と

教育施策について提言を行なっています

 

今回被災地の教育復興という視点で

発災時からずっと輪島高校に

寄り添ってくださっています

 

能登を舞台とした8月の能登スクール

東北を舞台とした10月のグローバルサミット

に続く第3段です

 

パリを会場に

世界中から高校生と教育関係者が集います

2030年のティーチングコンパス

(世界の教育の指針)

の策定に向けての共同研究を行います

 

つまり未来の教育の一端を担う

非常に重要なミッションを

参加生徒は与えられている

ということになります


どうかぜひ

世界各国の教育について

学んできてほしいと思います

 

日本で当たり前のことが

世界では当たり前じゃなかったりします

 

フランスのジャーナリスト

西村カリンさんは 

こうおっしゃっています

 

「日本の授業は先生が変わっても

 教える内容はほとんど変わりません

 学習指導要領を文科省が策定していて

 それに沿って授業が行われるからです

 フランスではかなり教員の自由度が高く

 教科書を使わないこともあります

 教育内容の格差を産むことにもなります

 

 日本では全ての小学校に

 体育館があってステージがあって音響があって

 これは驚くべきことです

 楽器があるのもすばらしい

 フランスでは教育予算が多くあてられていますが

 こうした設備が充実していないのは

 「大事にしていないから」

 だと思います

 日本では教室を自分で掃除することで

 ものを大切にする意識が

 社会全般に浸透していると感じます

 

 一方で

 自分で考えて行動する力の育成や

 先生と子どもが議論する場の設定が

 日本の教育の課題です

 

 OECDの調査によると

 フランスの教員の賃金は

 EUの中で最低クラスです

 このことは

 採用される教師の質の低下を生んでいます

 

 そんな中

 フランスの教員は

 自分たちの置かれている状況や

 不満に思うことを積極的に発信するので

 社会全体にその認識が広がりつつあります

 日本ではその辺りを

 まだまだわかっていない

 保護者が多いように感じます

 

 政府が

 教員という仕事の重要性を再認識し

 魅力を向上させるために

 給与面や労働環境を改善していけば

 教職を目指す人が増えるはずです

 

 頑張っている先生たちが報われ

 学校教育全体がよくなってほしいと

 願っています」


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【無理をしないで】

自分が被災しながらも

ふるさとの復興のために働いている

皆さんの心を案じています

どうぞ無理をしないでください

13年前

私は自分の学校で

避難所運営の業務にあたっていました

津波の被害を受けた方のために

何とかしなければという気持ちです

同時にとても辛かったのは

水も出ず余震も続く自宅に

幼い子供たちだけを残して

業務に当たらなければならなかったことです

灯油も尽きかけている自宅で

寒くないだろうか

お腹を空かせていないだろうか

そんな気持ちに蓋をして

業務に当たっていたように思います

運営する避難所で

原発の水素爆発の映像を見て

「私は自分の子供すら守れない

 ダメな母親なんだ」

とひとり廊下でとめどなく泣いたことがあります

いますぐに子供を連れてどこかに逃げる

という選択肢は私にはなかったからです

 

今能登では家族と自宅を案じながら

自分の仕事を果たそうと

懸命に働いている方々が

たくさんいると思います

くれぐれも無理をしないでください

自分の気持ちを踏み絵にしてまで

任務をはたそうとせず

辛い気持ちを話せる人に話して

自分自身をいたわってください

 

「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は

こちらのサイトでもご覧になれます

https://sites.google.com/fcs.ed.jp/fukushima-to-note/ 

モノクロの冬

2024年12月4日 08時05分

地震から339 日目

豪雨から75 日目

 

ヒトがものを見るための細胞

つまり視細胞にはふたつあって

錐体(すいたい)細胞と桿体(かんたい)細胞

 

錐体細胞は明るいところで活躍する細胞で

赤青緑の光の3原色を

それぞれ感じる3種類の細胞があります

 

桿体細胞は弱い光でも感じます

つまり暗いところで活躍する細胞です

ところがこちらは

色の区別をすることができません

 

明るいところと暗いところで

それぞれ活躍する細胞が違い

その切り替えには少し時間がかかります

 

暗いトンネルからいきなり外に出ると

まぶしく感じたり

暗闇に入った瞬間は何も見えないけど

時間とともに目が慣れて見えるようになるのは

このふたつの細胞の切り替えに

かかっている時間によります

 

東京で活躍するカメラマンの方が

こんなことおっしゃっていました

「能登の冬はモノクロですね」

 

 

 

 

 

 

それまでそんなこと

気にとめたことすらありませんでしたが

確かに言われてみるとモノクロの世界です

さすがプロのカメラマンの感性は

素晴らしいですね

 

能登の冬は厚い雲に覆われて

太陽の光が届かないので

昼間でも光量が圧倒的に少ないんですね

なので

色の区別ができる錐体細胞がはたらくことができず

桿体細胞だけがはたらくから

モノクロに見えるのだと思います

新しい気づきでした

 

写真で見るより実物で見た方が

はるかにモノクロに見えます


 

 

 

 

 

 

全日本高等学校書道教育研究会様から

募金をいただきました

本当にありがとうございました


今日の「福島から能登 未来へ」

 

【おかあさんたちへ】

 

私だってこわかったです

私だってなきたかったです

何よりも不安でした

この子たちを守らなきゃという気持ちの方が大きくて

子供たちに育てられたのは私

登園できない

遊びができない

子供たちの健康も含め将来が不安

でも元気すぎる中高生になりました

不安も心配もいっぱい

自分のことは全て後回しですよね

気持ちが疲れっちゃったら

ちょっと想像してみてください

数年後

親の未来予想図以上の

子供たちの成長が待っています

 

「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は

こちらのサイトでもご覧になれます

https://sites.google.com/fcs.ed.jp/fukushima-to-note/

 

 

 

 

 

あのとき聞きたかった未来の自分から

2024年12月3日 07時20分

地震から338 日目

豪雨から74 日目

 

輪島漆芸技術研修所の入学式に行ってきました

 

 

 

 

 

 

本当は4月に挙行される予定でしたが

小森所長様はじめ関係の方々のご尽力で

今日の入学式を迎えることができました

 

 

 

 

 

 

こんな状況だけど

15人の入学生がうるしの技を磨きに

集まってくださいました


JRC「ボランティアクラブ」のみなさんが

養護老人ホーム「ふるさと能登」を慰問しました

参加したのは2年生の

長井さん 坂口さん 濵谷さんの3名

毎年の取り組みとして行っている

サツマイモを栽培し

スイーツに加工して届ける取り組みを

今年も実施しました

 

3時のおやつの時間に訪問し

一人ひとりに手渡しして

一緒に写真を撮影しました

 

 

 

 

 

 

味は好評でした


福島県立高等学校長協会会長の

丹野 純一 校長先生が訪ねて来られました

「福島から能登 未来へ」を届けてくださいました

東日本大震災と原発事故からの14年

傷を負いながら前を向き

一歩一歩歩んできた方々からの想いを言葉に紡いだ

400件を越えるメッセージ

ひとつひとつ読むと

つらい経験をなさった方だからこそ

わかってくださる想いがたくさん詰まっていて

1ページめくるたびに

涙で滲んで

 

 

 

 

 

 

表紙の絵は会津高校の美術部のみなさんが

10日間をかけて描いてくださった黒板アートです

被災したあとの見附島が明日への輝きに包まれています

 

寄せられたメッセージ毎日少しずつ

紹介させていただきます


【小さい子を抱えたお母さんへのエール】

 

『こんな時に産んでごめん』

『笑顔のお母さんでいられなくてごめん』

『私は子供を苦しめている?』

 

ニュースを見ては心をえぐるような情報が入ってきて

心に余裕がなくなり

子供にきつく当たってしまい

夫とも意見が合わず心もすれ違い

そんな自分を責め立て

泣き叫ぶ子供から逃げるようにトイレにこもって

自分の頭を何度も何度も叩いたことも数えきれません

 

「今が一番いい時よ~」

0歳と2歳の娘といると時折そう言われました

『こんなにもこんなにも苦しくて

 泣いたり怒ったりしてばかりなのに

 この日々が一番いいときなの?

