講座Ⅰ「Let’s try できる わかるICT活用!①」では、授業の中でICT機器を活用する場面を模擬体験したり、実際に行われた授業の動画を見たりして体感的に学ぶとともに、ICTを活用する際の注意すべきポイント、特に急激に進む生成AIの活用や著作権に関わることなどについて学びました。
受講生からは、「実際にクロムブックを使って意見を出し合ったり調べたりして、他の人の考えがすぐにわかったし、自分の手元で資料を見ることができてわかりやすかった。授業の動画を見て参考になった。」「ICTは使い方や使う場面が大切だと思った。ただICTを使うのではなく、意味を持って使うこと、子どもたちがどのような学びにつなげられるかを考えることが大切だと学んだ。」「ICT機器は便利な一方で、フィルターバブル現象やエコーチェンバー現象などを認識することが大切だと、今回の講座で1番強く感じました。」といった感想がありました。
 |
| クロムブックを見ながらグループ協議 |
 |
| 授業動画を食い入るように見ている受講生 |
本講座の②(5/9)では、学校現場での取組についてさらに実際的に学んでいきます。
2月7日(土)第13期学生クラス標準コース7日目、今期より新たに始まった講座「卒塾生との交流」を実施しました。本講座は、師範塾を卒塾し現在県内の学校で勤務している若手教員から仕事のやりがいや楽しさなどを聞くことで、先輩の後に続きたい、今後も教員を目指して頑張ろうという意欲につなげることを目的としたものです。これは、師範塾の『指導の4本柱』のうちの「教師としての心構え」に位置づけられる内容となっています。
具体的には、校種別・教科別の少人数の塾生グループに、卒塾生が1名ずつ加わり交流を行いました。採用2~4年目の師範塾出身の先輩から、学校生活の現状や教員生活の様子などについて質疑応答を交えながら教えていただき、和やかな時間を共有することができました。
<塾生の感想>
- 卒塾生の方から働くリアルを聞くことができました。教員は大変なこともあるけれど、それ以上にやりがいや嬉しさの方が勝るんだということを聞くことができました。
- 自分を信じて頑張ろうと思うことができました。学校の雰囲気を知ることができ教員になるのが楽しみになりました。
- 実際に学校でご活躍されている先生の話を聞けてよかったです。とてもかっこよかったです。先生がおっしゃっていたように今のうちに色々な経験を積みたいと思います。
- とても勉強になりました。授業の進め方で気をつける事など、インターネットからは得られないような内容を聞くことができて充実した師範塾の学びとなりました。
 |
 |
|
卒塾生とのグループ協議の様子
|
第13期学生クラス短期コースB日程を、2月12日(木)~2月18日(水)(15日を除く)までの6日間、県内外の多くの大学から受講生を迎え開催しました。
初日の開講式では、冒頭の挨拶で才鴈一博塾頭が「6日間、元気に頑張り、教師を志す思いをさらに膨らませてほしい。そして、ぜひ教師になって子供とともに、石川の明るい未来をつくってほしい。」と激励しました。また、講座Ⅰ「めざせ石川の教師」では、石川県教育委員会教育振興推進室 島村勝彦 室次長より、石川の教育の現状や求める人材、教師としてのやりがい等について講義していただきました。
3日目の講座Ⅰでは、卓越した指導力をもつ現場教員から学ぶ講座「ベテラン教員に学ぼう」も行い、受講生は学習指導・生徒指導のポイントや教職のやりがいなど、多くのことを学んでいました。
以下、その内容について紹介します。
<短期コースB日程「ベテラン教員に学ぼう」>
【小学校】 講師 志賀町立富来小学校 教諭 髙橋 晃子 氏
生活科「うごく うごく わたしのおもちゃ ~『わくわく生きものランド』に1年生を招待しよう!~」の示範授業では、児童が目的を持って、工夫、協力しながら主体的に活動する授業を見せてくださいました。学習計画表や前時までの学習の様子、本単元で大切にしていること(共通の軸)をいつでも確認できるように可視化し、どのように学ぶことができたか観点別に振り返り、学びを実感できるようにしていました。子どもを育てるには、理想の姿を具体的に持ち、見本を見せ、子どもにその姿が見られたら認め褒めるなど価値付け、少しずつレベルアップさせる、その繰り返しであると教えてくださいました。最後には、子どもと向き合い、わくわくするような授業ができるよう、塾生にエールを送ってくださいました。
[受講生の声]
- 実際に現場で働いている教員の方の授業を見て、教員になりたいという思いが強まりました。子どもたちも最初から教師が考える理想の姿になるわけではなく、教師が具体的に子どもたちの理想の姿のイメージを持ち、まずはやってみせることが大切ということを学びました。講義を受講し、現場の教員の方は毎日試行錯誤して取り組まれているのだろうなということを感じ、それが教員の大変なところでもあるが、やりがいでもあるのだろうなと思いました。
- 学級経営の心構えや授業の進め方などを学んだ。学級経営は4月で決まるとよく言われるが、具体的にどういうふうに経営すれば1年間子どもと信頼関係を築いたクラスができるのかイメージが湧いていなかったので、自己紹介や4月の声かけを聞くことができてとても学びになった。髙橋先生のような子ども主体で生き生きとした授業ができるようになりたいと感じた。
 |
 |
 |
学習者主体の授業を大切に
|
ゴールを児童と共有!
