各地域での特別支援教育の充実に向け、新たな相談員を養成するため、3日間の研修を行っています。
2日目は、発達検査の実施法や留意点、検査結果の解釈と具体的な支援方法について、演習も行いながら学びました。
【内容】
(1)演習「知能検査の実際~間違いやすいポイント中心に」
(2)講義「田中ビネー知能検査ⅤとWISC―Ⅳ知能検査の読み取り」
講師 NPOフトゥーロ LD発達相談センターかながわ 所長 安住 ゆう子

【研修内容の活用~アンケートから~】
・検査の重要性、正確性の大切さを改めて実感できました。一つ一つの検査が子どもにとって意味のある支援
につながるよう、大切に行っていきたいと思います。
・実際の相談場面で起こりうるような具体的な例を挙げて説明していただいたので、大変役に立ちました。不
安もありますが、発達検査とはどういうものかという全体像が明確になったので、有意義な研修になりまし
た。
・検査の数値だけでなく、課題に対する子どもの様子からも多くの情報が読み取れることが分かりました。学
校でも行動を注意深く見て、指導・支援を行っていきたいと思います。
・実施法や間違えやすい注意点を丁寧に解説していただき、よく理解できました。検査結果の読み取りと解釈
については、知らない用語も多く難しく感じましたが、校内OJTを活用して理解を深めていきたいと思い
ます。
5月22日(火)から24日(木)にかけて小・中学校の研究主任を対象として「学力向上スキルアップ研修Ⅰ」が行われました。午前の研修では株式会社内田洋行を講師に、ジグソー法を用いたワークショップ形式で昨年度の本県全国学力調査のデータを基に結果分析の在り方を学びました。午後は、金沢大学の加藤隆弘准教授を講師に、学力調査分析の結果に基づきながら、「学びの指針12か条プラス」が具現化された授業改善の進め方についてご講義をいただきました。さらに学校指導課の泉課長補佐から、本県の学力向上に向けた施策について行政説明をいただき、最後に各教育事務所に分かれて、カリキュラムマネジメントや授業改善の実践等について演習と協議を行いました。
大変内容の濃い1日の研修でしたが、受講生の感想からは「さっそく本校のデータについて調査分析をしてみたい」「夏休みの校内研修に本研修の活動を実際に行ってみたい」「研究主任としてやるべきことがより明確に、具体的にわかった」「他校の実践事例など具体的な内容について情報交換ができた。早速明日から自校の授業改善や校内研修などに取り入れてみたい」などの声が聴かれました。
フォトアルバムにワークショップで作成した成果物の画像や研修の様子を一部掲載しております。ぜひご覧になってください。

株式会社 内田洋行

金沢大学 加藤 隆弘 准教授

ワークショップの様子
平成30年度 初任者研修「児童生徒理解Ⅰ」
5月17日(木)明治大学 諸富 祥彦 教授 をお迎えして「生徒指導及び教育相談の基本・不登校の理解」と題し、講義・演習をしていただきました。
【受講者の感想】
・生徒指導・教育相談における3つの要素、「成長」「予防」「解決」の違いを理解することができました。その中でも「予防」
の大切さを改めて実感することができました。また、不登校の子どもを生まないための構成的グループエンカウンターの重要性
を実感しました。子どもと子どもをつなぐ活動を積極的に取り入れていきたいと思います。
・「教師は人間関係のプロであれ」という言葉が一番印象に残りました。子ども、保護者、同僚など全ての人に対して関わり方を
意識していきたいと思います。そのためには、「人間関係をエンジョイ」したいと思います。
【受講の様子】

★LD等通級指導教室におけるアセスメント・指導・評価★
5月25日(金)、当センターにて宮城学院女子大学の梅田真理先生をお迎えして、標記の講座を実施しました。
<内容>
・講義「LD等のある子どものアセスメント・指導・評価」
・ケース検討
講義では、児童生徒は学習のどのような場面でつまずくかを把握し、その理由や困難さの背景に迫るための問題の切り分け方などを丁寧にご説明いただきました。また、様々な実態把握の方法や、それぞれの良さや気になる点についても整理をしていただきました。
ケース検討では、インシデント・プロセス法を使った検討を通して、情報収集に必要な視点、集めた情報からの指導方針の検討などを具体的に学ぶことができました。

<受講者の感想より>
- 初めて個別の指導計画を作成している中で、戸惑うことばかりでしたが、今日の研修で発達障害についてや、実態把握の具体例を聞くことができて、参考になりました。指導の在り方について、これからいろいろ試していきます。
- 保護者とお話しすることの大切さを学びました。お会いする機会ごとにこちらから声をかけ、信頼関係を築いていきたいです。また、うまくいった支援方法だけでなく、失敗も記録して、引き継げるようにしていきたいです。児童への支援では「あと少しでできそうなこと」を見つけて取り組んでいきます。
- 障害の特性を実感できる体験ができたことは、とてもよかったです。校内委員会や校内研修などで、職員で困難さの体験の共有ができると良いと感じました。また、アセスメント方法が具体的だったので、作成した個別の指導計画を見直し、足りなかった点を補いたいと思います。
事例報告 質疑 「学校とSSWとの効果的な連携の在り方について」
演習・協議「解決志向による事例検討」
教育相談担当者研修が、5月11日(金)、石川県教員総合研修センター、5月16日(水)奥能登行政センターにて、生徒支援アドバイザー(SSW)の上野 幸子氏をお迎えし行われました。
【受講者の感想より】
・ SSWである上野先生の事例から、どのようにSSWと連携し、解決へ向かっていくのか学ぶことができました。組織や機関が持っている情報を共有することで解決の糸口が見えてくることが理解できました。
・ 演習の「解決志向」というアプローチが新しく、学校でも是非行いたいと思いました。「リソース」を探して、担任だけでなく、学校の全職員で前向きに子どもや保護者に支援していく手法が具体的でつかってみたいと思いました。
【研修の様子】