 じゃあこれからはもっと苦しくなるの?』

こんな日々を1年以上も続けてしまいました

 

今でも子どもたちには申し訳なかったなと思います

確かに今思えば本当にかわいい時期だったのです

でも私にとっては一番苦しい時期でした

間違いなく一番苦しい時期でした

 

あのとき私が聞きたかった

未来の自分からのメッセージを書きます

 

「・・・よく

 毎日をすごしてるね

 とりあえず

 ご飯を食べさせて

 寝させて 

 大きな怪我がないように

 大きな病気にならないように

 がんばって

 守ってるね

 部屋はぐちゃぐちゃだし

 ご飯もちゃんと作れてないし

 今日も怒っちゃったろうね

 でもね

 毎日ぐじゃぐじゃだけど

 生きてきてくれたから今があるよ

 ありがとう

 ギリギリな感じだけど

 よく乗り越えてるよ

 

 大丈夫

 子供たち大きくなったよ

 いっぱいいっぱい心配したけど

 ちゃんと成長したよ

 思っていたよりも

 いいことたくさんあったよ

 出逢いもいろいろあったよ

 

 いつか

 子供たちがね

 大きくなってくると

 あなたも余裕が出てくるよ

 そうするとね

 今はできないこともできるようになるよ

 ずっと今の余裕のないお母さんでしか

 いられないわけじゃないよ

 いい時のあなたも出せるようになるよ

 ダメダメなときばっかりじゃない

 あなたの良いところ発揮できる日も来るよ

 「あ 子育て楽しいな」って思える瞬間も来るよ

 子供もあなたも

 家族も状況も

 どんどん変わっていくよ

 子供たちが逆に励ましてくれたりするよ

 

 だから

 もうちょっと肩の力を抜いても大丈夫

 今かなり苦しいと思うから

 そんなときに

 なんとかしなくちゃって焦って思わないで

 いいタイミングが来るよ

 いい出会いに助けられることもあるよ

 叱らなきゃ

 ちゃんとさせなきゃって

 思わないでも大丈夫だよ

 いいところたくさん見つけてあげて

 そして自分もよくやってるねって思ってあげて

 あんまり思えないだろうけど

 思ってあげて

 自分が思っているより

 周りの人はよくやってるなーって思ってるからね

 

 がんばってくれてありがとう

 子供たちを守ってくれてありがとう

 あなたの毎日が今の力になってるよ

 ありがとう!」

いづこも同じあきのゆふぐれ

2024年12月2日 08時20分

地震から337 日目

豪雨から73 日目

 

仮設教員住宅からの朝の風景です

 

 

 

 

 

七尾湾を望む風光明媚な場所です

風水的にもよい気が集まる地形で

(勝手にそう思っている)

今日も頑張ろうと

やる気がみなぎってきます

本当にいい場所に用意してくださった

県教委に感謝です

 

写真右には虹がかかっています

別の場所から

 

 

 

 

 

 

そういえばあの日

1月1日の朝にも同じ虹が出ていたなと

 

虹は古来巨大蛤(はまぐり)の

ため息と考えられていました

なので虫偏

 

蛤は二枚貝の中で唯一

二枚の模様がそっくり同じです

なので

平安時代の貝あわせや

ひな祭りのお吸い物などに使われます

 

虹は外側から「赤橙黄緑青藍紫」

昔はその外側に「桃」も加え

末広がりの八色ともいわれたとか

 

虹の外側にもう1本の虹

つまり二重の虹が見えることもあります

昔は地震の前兆などともいわれたそうですが

科学的根拠はおそらくないでしょう

外側の虹は色が反転していて

二重の虹の間は暗く見えます

「アレキサンダーの暗帯」

という名前がついています

 

虹を見ると

何かいいことがおこりそうな気がします

 

にじがにじが空にかかって

きみのきみの気分も晴れて

きっと明日はいい天気

きっと明日はいい天気

 

幼稚園でよく歌われているこの曲は

虹をいくつも渡っていくように

音程が上がったり下がったり

繰り返しになっているそうです


繰り返しといえば

同じ文字が繰り返された次の畳悟

なんと読むでしょう?

(1)苛苛

(2)粘粘

(3)偶偶

(4)然然

(5)限限

(6)怖怖

(7)戦戦

(8)寸寸

(9)予予

(10)兀兀

 

畳語テストの解答          

(1)苛苛「いらいら」

(2)粘粘「ねばねば」

(3)偶偶「たまたま」

(4)然然「しかじか」

(5)限限「ぎりぎり」

(6)怖怖「おずおず」

(7)戦戦「わなわな」

(8)寸寸「ずたずた」

(9)予予「かねがね」

(10)兀兀「こつこつ」


久しぶりに空き時間ができました

いつも次から次へとやってくる

案件に追われているので

ふと空き時間ができると

なんともいえない不安な気持ちと

寂しさをがよぎります

ふらりと校長室を立ち出でて

校庭を眺むれてみました

 

 

 

 

コロナとインフル

2024年12月1日 08時15分

地震から336 日目

豪雨から72 日目

 

学習場所として学校を開放しています

仮設住宅ではなかなか集中できません

 

 

 

 

 

 

今日も3年生を中心に登校して

頑張っています


感染症の心配な季節となってきました

予防接種の予約はお済みでしょうか

インフルエンザとコロナ

2回も面倒くさいなという方に朗報です

 

アメリカの医科大学から

予防接種に関する論文が発表されました

 

コロナワクチンとインフルワクチン

同時に接種した場合

副作用の出る確率は25%

1週間空けて接種した場合は32%

これは統計学的に見て

優位差があるとはいえず

誤差の範囲だそうです

 

つまりふたつ同時に受けても

副作用のリスクは

同じということらしいです

トルコと日本の絆

2024年11月30日 08時15分

地震から335 日目

豪雨から71 日目

 

週末は家族の住む内灘へ

二拠点生活が続いています

 

金沢の街はいろんな店が開いていて

飲食店もたくさんあって

夜まで明るくて

別世界です

 

回転寿司へ行ってきました

発災直後に行ってみたけど

あまりの値段の高さに怖気付いて

カッパ巻きだけ食べて出て以来です

 

子どもの頃から

「出されたものは残さず食べなさい」

と教育を受けていたので

生まれて初めて回転寿司に行った時

次から次へと出て来る皿を

残してはいけないと食べ続け

お腹を壊したお間抜けな経験があります

 