|
児童の作品に見入る受講生
|
【中高養護】 講師 石川県立金沢錦丘高等学校 主幹教諭 阿部 朋美 氏
講座Ⅰ「ベテラン教員に学ぼう」では、石川県立金沢錦丘高等学校の主幹教諭 阿部朋美先生を講師にお迎えし、数学(数学Ⅰ正弦定理)の示範授業を通して、授業づくりや生徒への支援、教職の魅力等についてご講義いただきました。
阿部先生の示範授業は、まず、受講生それぞれにICT機器及びアプリを使用させました。受講生はスムーズに課題に取り組み始め、その後ペア協議で気づくことを考えさせ、その協議により、ねらいを明確にさせるとともに、授業に引き込んでいました。
また、生徒を主体とする授業展開を心がけていることや教科に対する真摯な態度と純粋な興味を感じる情熱あふれる授業スタイルで受講生の心をつかんでいました。
さらに、総合的な探究の時間については、その時間だけでなく教科の中でも探究力を育成することが大切であり、生徒が主体的に学べる仕掛けを教科指導の中で考えることの大切さを教えていただきました。
受講生からは、
- 先生自身がすごく楽しそうに授業をしていたのでこちらも引き込まれる授業で楽しかったです。授業を通して先生の人柄や熱意が伝わってきました。
- 授業の導入や用いる教材、アプリについて実践的に学ぶことができました。特に自主的な姿勢を生徒から引き出す工夫を考えることができました
- 探究の時間だけでなく教科内でも探究力をつけることが大切だと分かりました。
- 生徒の様子を丁寧に観察して、実態に応じて指導法を変えていくことが大切だということを自覚しました。
といった感想があり、大変充実した研修となりました。
 |
 |
 |
|
数学Ⅰ(正弦定理)の示範授業
|
図を活用し丁寧に説明
|
演習に取り組む受講生を支援
|
|

|

|

|
|
開講式「塾頭挨拶」
|
講座Ⅰ「めざせ石川の教師」
|
講座Ⅱ「授業のつくり方1」(小)
|
|

|
|

|
|
講座Ⅱ「授業のつくり方1」(中高養)
|
講座Ⅰ「相手に伝わる聞き方・話し方」
|
講座Ⅱ「授業のつくり方2」(小)
|
|
|
|
|
|
講座Ⅱ「授業のつくり方2」(中高養)
|
講座Ⅱ「授業のつくり方3」(小)
|
講座Ⅰ
「Let’s try できるわかる理科実験!」(小)
|
|
|

|
|
|
Let’s try できるわかるICT活用!」
(中高養)
|
講座Ⅰ「先生ときまり」
|
講座Ⅱ「学級経営に向けて」(小)
|
|
|
|
|
|
講座Ⅱ「学級経営に向けて」(中高養)
|
講座Ⅰ「個に応じた支援」
|
閉講式「塾頭挨拶」
|
令和8年度石川県公立学校教員採用内定者に対して、教育公務員としての使命を自覚し、教育活動に熱意を持って意欲的に取り組むことができるよう、採用前研修「ウォームアップセミナー」を実施しました。
第1日目は、昨年11月28日(金)~12月5日(金)の6日間にわたり、26校の協力のもと「学校参観」を行いました。今春の大学卒業予定者を中心に合計163名の参加があり、授業参観や若手教員との懇談をとおして、教員としての在り方についての理解を深めました。
参加者からは、「授業中の子どもたちの素直な反応や行動が、とても印象に残りました。そのような子どもたちの様子を引き出しているのは、間違いなく担任の先生方であり、一つ一つの発問が素晴らしかった。」「若手の先生方も、今の自分たちと同じようなスタートで始められたということを聞くことができて、安心にもつながった。」などの感想がありました。
 |
| 若手教員との懇談 |
また、第2日目「講座」には、1月17日(土)・24日(土)及び1月31日(土)の3日間に分かれて278名の参加があり、三つの内容で研修を実施しました。「著作権と情報モラル」では、法令に基づいた留意点や最新の知識等について具体的な事例を交えながらを、「職場に生きるコミュニケーション力」では、児童生徒・保護者・同僚との良好な関係づくりについてロールプレイ等も行いながら、研修を行いました。そして、「赴任にそなえて」では外部講師も招聘し、校種に応じた心構え等を研修しました。