【研修を終えて】
上野先生の事例報告から、SSWが学校と連携することで、福祉の面など児童生徒・保護者への支援に広がりが生まれることが、具体的にわかりました。
また、演習では、不登校児童生徒の「問題」に目を向けるのではなく、その児童生徒が持っている「肯定的で可能性のある部分」に焦点を当て、解決に導こうとする、「解決志向による事例検討」を行いました。受講者の皆さんも、非常に熱心に参加していました。その中で、不登校児童生徒への対応を学級担任だけが行うのではなく、「チーム学校」として、全職員で組織的にかかわり、外部機関とも連携をとることの大切さを実感できたようでした。
各地域での特別支援教育の充実に向けて新たに相談員を養成するため、3日間の研修を行っています。
1日目は、相談員としての心構えや具体的な業務について、言語発達を中心とした乳幼児期の発達について学びました。
【内容】
オリエンテーション「相談員養成研修と校内OJTについて」
講義「相談員に望むこと」 講師 県教育委員会事務局学校指導課
実践報告「専門相談員・巡回就学相談員の実際」 講師 特別支援学校専門相談員
講義・演習「乳幼児の発達過程」 講師 金沢大学 教授 武居 渡

【研修内容の活用~アンケートから~】
・実際に相談に出た際、気を付ける点を具体的に知ることができました。
・保護者懇談では、どのような姿勢で、何に留意しながら話をしていくのかについて、改めて考えることができました。
・校内OJTの中で、ケース検討会の進め方や参観のポイント、効果的なメモや記録の取り方など、具体的な業務内容について学ぶ
機会をもちたいと思います。
・相談だけでなく、普段の学校生活の中で活用できることがたくさんありました。日頃からアンテナを高く保ち、意識して様々な情
報を取り入れるように努力していきたいです。
“個に応じた指導、支援のために”
新しく特別支援学級、通級指導教室を担当される教員を対象に、担当者研修を行 いました。障害や学習指導についての基本的な捉え方の講義のあと、グループ協議を通して児童生徒への具体的な指導方法等についての検討を行いました。
【日程・会場】
5月8日(火)ラピア鹿島 29名
5月9日(水)県教員総合研修センター 68名
【内容】
講義1「自立活動、各教科等を合わせた指導の基本」
講義2「児童生徒の特性理解と授業づくり」(特別支援学級)
「自立活動の視点に基づく通級指導教室の授業づくり」(通級指導教室)
グループ協議「指導上の課題と対応」(障害種別)
- 個に応じた学習方法は、日々のかかわりの中から少しずつ見つけていくものだと理解できました。児童とのかかわり全てに意味があることを心に留めて過ごしていきたいと思いました。
- 「自立活動」という言葉は知っていましたが、今回の研修で詳しく学ぶことができ、個別の指導計画を立てる時の視点が明確になりました。
- グループ協議では、どの先生もいろいろ悩みながら頑張っていることや、アドバイザーの先生からあたたかい視線の大切さを教わり、今後もより一層頑張ろうという気持ちになりました。
12月25日(月)、中堅教諭等資質向上研修「高等学校・特別支援学校 教科指導等Ⅴ」が実施されました。13日間にわたる校外研修のまとめとして、各グループでの発表・協議のあと、講演会と閉講式が行われました。
金沢学院大学非常勤講師 梶本 逸子 先生より、「これからの教員生活に向けて」という演題でご講演いただきました。”The sky is the limit(限界は天高くに)"という言葉を紹介して、生徒の可能性や教員自身の可能性に自分で限界を決めず、新しいことに挑戦する教員として学びつづけて欲しいと話されました。
閉講式では、研修生代表として、田鶴浜高等学校 庄藤 智恵美 教諭が、研修成果とこれからの決意を述べました。平畠所長より、研修成果を活かし、教科指導にとどまらず、ミドルリーダーとして学校運営に積極的に関わって欲しいという言葉がありました。

子どもの思いを受けとめる教師の対応力向上研修〈児童理解Ⅱ〉加賀⑦
子どもの思いを受けとめる教師の対応力向上研修〈児童理解Ⅱ〉の加賀会場7回目が11月22日(水)に津幡町文化会館シグナスにて行われました。
【内容】
講義 「子どもの思いを受けとめる教師の在り方」
講師 名城大学 教授 曽山 和彦
演習 「子どもの思いをよみとる力の育成トレーニング」
進行 石川県教員総合研修センター 指導主事
【受講者の感想より】
・曽山先生のテンポよく濃い内容の講義に引き込まれました。そして今の自分は子どもに話してばかりで「聴く」ことが足りていないと痛感しました。基本は子どもの話を「傾聴する」、そして話す時は「伝わる言葉」をかけたいと思います。
・もっと早く先生の講義を受けたかったと思いました。一言一言が心に残り、自分自身の課題に対して改めて向き合うことができました。子ども達の明るい未来に向けて、私ができることを多く見つけることができ、とても貴重な時間となりました。
・演習ではグループの先生方と話し合うことで、今の悩みに新たな視点の背景や対応策を得ることができました。また、演習後に講師の先生から助言をいただけるのがいいと思いました。グループで出た保護者対応について「手柄を渡す」アドバイスをいただき、目から鱗が落ちる思いでした。
【研修の様子】