高校生のみなさん

昔の回転寿司は

今みたいなタッチパネルではなく

本当に回転寿司で

次から次へと流れて来ていたんですよ


NHKの新プロジェクトXで

トルコで海底トンネルの建設に携わった

小山文夫さんと木村政俊さんの

物語が放送されていました

 

以下NHKのサイトより

「150年間も着工されなかった世紀の難工事

 トルコ・ボスポラス海峡海底トンネル

 厳しい地形条件を恐れて

 世界各国のゼネコンが固辞する中

 挑んだのは日本とトルコの混成チーム

「鋼鉄の男」と呼ばれる日本人リーダーの下

 予測不能の複雑な潮流を読み解き 

 海中に直接トンネルを作る特殊工法を採用

 アジアとヨーロッパをつなぐ地下鉄マルマライを実現させた

 市民の通勤事情を劇的に改善し

 今なおトルコで語り継がれる物語」

 

トルコといえば新日国家として知られています

 

古くは1890年和歌山県串本町沖合での

エルトゥールル号遭難事件に遡ります

台風の影響で

エルトゥールル号が岩礁に衝突し沈没

500名を超える死亡者と行方不明者が出ました

このとき近隣の村民が総出で

捜索や救助、介抱をしました

生存者がいないかどうか荒れる海に飛び込んだといいます

打ち上げられた遺体の中に生存者がいたら

息絶えないよう自らの体温で温める人もいたそうです

 

エルトゥールル号遭難事故から100年後

イラン・イラク戦争が勃発します

イラクのフセイン大統領は

48時間後を境に

イラン上空を飛ぶ飛行機を

無差別で攻撃すると宣言します

ところが日本政府は

邦人保護のための航空機を

出すことができませんでした

その時トルコ政府は

自国民のために用意した飛行機を2機

日本人を乗せるために差し出してくれたのです

タイムリミットぎりぎりの48時間で

多くの日本人がイランを脱出することができました

その時飛行機に乗れずにイラン国内に残されたトルコ人は

陸路での脱出を図り自力でトルコに帰ったのです

トルコは自国民よりも日本人の脱出を優先させてくれました

トルコ政府はこう言いました

「エルトゥールル号の借りを返しただけです」

 

1999年にトルコは大地震に見舞われました

日本は真っ先に

レスキューチームや医療チームの派遣を行いました

支援物資を積んだ海上自衛隊輸送艦「おおすみ」の艦長は

「イラン・イラク戦争の際に 

 危険を顧みずに日本人を助けてくれたトルコの友情に

 我々は今こそこたえなければならない。」

 

今回のパリサミットでは

輪島高校の生徒とトルコの高校生が

同じチームを組んで活動することになっていて

その後も共創を続けて行くことになっています


ビジネスコースの3年生が

卒業制作として

被災地の瓦や瓦礫を転生させて

マリンタウンに設置するベンチを残す

そんな活動を現在進行しています

ご協力してくださっているのは

大成建設さん

発災時から生徒の探究活動に

寄り添ってくださっています

 

新プロジェクトXトルコの海底トンネル

番組最後の方で

この海底トンネルを完成させた会社名の

テロップが流れました

大成建設

ミシュランの戦略

2024年11月29日 08時10分

地震から334 日目

豪雨から70 日目

 

今度MROラジオに

出演させていただけることとなりました

Tad Mitani's Innovation Now

第1回放送は12月15日(日)

第2回放送は12月22日(日)

それぞれ15:30 からです

 

Tad Mitaniさんは東日本大震災から

日本各地に災害があると駆けつけ

数多くの支援をなさっています

今回も1月5日

ボランティア車両が通してもらえない中

独自のルートで許可を得て

支援に入ってくださっています

輪島高校に自衛隊による食料支援が初めて届いたのが

1月10日ですからそれよりもはるかに早く

現地に入っておられることになります

恐るべき行動力とフットワークの軽さです

 

行政を通すと許可が降りなかったり

色々と大変です

そこでいろんなところで

提案させていただいているのですが

ボランティア団体のミシュラン方式はいかがでしょう

 

ボランティアの経験がある

個人あるいは団体に対して

支援してもらった側が星をつけるのです

そして星を持っていると

緊急車両の資格が与えられ

いちいち煩雑な手続きを踏まなくても

現地に入ることのできる制度です

いかがでしょう?


ところでミシュランというのは

ご存じフランスのタイヤ会社です

タイヤの会社がなぜグルメガイドを?

これには巧妙な戦略があります

 

車を持つことが

まだまだ一部の富裕層のステイタスだった頃

車は走る道具ではなく飾って見せびらかすものでした

タイヤ会社としては

なんとかタイヤをすり減らして

新しいものに交換してもらいたいところです

 

そこで編み出された戦略が

富裕層のプライドをくすぐる

高級レストランを紹介する

グルメガイドブックの発刊だったのです

 

当初はドライバーに無料で配布していました

 

車で高級レストランを巡り

タイヤをすり減らせることに成功します

 

フランスの三つ星レストランは

北フランスよりも

南フランスに集中しています

なぜなら暑い方がタイヤの

減りが早いからです

 

タイヤとグルメ

一見何の関係もないものを組み合わせることで

あらたな価値観を生み出した好例です

 

輪島のミシュランレストランを紹介します

私の知る限り3つありますが

知見不足でしたらぜひお教えください

 

まずは日本料理「富成」

今回水害で最も被害の大きかった

町野地区にあります

シェフは

私が町野高校で野球部の顧問をしていた時の選手です

誠実な仕事ぶりは当時から変わりません

今回も発災当初から地域のため

炊き出しに奔走しています

 

二つ目は「津志万」

縁あって栗山英樹さんと

ご一緒したことがあります

その日は日本シリーズの

第6戦が行われていた日で

テレビをつけてもらい

栗山英樹さんの生解説を聴きながら

お料理を楽しむ至福のひとときでした

ちなみに栗山英樹さんと私は

同じ4月26日生まれです

それがどうしたと言われようと

プチ自慢です

 

そして「ラトリエ・ドゥ・ノト」

単身フランスで修行されたシェフの店

私の娘の結婚披露パーティーを

させていただきました

発災当初から地元料理仲間と

炊き出しをされていて

輪島高校にも何度か運んでいただきました

今は仲間のみなさんとご一緒に

「mebuki」をスタートされています

たとえ幹が弱っても枝の先には新しい芽吹き

半島の先っぽに「mebuki 」が…

初雪と唐辛子

2024年11月28日 09時10分

地震から333 日目

豪雨から69 日目

 

金沢からの出張の帰り

「鰤起こし」が轟き

道路がうっすら雪化粧しました

 

この時期に鳴る雷を

北陸地方では「鰤起こし」といい

脂ののった寒鰤と

本格的な冬の訪れを告げる風物詩です

 

北陸地方は

年間雷日数が40日超で

日本一雷の多い地です

それもほとんどが冬の雷です

この地方の雷は世界的に見て

とても特殊なものであるということは

7月24日(206日目)で説明した通りです

  

先日いただいた生姜

家庭科の山上先生が

寿司屋のガリをこしらえてくださいました

 

 

 

 

 

 

おしゃれでおいしそうです

これで風邪をひかずすごせそうです

 

生姜の辛み成分は

ショウガオールという物質です

からだを内側から温める効果があります

辛さを表すスコヴィル値は

赤唐辛子のカプサイシンの

100分の1ほどです

 