参加者からは、「個人情報とプライバシー情報の違いや、教育機関における著作権について学ぶことができ、自分の中で理解が深まった。」「対生徒、対保護者のコミュニケーションは、特に相手の気持ちに寄り添うことを意識しようと思った。」「教員としての心構えや赴任する際の注意点などについて学ぶことができ、4月から教員として働く意欲がより高まった。」などの感想がありました。
新年度から教壇に立つ内定者にとって、本研修が教員としての自覚と使命感を再確認し、新たな第一歩を踏み出す原動力の一助になることを願っています。
 |
 |
 |
| 「著作権と情報モラル」 |
「職場に生きる コミュニケーション力」 |
「赴任にそなえて」 |
第13期学生クラス標準コース第5日目の実施に合わせ、「高校生のためのオープンスクール」を12月13日(土)に開催しました。今回は、県内20校から134名の申込みがあり、当日は129名が参加しました。
開講式では、才鴈塾頭から 「本日は、教員をめざす、教職に関心のある高校生と中学生の皆さんにたくさんの参加をいただいた。講座体験や模擬授業参観などの体験を通じて、師範塾についてより知っていただくとともに、教員という素晴らしい職業への関心を更に高め、教員をめざす機会にしてほしい。」 との挨拶がありました。
そしていよいよ講座体験。アイスブレークの「仲間づくり活動」では、童心に返ってのリズム遊びやペア・グループでの自己紹介などを通じて、緊張がほぐれ、みるみる笑顔が広がっていきました。次に、講座体験「学校の先生になろう」では、授業づくりの基盤となる「傾聴」や「表情、視線、話し方など」についてロールプレイ形式で演習を行い、授業を行う上での大事なポイントについて実感しながら学んでいきました。
次に、石川県教育委員会教職員課の西村担当課長より、教員の待遇や若手教員の育成、業務改善状況などについて説明がありました。その後、班ごとに分かれ、塾生による模擬授業を参観しました。参観者は、目の前に児童生徒がいるかのように授業を展開する塾生の姿や塾生同士で良い点や改善点を率直に協議する姿、その状況を踏まえ助言する指導員の姿を熱心に参観していました。
最後に、いしかわ師範塾の紹介DVDを視聴し、質疑応答、アンケート記入が行われました。質疑応答では「標準コースと短期コースの違いは?」「模擬授業の時、指導員の先生は、何をメモしていたのか?」「模擬授業にパターンがあるそうだが、どんなものか?」などの質問が出されました。
閉講式では、才鴈塾頭から 「今日のオープンスクールをきっかけに、一人でも多くの皆さんが未来の石川の教員をめざすこと、この師範塾で学ぶことを願っている。今後の成長に期待する。」 とのエールが送られました。意欲的に参加し、学び、体験する姿がとても素敵で、感心しました。
<参加者アンケートより>
- 教師としての心構えや大切なことを詳しく知ることができて、とても参考になりました。「子どもの心の中に入ることが大切」という指導員さんの言葉を私の心の中に留めておこうと思いました。
- 模擬授業では、教員の生徒と向き合うことを大切にしている姿がやっぱり素敵で、教員になる夢がより大きくなりました。
- 私は小学生の頃から教員を目指していて、今回のオープンスクールを通して、より一層教職に就きたいという気持ちが強まりました。
- 「高校生に向けて」のオープンスクールでしたが、中学生の私も参加できました。この経験を通して、自分の中で「教員になりたい」という思いがより一層強いものになりました。
- いしかわ師範塾では教員になるためだけでなく、なった後の教員生活でも身に付いたことを役立てられるという所にとても魅力を感じ、私も是非師範塾で教員を目指してみたいと思いました。
【アンケートに寄せられた質問及び回答】
Q1.塾生は全員で何名ですか?