スコヴィル値とは辛さを表す単位で

例えば100SHUは

砂糖水で100倍に薄めると

辛さが0になることを表します

 

主な唐辛子のスコヴィル値は

Wikipedia によると

 

ハラペーニョ 2,500~8,000SHU

メキシコを代表する青唐辛子で

サルサソースやピクルスなどに使われます


タバスコ 3万~5万SHU


鷹の爪 4万〜5万SHU

 

ハバネロ 25万〜45万SHU

ご存知メキシコの激辛唐辛子です

 

さらに上があって

ブート・ジョロキア 100万SHU

インド原産の激辛唐辛子です

あまりの辛さから「インドの悪魔」と呼ばれ

素手で触ると火傷したようになります


キャロライナ・リーパー 164万SHU

アメリカで育成されました

触れた手で目をこすると失明してしまう恐れも

 

ドラゴン・ブレス・チリ 248万SHU

主にイギリスで栽培されています

元々食用ではなく医療目的で開発されました

麻酔薬が効かない時に利用して

神経を麻痺させ痛みを感じなくするそうです

 

ペッパーX 318万SHU

生で食べるとアナフィラキシーショックで

死に至る可能性もあります

調理時には防護服とガスマスクが必須とされています

なんでそこまでしてまで

 

ちなみに唐辛子の成分カプサイシンは

味覚芽ではなく痛点を刺激します

つまり味ではなく痛さなのです

 

鳥類の舌や消化器官には痛点がないので

どんな辛い唐辛子を食べても

平気なんだそうです

陸上動物ではなく鳥類に食べさせて

できるだけ遠くに種子を運ばせる

生存戦略なのかもしれません

「神の子現象」

2024年11月27日 08時10分

地震から332 日目

豪雨から68 日目

 

グラウンドの整備が

急ピッチで進められています

子どもたちが精一杯飛び跳ねる場所が

帰ってきます

 

 

 

 

 

 

関係者のみなさま

本当にありがとうございます

 

久しぶりに外へ出たら

凍える寒さです

またあの冬が来るのですね

 

 

 

 

 

 

中庭の紅葉もすっかり色を変え

ついこの前まであんなに暑かったのに

 

日本に四季がなくなって二季になった

とSNSで見ました

 

この中庭は

私が高校生の時に整備され

校章にも描かれている青桐の木も

屋上を越える高さとなりました

 

でも

もしかしたらこの風景も

見納めかもしれません

 

中庭を囲む1号棟と2号棟の基礎部分に

損傷が確認され

立て直しをするのかどうか

その際この中庭をどうするのか

今だ目処が立っていないのです

 

本日あべ俊子文部科学大臣がお越しになりました

創造的復興と学校の再建に向けての

最大限のご支援をお願いしました


2024年の夏は史上最も暑い夏であったと

欧州気象当局が発表しました

 

これはエルニーニョ現象などの

自然要因だけが原因ではなく

人為的なものであるとの指摘もあります

 

2023年から始まった

エルニーニョ現象は

平年を2℃以上上回る

スーパーエルニーニョ現象にまで

成長しましたが

今はおさまって

その反対のラニーニャ現象へ

向かっているといいます

 

ニーニョ「Niño」は少年

ニーニャ「Niña」は少女

をそれぞれ表すスペイン語ですが

定冠詞のエル「El」ラ「La」がつくと

神の子つまりイエスという意味になります

 

フランス語で女性を表すダム「dame」に

「私の」を表すマ「ma」がつくとマダム(妻)になり

「我々の」を表す「Notre」がつくと

ノートルダム(聖母マリア)になるのと似ています

 

太平洋の東側の赤道域

つまりペルー沖の海水温が上がる現象を

「エルニーニョ(神の子)現象」といいます

 

通常は赤道付近上空を貿易風が

アメリカ側から日本側に向かって

一年を通じて吹いています

 

その風に流されて海表面の温かい海水が

日本側に押し寄せられます

ペルー沖は海底の冷たい海水が上昇してくるので

身の引き締まったおいしい魚の漁場となっているのです

 

ところが何らかの原因で貿易風が弱まると

温かい海水がペルー沖にとどまったままになります

するとそこで採れるのは

熱帯魚ばかりになって漁にならないのです

 

日本では不漁だとがっかりするところですが

おおらかなペルーの漁師は違います

この現象は主にクリスマス近くになるとおこるので

「やったやった!今年の仕事は終わりだ!

 クリスマス休暇だ!これは神の子の思し召しだ!」

とばかりに歓喜するのです


文化祭の際に移動図書館を設置してくださった

鳳山の丹羽様からお知らせです

 

図書館を設置してくださる方を募集しています

店舗や個人宅前でも屋内外問いません

以下が設置のためのルールです。

 

①管理
 毎日本棚を出しても出さなくてもよい
 本を盗難されても責めない追わない
 貸し出す際の記帳は基本的に不要
 記帳の場所は個人情報に留意
 
②設置場所
 個人宅、店舗、公共施設問わず全て
 →町田市では市役所や学校、個人宅
  バス停、店舗に設置
 屋外、屋内問わず気軽に立ち寄える場所
 屋外は玄関前、店前など
 室内はエントランスや談話室など

③本棚
 既製品や手作り品、大きさ、素材問わず
 本棚店主の任意と支給
 (公民館は丹羽自費でコンテナボックスを設置)

④ジャンル
 ジャンル問わず、寄付された本、
 自分の好きな本、好きな量だけ設置
 本にはきんじょの本棚ラベルを添付

⑤店主申込
 担当の丹羽さんに電話、メールで登録
 スタート時のみラベルを丹羽さんから支給
 ゆくゆく市内の本棚マップを作ります

 

設置してもいいよという方は

輪島校長平野までご一報ください

0768-22-2105 

生姜とハラハラ

2024年11月26日 08時10分

地震から331 日目

豪雨から67 日目

 

 

 

 

 

 

 

こんな見事な生姜をいただきました

生まれてこのかたスーパーで売っている

かけらしか見たことがなかったので

 

送ってくださったのは

高知の「こうて家」の矢野逸子さま

以前本校にきてくださった

府中童謡の会の藤原美江さまから

ご紹介いただいたようです

 

支援の輪が拡がっていくことに

本当に感謝です


生姜の”姜”は美しい女と書きます

しかも"生"がついている

なんてなまめかしい名前だろう

どうやって食べようかと

想像力がかきたたされます

 

こういう言葉も私のような紳士が言うと

ことのほか芸術的ですが

相手を間違えるととたんに

セクハラ発言になるので注意が必要です

 

〇〇ハラにもいろいろあります

 

問題です

次のハラはどんなハラでしょうか?

(1)フキハラ

(2)キボハラ

(3)ツメハラ

(4)アレハラ

(5)ネコハラ

(6)ワクハラ

(7)ハクハラ

(8)ハラハラ

 

答えは

(1)フキハラ 不機嫌な態度を繰り返し精神的苦痛を与える

   ため息・舌打ち・貧乏揺すり 3大不快にさせる行為です

(2)キボハラ キーボードをたたく音で周囲を不快にさせる

   そういえばエンターだけやたら力一杯叩く人いますよね

(3)ツメハラ 自宅ですればいいのになぜか職場で爪を切る

   自分もやったことがあります よせばいいのに足まで

(4)アレハラ 会話の中で「あれ?知らないの?」連発する

   これもかつて授業でやっちまったなー・・・ごめんなさい   

(5)ネコハラ リモート会議に猫が映り込んで不快にさせる

   子どもなら可愛いですけどね 猫は好き嫌いがあるから

(6)ワクハラ 新型コロナワクチンを接種するよう強制する

   ちなみに私は一度も射っていません ワクハラしないで

(7)ハクハラ 人前で話すとき内容によらず拍手を強要する

   体育祭挨拶で「なーにー?」を強要するナニハラしたな

(8)ハラハラ 何でも「これはハラスメントだ」と主張する

   もうなにがなんやら?

 

輪島高校今年の流行語大賞に

現在ノミネートされている候補の中にも

「〇〇ハラ」がありますが

受賞したら公表します

 

生徒先生のみなさん

現在ノミネート募集中です

今年を象徴するおもしろい一言

ぜひノミネートしてください

 

輪島高校今年の漢字も募集中です!


さてさてパリ研修が近づいてきました

オンラインなどを通して

ホームステイ先との交流も始まっています

 

せめて挨拶くらいはフランス語でできるといいね

フランス語講座「デジュネじゃね?」

始めました

デジュネとはお昼ご飯

昼休みにお弁当食べながら

フランス語を学ぶ講座です

ちなみにフランス語で朝食は

「プチデジュネ」

ちっちゃいお昼ご飯

かわいいですね

 

昨日お会いした

金沢大学の大谷教授から

三好達治の詩「郷愁」を教えていただきました

「海よ

 僕らの使う文字では

 お前の中に母がいる.

 そして母よ

 仏蘭西人の言葉では

 あなたの中に海がある」

 

漢字の「海」の中に

「母」があって

フランス語で

海は  mer

母は  mère 

 

興味深いです

洋の東西を問わず

命を生み出す

母と海の関係

 

先日訪れたイスラム教の宣教師の方の

言葉を思い出しました

イスラム教の経典「コーラン」には

お母さんを一番大切にせよ

と書かれているそうです

 

「あなたってマザコンね」

「そんなことないよ」

「どうしてそう言いきれるの?」

「だってママがそう言っていたもん」

 

何事にもバランスが必要なようで

けあらしの見える湾

2024年11月25日 06時00分

地震から330 日目

豪雨から66 日目

 

通勤途中の風景です

 

 

 

 

 

 

能登半島の内湾

七尾湾の風景です

和倉温泉が湧き出ている関係で

冬でも海水温が高いです

お風呂の湯気と同じ原理で

海水面いっぱいに霧が広がる

「気嵐(けあらし)」が見られます

朝日と冷たい空気の織りなす

幻想的な風景です

 

そろそろ冬用のタイヤと

雪かき用のシャベルを

準備するようにとの合図です


ところでシャベルとスコップ

その違いはわかりますか?

 

私は雪かきなんかに使う大きいのを

シャベル

ガーデニングなどで片手で使うのを

スコップ

と思っていたのですが

関東へ行くと逆なんだそうですね

 

実はシャベルとスコップの違いは

JIS規格で明確に定められています

これによると

上部(ハンドルがついている部分)が平らで

足をかけられるものがシャベル

上部が丸く

足をかけることができないものがスコップです

 

豪雪地帯においては

先端が尖っているものをシャベル

平らなものをスコップと

使い分けるところもあるそうです

知り合いの土建関係者はこれを

「剣スコ」「角スコ」

と言って区別しています

 

シャベルは英語が語源

スコップはオランダ語が語源です

どちらが古いのかは明確にはなっていませんが

江戸時代にはすでにスコップという言葉が

使われていたという記録が残っています

 

語源で見ると

shovel

シャベルの語源がこれ

scoop
スコップの語源がこれです

trowel
ガーデニングなどに使われるものは

別の呼び方をします


「数学なんて何の役に立つの?」

この質問に対して

「数学はシャベルなんだよ」

とお答えになる先生がいらっしゃいます

「シャベルそのものはおもしろくもなんともない

 でもそのシャベルを上手に使うと

 宝物を掘り出すことができるんだ」

だとすると

道具をもっているかいないかで

大きな差になりますね


「100円のお菓子 3つでいくら?」

と言う問題に対して

「3 ✕ 100 = 300」と答えて

✕ をつけられた子どものお母さんが

「納得がいかない!」と

SNSに怒りの投稿をされているのを見ました

 

手段はどうあれ

いちはやく効率的に答えにたどり着く

そんな労働力が必要とされた

高度経済成長の昭和の時代なら

100×3 でも 3×100 でも

正解ならどちらでもよかったのです

 

ところが知識のみに頼る仕事は

全てAIがやってくれる

人間にしかできない創造的な仕事が求められる

これからの時代においては

手段や方法だけでなく

物事を本質的に理解する

そんな力が求められるのです

 

100 ✕ 3 = 100 + 100 + 100

であって

決して3が100個あるのではないのです

そのことを

✕ をつけた先生は言いたかったのです


投稿されたおかあさん

学校にクレーム入れていなければいいなと思います

 

教員志望者の数が近年どんどん少なくなっています

その最も大きな原因は

理不尽な保護者からのクレーム対応です

さきほどのケースのようなときは

「納得いくまで先生に聞いておいで」

とぜひ背中を押してあげていただきたいのです

保護者が先生にクレームを入れて

✕が〇に覆されたとしても

あとに残るのは保護者の自己満足と

「困ったことは親に言えばなんでもしてくれる」

と安易に考える甘ったれた子どもだけです

備前の国にて

2024年11月24日 08時35分

地震から329 日目

豪雨から65 日目

 

四国からの帰り

岡山に立ち寄りました

 

岡山と言えばお笑いコンビ千鳥です

 

先日「テレビ千鳥」という番組で

これまでまともに勉強したことがないという大悟さんが

小学校の算数に挑戦するという企画がありました

 

さすがに小学校12年生の足し算引き算は

難なくクリアするものの

小数分数で早くもつまづきます

ところがなにやら独自の図で表し

思わぬ道筋で答えを導いていきます

 

相方ノブさんからは

「あほガリレオ」と異名をつけられるほどに

 

その神髄は割り算でさらに磨きがかかります

割り算の筆算の計算式をみても???

ところが

168÷6 が168の中に6が何個あるかを意味している

ということを頭の中で整理するやいなや

6✕9=54 の知識を使って

54 を3回足して162

168まで 6 足りないから

9✕3+1=28

と正解にたどり着くのです

 

今ある知識を組み合わせて

未知の領域へ自分の力で踏み込んでいく

これから未来に必要な教育の理念を

まざまざと見せつけてくれました

 

本当にお笑い芸人のポテンシャルは高い

そのことを実感しました

 

人を怒らせたり悲しませたりするのは簡単です

人を泣かせることもある程度はできます

人を笑わせることは本当に難しい

人に笑われることとは違います

そのことをお仕事にしているお笑い芸人は

この世で最も尊いお仕事のひとつであると思います

 

自分の力で課題を解決できた生徒は

さらなる知識が欲しくなる

そして解決できる課題がどんどん増えていく

 

おそらく小学生の算数に四苦八苦する大悟さんの姿を

面白がる企画であったのでしょう

ところが算数の本質を理解した大悟さんは

「勉強はおもしろいんじゃ!」

最高の教育番組になっていました


岡山城を訪ね

城主の池田光政公の藩政改革について

学んできました

 

 

 

 

 