- 1年間を通じて研修する「標準コース」には、約120名が参加しています。また、特定の月に6日間集中して研修する「短期コース」は年間3回(A日程・B日程・C日程)行われ、延べ100名以上の参加があります。
Q2.模擬授業以外、どんなことをしているのですか?
- 配付した「募集案内」にもあるように、「子どものほめ方・叱り方」などの学校現場ですぐに役立つ講座や、外部講師による「ベテラン教員に学ぼう」などの優れた教育実践に学ぶ講座があります。
Q3.授業アドバイスをする上で、先生方が意識していることは?
- まず授業のねらい、どんな力をつけるのかを明確にすることです。また、指導の技術面(具体的な指導方法など)と態度面(児童生徒への対応の仕方など)については、指導員が共通の視点をもち一貫した指導を行うとともに、一人一人の持ち味を大切にした助言に努めています。
Q4.ロールプレイは実際どんなことをしているのですか?
- 本日の講座体験では、話す方と聞く方を互いに演じて気付きを振り返りました。このように、具体的な場面についてペアやグループで役割を演じながらコミュニケーション力や課題解決能力を育成しています。
Q5.模擬授業では、どんなふうに授業の準備をしているのですか?
- その日の授業内容(教材)のポイントについて確認し、導入から展開の部分について各自プランニングを行います。学習者自身がこの時間に解決すべき学習課題をつかみ、見通しを立てて主体的に学習できるよう、板書計画やICT活用なども踏まえプランを作成します。
Q6.授業中の言葉遣いについて、話し言葉や標準語の使用など、どう考えればいいですか?
- 基本的には小中高すべての学習指導要領にもあるように「言語環境の整備」を図ることが大切です。具体的には「教師は正しい言葉で話し、黒板などに正確で丁寧な文字を書くこと」「教師と児童(生徒)、児童(生徒)相互の話し言葉が適切に行われるような状況をつくること」などと明記されています。「正しく美しい国語を用いるように指導していく」が基本です。
Q7.課題は出されていますか?
- 課題は出しません。毎回、新たな講座内容や模擬授業教材と出会い、集中して学びます。
Q8.塾生の間で交流はありますか?
- 講座では、講義や演習でペアやグループによる協議や対話を積極的に取り入れ、他大学の学生同士で切磋琢磨できる環境をつくっています。また、模擬授業でも、小学校は毎回メンバーと指導員を替えて班編成を行い、中高についても教科にもよりますが適宜メンバーを入れ替えながら学びが深まるよう配慮しています。
Q9.駐輪場はありますか?
- センターには駐輪場と明記した場所はありませんが、指導員が駐輪する場所を指定しますので、駐輪は可能です。
| 開講式の挨拶(才鴈塾頭) | わくわく!講座体験 | 教員の現状(西村担当課長) |
 |  |  |
| 熱中!模擬授業参観 | 集中!アンケート記入 | 閉講式 |
 |  |  |
講座Ⅰ「ベテラン教員に学ぼう」では、午前の部は輪島市立鳳至小学校の和田理江子先生、午後の部は能登町立柳田小学校の髙野智子先生を講師にお迎えし、示範授業を通 して、授業づくりや児童への支援、教職の魅力等についてご講話いただきました。
和田先生の示範授業は、通常の学級における支援について、まずは小学校3年生の国語の授業「漢字の意味」を題材にした模擬授業でスタートしました。授業を体験した後、教材研究や板書計画の方法、実際の板書などを解説していただきました。次に通常学級にいる支援を必要とする児童への支援方法を紹介していただきました。合理的な立ち歩き、やることや約束の見える化、動画を使った一人TT、トラブル解決すっきりノートなど、数多くの具体例を実際の児童たちの様子とともに教えてくださいました。和田先生は初任者の指導経験から、「4月当初、支援が必要な児童に対するちょっとした手立てや工夫を知っておくだけで違う。失敗を生かして工夫するレジリエンスにつなげてほしい」と熱く受講生を応援してくださいました。
受講生からは、
- 刺激逃しという点では、なんでもかんでもダメというのではなく、人に迷惑をかけない目立たない方法で何かを考えることが大切だと分かりました。他にもありますが、今日の講義は聞けてとてもよかったです。
- “少しの手立て”を学んだ。実際に学級経営することになった時に使えそうな手立ては、これまであまり学んでこなかったためすごく学びになった。
- 私もカラフルで、いろんな人の個性を認め合える学級を作りたいと思いました。ちょっとした手立てのところでは、参考にしたいものがたくさんあったので、本物の教員になったら実践したいです。