 

1654年

中心部を流れる旭川の氾濫により

備前藩は壊滅的な被害を受けます

 

光政公は妻の母親「千姫」から

現在に換算すると数十億円もの支援を受け

藩の復興に着手します

「千姫」は徳川家康の孫にあたります

 

質素倹約を旨とします

このことは当時江戸では「備前風」といわれました

 

また庶民の声をきくために「諫め箱」を設置します

これは八代将軍徳川吉宗の「目安箱」を

70年も先駆けてのものです

 

さらに地域の復興に携わるリーダー育成のため

「閑谷学校」を開校します

これは庶民の学校としては全国初のものです

 

発災以来

全国各地を訪れる機会が多くなりました

その場所ごとに

さまざまな災害から復興してきた歴史があり

勇気づけられています

 

光政公が手がけた治水工事は

現在でも岡山の人々を守り続けています


倉敷にも足を伸ばしてみました

 

 

 

 

 

 

30年ぶりくらいに訪れました

素敵な町並みです

 

 

 

 

 

 

こんな看板が・・・

もともとこの地に設置してあった

トイレトレーラーを珠洲市の方へ

派遣してくださっているのだそうです

ありがとうございます


苦しいときこそ笑わなあかん!

今日の「大阪人の格言」

『ちっこいハマグリ

 でっかいシジミ』

【意味】

人生いろいろ

こんにちは!アンパンマン号

2024年11月23日 08時35分

地震から328 日目

豪雨から64 日目

 

讃岐富士を望む綾歌の地で

高文連郷土芸能の宴です

 

 

 

 

 

 

讃岐富士は丸亀市と坂井市のシンボル飯野山

富士山そっくりのフォルムではありますが

火山ではありません

 

山の上部は古銅輝石安山岩でできています

この古銅輝石安山岩は一般的にはサヌカイト

世界中でも香川県以外ほとんど採れない

とても希少な天然鉱石です

地元では「カンカン石」と呼ばれ

金づちで叩くと非常に澄んだ金属音がするため

古来より楽器としても使用されてきました

削ったり磨いたりすることで音色が変わります

東京オリンピック開会式の折に奏でられ

サヌカイトの神秘的な音色は

世界的にも有名となりました

 

山の下部は花崗岩

つまり太古の昔に溶岩が海の底で固まったもの

 

どこから見ても円錐形のシンメトリーは

海水が全くの偶然に作りだしたものです

 

高等学校総合文化祭全国大会が

来年この地で開催されるため

そのリハーサルも兼ねたプレ大会です

 

ここ讃岐はこんぴらさんを擁する

郷土芸能の宝庫です 

 

 

 

 

 

 

「さぬきこんぴらさん」で有名な金刀比羅宮は

古来より海の神様

能登の港の復興と漁の復活を祈願しました

参道口から御本宮までは785段

奥社までは1,368段の長い長い石段があります

参道には旧跡や文化財が多数あります

 

ステージでは

香川県の5つの高校が

素晴らしいパフォーマンスを見せてくださいました

 

 

 

 

 

 


帰路につきます

アンパンマン号が迎えに来てくれました

 

 

 

 

 

 

アンパンマンの生みの親

やなせたかしさんの出身地高知と

岡山をつなぐ列車です

 

やなせたかしさんには従軍経験がおありで

戦中戦後の深刻な食糧事情もあり

「人生で一番つらいことは食べられないこと」

という考えをお持ちだったそうです

売れないころ空腹を抱 えながら思っていた

「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」

この思いから

「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」

が誕生しました


「僕の顔をあげるよ」

戦う力が落ちると分かっていても

目の前の人を見捨てることはしません

「ほんとうの正義というものは

 けっしてかっこうのいいものではないし

 そしてそのために

 かならず自分も深く傷つくものです」

と語って いらっしゃいます

 

さらにはアンパンマン自身

食事をする場面は

一度も描かれていないそうです

常に自分よりも他人の幸せを優先します

 

「機関車トーマス」にも

食事の場面は一度も描かれていません

これはこの物語がもともと作者が

食事ができない病気の

自分の子供に向けて作ったものだから

なんだそうです

 

来年春から

NHKの連続テレビ小説「あんぱん」

がスタートします

やなせたかしさんと妻の小松暢さんが

登場人物のモデルとなっていて

戦前から戦後の激動の時代を生き抜く

夫婦の姿が描かれています

 

「アンパンマン」というネーミングは

赤ちゃんが最も発音しやすい

音の並びとなっていて

「パパ」「ママ」のように

歯がなくても

舌使いがうまくできなくても

唇の動きだけで発音できます

 

うちの娘たちも小さい頃

上手に発音していました

そんな娘たちに

カタカナを苦手とする晴れ女は

「アパマンショップ」や

「ワンマンカー」の看板を見つけては

「ほらほらアンパンマンよ」

読み違いにも程があります


 

 

 

 

 

 

 瀬戸は日暮れて夕波小波


苦しいときこそ笑わなあかん!

今日の「大阪人の格言」

『おまえは傘をほしがる魚か?』

【意味】

無駄な衝動買いをたしなめる言葉

お遍路の旅その2

2024年11月22日 08時35分

地震から327 日目

豪雨から63 日目

 

丸亀へ向かう新幹線の中です

先々週に引き続き四国旅行記です

「かがわ総文祭2025プレ大会」

の視察に来ました

 

「いしかわ総文2027」を控え

その準備のための視察です

輪島高校は郷土芸能部を担当しています

ただ2027年に輪島市文化会館が使える目処はなく

他の場所を検討中です


 今日は瀬戸大橋を通って四国に入りました

 

 

 

 

 

 

本当に美しい景色です

 

日暮れに合わせて父母ヶ浜へ寄りました

日本のウユニ塩湖

鏡に映ったような写真が撮れるスポットです

 

 

 

 

 

 

日の入りと干潮が重なった瞬間だけ

奇跡のような写真が撮れるのだとか

今日は残念ながら干潮ではありませんでした

 

なんでもない海岸だけど

工夫してブランディングして

みんなが訪れたくなる

魅力的なスポットにできるんですね

輪島の復興にもぜひ参考にしたいです

 

 

 

 

 

 

かつてここは埋め立ての危機にあったそうです

この浜辺を愛した人たちによって守られました

美しい父母ヶ浜を守るため

当初7人で始めた「ちちぶの会」のメンバーが

清掃活動をされているそうです

 

今は亡き河田速雄さん

毎日当たり前のように浜に立ち清掃をする姿は

多くの人の心に刻み込まれています

 

ちちぶの会の伝説の3人は

その寡黙な後ろ姿で

世代を超えて

勇気と希望を与えてくださっています

 

勇気と希望といえば

なんかアンパンマンのテーマみたいですね

あるゲイバーのママが

悩みを相談する女性客に

「あんたねー

 アンパンマンのテーマを聞いて

 泣くぐらいじゃないと

 本当の悩みとはいわないのよ」

と言っていたのを思い出しました

 

「そうだ忘れないで生きる喜び」

確かに発災時はこれを聞いただけで

泣いていたと思います


苦しいときこそ笑わなあかん!

今日の「大阪人の格言」

『出世魚も最後は刺身や』

【意味】諸行無常

卒業

2024年11月21日 08時30分

地震から326 日目

豪雨から62 日目

 

この絵を見てください

昔SNSで拾った画像です

 

 

 

 

 

 

 

 

どのようにお感じになりますか?