といった感想があり、大変充実した研修となりました。
 |  |
| 「漢字の意味」の模擬授業 | 「ベテラン教員に学ぼう」 輪島市立鳳至小学校 和田理江子教諭 |
髙野先生は、小学校1年生算数「ひきざん」で構成的グループエンカウンターを取り入れ、より良い人間関係作りを交えながら、主体的に楽しく学ぶ示範授業をしました。
塾生は、1年生が考えるときの補助となるブロックやさくらんぼ図を用いながら、実際にどのような考え方が出てくるかをグループに分かれ、児童になったつもりで一緒に考え盛り上がっていました。そして、このような協働的学習をとおして、児童が主体的に自らの考えを表現するとともにひき算の仕方について、いろいろな方法があることを理解していく過程を経験していました。
また、髙野先生は、児童とのより良い人間関係づくりのために、自己開示すること、ルールを大切にすること、臨機応変に対応すること、ねらいとゴールを明確にすることを心がけていると、経験をもとに話をされ、塾生は頷きながら熱心にメモをとっていました。
受講生からは、
- 構成的グループエンカウンターを通した人間関係の構築の仕方を学ぶことができた。また、教師の体験や好きなことなど、教師についての話を子どもたちにすることで関係をつくることができると知ることができた。
- 本日の講義·演習では児童をよく観察すること、主体性を持たせた授業づくり、学級経営の仕方等様々なことを学びました。これからの実習にも活かせるようにまた、日々の実践でも使っていきたいです。
- 自分は教員になるに当たって心配ばかりだけど失敗してそれを糧にみんなやっているのだと分かった。学級づくりや学級開きで意識することが凄く為になったので自分もやってみたいと思った。
といった感想があり、受講者にとって大変有意義な研修となりました。
 |  |
| 「ひきざん」の模擬授業 | 「ベテラン教員に学ぼう」 能登町立柳田小学校 髙野智子教諭 |
12月13日(土)に、第13期学生クラス標準コース5日目の中高の講座では、穴水町立穴水中学校 中越 令教頭先生を講師としてお招きし、Let’s try “考え議論する道徳!” の講義を実施しました。道徳教育は、学習指導要領総則に「学校の教育活動全体を通じて行う」ものとされ、学校教育の中で、重要な位置づけがされています。本講座では、中越先生から、道徳教育の目標や指導方法などについて、講義や模擬授業を通してわかりやすくご指導いただきました。
<塾生の感想>
- 道徳の授業づくりにおいては、先生が生徒に身につけさせたい力をどれだけ意識して行うかが大事だと学びました。授業内だけではなく、日常生活においても褒めたり認めたりすることが道徳的価値を身につけるために重要なことだと感じました。
- 実際に道徳の授業を受けているような講座で、教科書の場面を動いてやってみるなど、授業に取り入れたいと思う活動が多くあって参考になった。どこでどの価値を学ばせるかは、授業全体だけでなく授業中の細かいところでも意識して発問しなければならないので、そのお手本のようなものを見せていただけたのが良い経験になった。
- 道徳教育の在り方について学んだ。私は今まで道徳教育をする上で何をすれば良いのかを全く理解できていなかったのだと再認識させられた。人間の弱みに気づかせる、生徒の数だけ答えがある、言葉や行動をつかんで心を問う、という言葉が印象に残った。
- 道徳の授業での意識するポイントについて学んだ。生徒から見れば、道徳は答えがなく発言の機会が多いのが嫌だという意見が多いと思うが、むしろ答えがなく全部の意見が答えだよと教えてあげることで道徳に向き合うことができ、道徳が科目となった意味があるのかなと思った。
 |  |
中高道徳 講師 穴水町立穴水中学校 中越 令 教頭 | 「草取り」の場面のロールプレイ |
講座Ⅰ「ベテラン教員に学ぼう」では、午前の部は金沢市立港中学校の吉岡恵梨先生、午後の部は金沢市立高岡中学校の小島さやか先生を講師にお迎えし、示範授業を通して、授業づくりや教職の魅力等についてご講話いただきました。
吉岡先生の示範授業は、英語の授業でテーマとなっている題材を通してより深く学びつつ英語を身につけるもので、実際の授業の流れを体験しながら、意図、目的とそれを実現する方法や、状況に応じた対応などについて、楽しく、わかりやすく教えていただきました。