 

下の方から伸びている

無数の階段やはしご 

それらを使って

必死になって登ってきた

登り詰めた先で目にした風景は…

 

この絵のタイトルは「卒業」

 

高校や塾が用意した無数の課題

それらをこなして

必死になって登ってきた

合格した志望校

だけどそこで何をすればいいのか

 

そんな気持ちを表しています

 

そんな思いをされた方

お母さんお父さんの世代でも

結構いらっしゃるのではないでしょうか?

 

大学入学後のミスマッチを防ぐために

今様々な教育改革が行われています

生徒の意識も確実に変わってきており

このようなミスマッチは以前と比べて

少なくなってきているように思います

 

それでも

「僕はいい大学へ行きたいです」

「どんな大学がいい大学なの?」

「偏差値の高い大学です」

「そこへ行って何をしたいの?」

「別にありません」

「じゃあ、どうしてそこへ行きたいの?」

「親がそのほうがいいって言うからです」

今でもこのような光景が見られたりします

 

こんな子はかなりの高確率で

「卒業」の絵のようになってしまいます

 

保護者の方にぜひご理解いただきたいのは

偏差値の高い大学へ入りさえすれば

何とかなったのは

遠い昔の話であるということです

 

輪島の子たちは

階段を登り詰めた後の光景を

無理矢理見せつけられました

土地が4m隆起した

そのおかげで

階段の先にある景色を

ちら見できた感じです

  

明日の事すら見えない

そんな状況に置かれ

それぞれが自分の将来を

真剣に考え始めました

 

「街プロ」の活動を通して

自分がすべきことを見つけたり

「自分はみんなの役に立っている」

自己有用感が高まったり

OECDとの共創を通して

世界との距離が縮まったりしています


苦しいときこそ笑わなあかん!

今日の「大阪人の格言」

『懐中電灯で懐中電灯探すなよ』

【意味】

無駄なことはすな

発災以来ボランティアの方のお世話になっています

いろんな方がおいでます

「今度ボランティアに行きますから

 その手伝いに生徒何人か貸してください」

なんで被災民がボランティアのボランティアせなあかんねん

江戸の粋

2024年11月20日 08時30分

地震から325 日目

豪雨から61 日目

 

なぜか昔から

「最後のひとつが思い出せない」

という悩みを持っています

 

「牛乳 たまご 豚肉 白菜 ちくわ 買ってきて」

と頼まれると4つまでは覚えているのですが

最後のひとつがどうしても思い出せず

 

自分の海馬のスペックが4つまでなのだろう

と思っていると

「玉ねぎ 鶏肉 チーズ」

と3つ頼まれたときに

今度は2つまでしか思い出せません

 

1つ忘れてもいいように

もうひとつ全然関係のないものを

勝手に付け加えればよかろうと

「玉ねぎ 鶏肉 チーズ 洗剤」

と記憶してみると

「玉ねぎ 鶏肉 洗剤」

を買ってきてしまうありさまです

 

忘年会の季節が近づいてきました

酒の席で上司がやってはいけない話題が5つあって

「仕事の話」

「昔の自慢話」

「説教」

「プライベートを根掘り葉掘りきく」

あと1つがどうしても思い出せません

 

吉原遊廓の客を分類した資料があります

稀代の遊び人 藤本箕山が著した「色道大鏡」

野暮な客から粋な客まで順に28

  

無性 恥恐 改粧 宿慢 悔事 瓦智

暫偽 顕名 誇威 去迷 謙退

説諺 振勇 催興 頓行 普属 非常 大偽

背世 等賤 示道 顕徳 抜粋

大秀 玄妙 極尽 明了 大極

 

漢字から大体想像できて面白いです

箸にも棒にもかからない非モテ男「無性」から

恥知らずの「恥恐」と続き

「誇威」はおそらく自慢話をするタイプ

「説諺」は説教をするタイプでしょうか

「催興」はきっとみんなを楽しませるタイプですね

 

私は酔っ払うと気が大きくなって

大法螺を吹くタイプなので

「大偽」あたりかもしれません

 

最高位の「大極」は

別の客と遊女の痴話喧嘩があれば割って入り

双方の言い分をよく聞いた上で

楽しい話で場を盛り上げ

ふたりが前より仲良くなるように

仕向けてくれる客だそうです

 

うーん

私はまだまだその域には達しません

全く遊びが足りないようです

 

モテ男と非モテ男の差は

江戸時代から歴然と存在していたようで

もっといえばこの「色道大鏡」は

宴の席だけでなく

人としての魅力あり方を

説いたもののような気がします

学校の高さを測ろう!

2024年11月19日 08時30分

地震から324 日目

豪雨から60 日目

 

数学の宮下琢磨先生の

初任研の研究授業が行われました

 

 

 

 

 

 

冒頭から生徒が活発に発言します

普段から生徒との対話を重視して

授業実践している賜物です

 

三角関数の授業でした

tan(タンジェント)を用いて

校舎の高さを計算します

校舎から観測者までの距離に

仰角(見上げた角度)のtan をかけて

観測者の目の高さを加えると

なんと直接測ることのできない

校舎の高さを求めることができるのです

 

とまあ実はここまでは

多くの先生方が授業で実践されている内容です

 

今日はなんと

今の輪島高校でしかできない授業でした

 

地震で傾いた校舎の元の高さを

余弦定理を用いて求めるというものです

a^2=b^2+c^2-2bccosA

です

 

「正弦定理使えば校舎の傾きも計算できるよ」

と気づく生徒も

 

「宮下先生の数学楽しい!」

「宮下先生の授業最高!」

と授業後に生徒が叫んでいたこと

これが全てを物語っています


午後からは

羽咋高校のSTEAM 教育の研究授業に

お邪魔しました

 

羽咋高校さんも

トイレがまだ使えなかったり

体育館が使えなかったり

地震の被害が大きいです

 

そんな中生徒も先生も

生き生きと活動されていました

 

STEAM教育とは

Science(科学)

Technology(技術)

Engineering(工学)

Arts(芸術・リベラルアーツ)

Mathematics(数学)

の5つの領域を対象とした

理数教育に創造性教育を加えた教育理念です

 

羽咋高校さんではSTEAM教育に加え

DX構想など探究学習に

積極的に取り組んでおられます

 

1年生は

地域活性化に取り組む「交流創出コース」

高齢者対策に取り組む「幸福観想コース」

などの8つのコースに分かれ

トライアルキャンプを実践しています

 

研究授業では

「家庭×英語」

「地理×数学」

「理科×情報」

などの教科横断型の授業を行っていました

 

既存の知識同士を結びつけ

新たな価値観を創出する力の育成を目指す

令和型の学力の育成に

最も求められるカリキュラムであると思います

 

私が最も興味を持ったのが

「国語&音楽」でした

メラビアンの法則に関する授業でした

人と人がコミュニケーションを図る際

言語情報が7%

聴覚情報が38%

視覚情報が55%の割合で

相手に影響を与えるという心理学の法則です

「7-38-55のルール」や「3Vの法則」とも呼ばれます

 

日常生活の多くの場面で役立つスキルで

ぜひ輪島高校の生徒たちにも

聞かせたい内容でした 


輪島高校も羽咋高校も

素晴らしい授業を作り出す

若い先生方のポテンシャルは相当高いです

石川県の教育レベルの高さを物語っています

 

文部科学省が

学力テスト結果の都道府県別公表を

廃止する方向で動いているようですね

とてもいいことだと思います

 

私は小学生の頃

県の読書感想文コンクールで

最優秀賞を貰いました

何度も何度も書き直しをして

最終的に提出したものは

最初に書いたものとは

全く似ても似つかぬものになっていました

 

これって先生の指導力コンテストだな

もっといえば先生の指導に素直に従う子コンテストだなと

全然嬉しくなかったのを思い出しました

 

テストの得点だけで教員の指導力を測ることはナンセンス

そのテストの点を上げるために対策をさせるなんて問題外

このことをテスト結果の悪い県の教員が言っても

単なる負け犬の遠吠えだけど

今年全国一位になった石川県の教員が言うと

説得力あると思いませんか?

 

全国一位といってもそれで測れるのはある側面だけで

他県の優れた実践に学ぶべきところがたくさんあります

 

テストの点を競うのではなく

お互いの良いところを認め合い参考にして

高めあうためのテストになればいいなと思います

 

指導に盲目的に従う子ども育成コンテストでは

自分の力で未来を切り拓こうとする力強さが

育ってはきません

においの記憶

2024年11月18日 08時30分

地震から323 日目

豪雨から59 日目

 

人の記憶の中で

最もさやかだけど

最も長く残るのは

匂いの記憶だそうです

 

昔の彼女と同じ香水をつけている人と

ふとすれ違った時

なんともいえない

せつない気持ちになったりします

 

先日奥野先生にいただいたカニを茹でた汁で

鍋をしました

 

今は隆起してしまって

二度と泳げない海

 

その匂いがしました

 

子供の頃の思い出が溢れてきて

 

鍋で泣けるなんて


地震と豪雨の被害

復旧がなかなか進まないこと

先の見通しが不明瞭な

不安の中で暮らし続けること

誰にとっても大きな負担です

 

スクールカウンセラーの

平野美香先生に入っていただき

生徒に寄り添っていただいています

 

メッセージをいただきましたので

ご紹介します

 

「しんどいと感じた時に

 短時間でも過ごすことのできる

 ホッとする居場所をつくること

 

 これに関しては

 ひとつの校舎が使用できない状況で

 ますます手狭になり

 物理的に場所を確保することが難しく

 またやるべきことが多い日の中で

 時間を取ること自体難しいことです

 

 でも今すでに

 保健室と栃木先生が

 みんなをひととき休ませることのできる

 場所になっています

 

 飛び続けて疲れてしまったとき

 ちょっとだけ羽を休め

 また飛び続ける力を得られる場所があることは

 小さなことのようでも

 大きな安心につながると思います

 

 心理職の仕事としては

 「危ない状態か判断すること」

 「必要な支援につなぐ」

 とともに

 そのホッとできる場・休める時間を提供して

 エンパワーすることも大切だと考えています

 お話を聴くことも

 その延長線上にある行為だと思っています

 

(本当は先生方にあてていただいたメッセージだったので

    生徒向けに一部言い回しを変えて掲載しました)


苦しいときこそ笑わなあかん!

今日の「大阪人の格言」

『無理はせなあかん

 でも無茶はしたらあかん』

【意味】

頑張りすぎてはいけない

ちっちゃい「ぁ」?

2024年11月17日 09時20分

地震から322 日目

豪雨から58 日目

 

最近ずっと気になることがあって

 

「ふくちぁん餃子」

なんて読むの問題に直面しています

 

「ふくちぁん餃子」は大阪の餃子専門店で

最近石川県にも急激に店舗数を増やしています

「ちゃん」ではなくて

ちっちゃい「ぁ」なんですよね

きっとなにかこだわりがおありのことと思います

なんて読むのかもっぱらの悩みのタネです

 

そういえば昔

「バャリース」の

ちっちゃい「ャ」にも

悩まされた時期があります

 

きっとBireley's を

それっぽく読ませるための

工夫なんだろうな

と自分なりに結論を出しました

 

気になって検索してみると

今は「バヤリース」

大きい「ヤ」なんですね

知らなかった

しかも「オレンヂ」ではなく「オレンジ」!

文字づかいってこうして新しく

なっていくんですね

 

ベルトをバンド

ベストをチョッキ

特急サンダーバードを特急雷鳥と

ついつい言ってしまう私にとって

ついていくのに精一杯です

 

昔使われていた文字で

現在使わないものに

「ぱ」のように

「さ」にまるをつけた

「さ゜」という文字があります

多くは江戸時代に使われていました

さてなんて読むでしょう

不思議発見!

 

ヒント

「お父さ゜ん」

 

答えは

「いつもすまないねえ」

「それは言いっこなしだよ

 おとっつぁん」の

「つぁ」でした

毎年恒例の

2024年11月16日 08時15分

地震から321 日目

豪雨から57 日目

 

毎年この頃になると歯が欠けます

欠けた歯を治しに行くのが

毎年の恒例行事になっています

 

うらやましくないですか?

 

カニの解禁です

 

毎年の反省を活かすこともなく

待ってましたとばかりに

思いっきりガリッとやるもんですから

今年もやってしまいました

 

奥野拓海先生がとれたてのズワイと香箱を

しこたまくださいました

 

 

 

 

 

 

香箱とはズワイガニのメスで

身もさることながら

内子に旨みがギュッと詰まっています

 

子供の頃

料理屋をやっている友達の家へ遊びに行くと

「おやつはゆでたまごとガンチ

 どっちがいい?」

と聞かれたものです

ガンチとは輪島弁でカニのこと

つまり、卵1個とカニ1杯が

同じ値段だったのです

飽きるほどカニを食べていた私たちは

すかさず「ゆでたまご!」

 

それが今では

金沢でもちょっと気の張る料理屋へ行くと

1杯1万円ほどしますから

それで計算すると

今回は数十万円ほどの品を

いただいたことになります

 

錦織圭選手がおいしいとつぶやいた途端

高級魚になったノドグロと同じですね 

 

最近お茶受けとしてすっかり高級感の増した

「枯露柿」も能登のおいしいもののひとつです

昔砂糖が高級だったころ

甘いおやつの代表といえば柿だったので

「菓」はくさかんむりに果と書くそうです

「美味しんぼ」で言っていました

 

 

 

 

 

 

こちらが「枯露柿」を作っている家

家の中全体に柿が干してあります

風通しが良いように窓は取っ払ってあります

じっくりじっくりと渋みを甘みに変えます

 

のと里山海道の柳田から少し北上したところ

下り車線左側に見えます

 

奥野先生のおとうさまは漁師をされています

地震による隆起で海底の地形が変わり

漁場が変わった心配があり

漁ができるか危ぶまれていました

たくさんいただいたので大漁だったのか

あるいはあまり獲れなかった中

貴重なものを分けてくださったのかわかりませんが

おいしくいただきました

 

奥野先生も跡を継いで漁師

という選択肢もあったのですが

教職の道を選ばれました

教員よりもはるかに高収入の道を捨て

未来をつくる道を選ばれただけあって

生徒への熱い想いは人一倍です

 

今回の被災においても

何度も二次避難先を訪ねたり

転校してしまった生徒をずっと

気にかけていらっしゃいます

 

こんな教師の姿を見ていると

この地区の教育は大丈夫!

心強く感じます