その後の講義では、授業づくりで大切にしていることをお話ししていただきました。そこでは、「教科書を」ではなく「教科書で」教えること、見通しを持たせること、集中力の続かない生徒への対処、自分が生徒の一番のモデルとなること、手段と目的をはき違えないようにすることなど、経験に基づいた明快な内容で、聞きながら深く頷く受講生の姿が印象的でした。そして、「まずやってみる」ことが重要であり、失敗も含めて様々な経験をしてほしいとエールを送ってくださいました。
受講生からは、「教師は教えるプロであれということをしみじみと感じた。生徒が積極的に参加でき必要な能力を身につけられそうなすばらしい授業だった」「生徒が眠くならない、集中できる授業を作るために必要なことを今回の示範授業で学べてよかった」「子どもは集中力が続かないことを前提に授業するべきだというのが新たな考えだった」「若いうちに色々経験しておきたいし、授業を積極的に見る、見せることを意識したい」といった感想がありました。
小島先生の示範授業では、「解の公式」を使う達人になることを目指す授業を実際に体験し、共同で学びあい、できた、わかったを実感できる授業を体験しました。
その後の講義では、つまずきを予想した授業づくりの大切さとその実際の方法、授業の中での人間関係づくりや信頼関係づくりの大切さ、それらの基礎となるわかりやすく魅力的な授業づくりについてお話しいただきました。できるようになったことを見つけほめる、チャンスと期待は平等に、失敗しても嫌な思いをさせないといった取り組みで、生徒の挑戦する心と柔軟さ、学ぶ姿勢を大切にしていること、そして受講生にも、「やってみたい」に是非挑戦して授業づくりを楽しんでほしいとのお言葉をいただきました。
受講生からは、「授業においてつまずきを予想し、そのつまずきをどう突破していくかを例の工夫や形態を工夫し、感覚を言語化したり教科書から引っ張ってくることが最も印象に残りました」「全ての生徒を平等に、また、一人一人理解度や学ぶペースも違ってくるので、そこを意識して授業を構成することが重要だと学んだ」「やはり生徒と良い関係を築くことがやる気を引き出すために重要であるということを再認識した」といった感想がありました。
お二人の先生の、実践に裏付けられた言葉の一つ一つが、受講生の心に伝わっていると感じられました。
10月4日(土)第13期 学生クラス標準コース3日目の小学校の講座では、加賀市立作見小学校 橋村 由希子 教頭先生を講師としてお招きし、「算数の授業づくり」の講座を実施しました。
講義では、3年生「分数」の教材を使った模擬授業を通して「算数の授業づくり」について学びました。
導入では、算数的活動を通して意欲を喚起し、本時のねらいに迫る「問い」が生まれる工夫があり、考えさせる場面では、主体的な学びにつながる「発問」や「学習形態」などの工夫がありました。また、さらにまとめの場面では、自己の学びを評価し、自然に次の学びにつながる「まとめ方」になるような流れでした。
塾生は、授業の構成を考える時には、教師自身が自分の授業観を持ち、教材研究を行い、1時間毎のねらいを明確にして構成することの大切さを実感していました。教師の意図が細部に感じられた様々な工夫に、大いに刺激を受けたようです。
 |  |  |
◆1mを4等分したテープを 使ってジャンケンゲーム | ◆学習課題の設定 〈1mより大きい分数の表し方は〉 | ◆まとめ 単位分数の○個分で表すと・・・。 |
〈塾生のアンケートから〉
- 授業の45分間の見通しを持つことだけでなく、単元や学年を通しての見通しを持つことが大切だと感じた
- 子どもたちの目の前にある学びが今後にもつながっているため、今後の学習も踏まえた教材研究の大切さを学んだ
- 1時間の学びが上の学年にどのようにつながっていくか、縦で見た時の学習のつながりの大切さを学んだ。実際の授業を見ることでイメージしやすかった。子どもたちの考える過程を褒めることを大切にしたい
- 楽しみながらもその単元の核となる数学的な力を子どもたち全員に身につけさせる授業づくりを学ぶことができた
- 導入で算数的なゲームを取り入れて、楽しく盛り上げて授業をスタートさせる方法を学んだ。一つ一つ の発問や、板書が統一されていて、児童の理解を促していることがすごく分かった。私も真似したいと思った
- 算数は個人差の出やすい教科だと思うが、同じものを学習する時でも言い方を変えたり、時間の流れが分かる板書をしたりすることで、子どもたちの考えを促すことができるとことを体験した。また、上下の学年のつながりを意識することで学ばせたいことも変わってくると分かった
- 教材のねらいを把握し、考えさせる場をどこで設けるかを考えておくことが大切だと学んだ