ご挨拶(学校長より)

 金沢北陵高等学校 校長の浅尾です。どうぞよろしくお願いいたします。
 本校は、昭和38年4月、「石川県立第二工業高等学校」として創立され、翌年改名した「石川県立
金沢松陵工業高等学校」を前身に、平成7年、本県で始めて総合学科を開設し、校名を新たに
「石川県立金沢北陵高等学校」と改称して、現在に至っております。
 1年生では他の普通科高校と同じように普通教科を学び、2年生からは普通教科だけではなく、
「進学」、「生活・福祉」、「ビジネス」、「工業」の4つの系列に分かれて、専門教科についても
学ぶことができます。
 生徒たちは様々な学習や活動を通して、自己の能力や適性を見出し、本校のキャッチフレーズである
『金沢北陵でつかむ未来の自分』に向かって元気に頑張っています。
 本校生徒から「この学校を選んでよかった」、中学生から「北陵高校に行きたい」という声が、
これまで以上に大きくなるよう、全教職員で一致協力して学校運営にあたり、保護者・地域住民から
信頼され、期待される学校づくりに努めてまいります。
 皆様方のご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
                               
                                  石川県立金沢北陵高等学校
                                  校 長  浅  尾 幸  代

校長のつぶやき

社会で生き抜くための武器

2021年6月10日 16時35分

総体総文が終わった後の全校集会で、次のように生徒諸君に伝えました。

私は、高校の役割というのは、社会的自立を目指すための武器を手に入れることだと思っている。では、一体何が、皆にとっての武器になるのか?

昨年、何人かの生徒に「あなたの武器は?」と聞いたところ、「資格」「マナー」と答えた人が多かった。北陵高校の環境をよく踏まえた答だ。

 ここで、皆にもう一つ身につけてほしい武器を言う。それは「自分で自分をコントロールする」力、漢字で書くと「自律(自ら律する)」の力だ。

テストが近づいて本当は勉強しないといけないのにスマホをいじってしまう、何かにイライラし、そのイライラを制御できなくて周りの人に当たってしまう、マスク無しの会話はウイルス感染拡大を招く可能性があることを知っていながら会話を我慢できない、そうした経験は皆持っているはず。目標のためにグッとこらえる、楽をしたいという感情に簡単に流されない、そのために、自分で自分をコントロールする力を身につける。これこそが、社会の荒波に対抗できる武器だと思わないか。

 とはいっても、自分で自分をコントロールするのは難しい。それにはテクニックが必要。簡単に言うと、自分の中に、冷静に物事を見るもう一人の自分を作り出す。これを「メタ認知」と言う。メタ認知は、言い換えれば「より良い気づき」。自分の行動や感情を第3者の見方で俯瞰(ふかん)的に見て、悩んでいる自分、怒っている自分、喜んでいる自分に自身で気づき、そして、より良い方向に上書きしていく。

 小・中学校で多くの挫折や悩みを経験してきた人は、成功体験しか持っていない人より、多くのことを学べている。「今まで、無駄なことなんて何一つなかったし、これからも私は成長できる」。最終的にそう言い切れるために、自分をコントロールする力を身につけてほしい。

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しばらくして、業後に校内を回っていたら、若手の先生達が、有志で勉強会を開いていた。講師は、本校デジタル環境の質向上のために、今年度定期的に来校して頂いているデジタル関連業務の民間プロの方。校内ICT環境をどう高めていけばいいのか参考にしたいとの思いが高じての勉強会、素晴らしい。「学校ICT環境」のメタ認知に繋がればと思う。

今夜は皆既月食+スーパームーン

2021年5月26日 12時59分

今夜、石川県でも皆既月食が見られそうです。今回はスーパームーン(1年で最も大きく見える満月)と重なる珍しい皆既月食で、日本で見られるのは24年ぶりとのこと。月を見ながら、いにしえの人たちはこんな月を見てどう考えたのか、思いをはせてみませんか。

避難訓練を利用して

2021年5月21日 12時33分

今日の避難訓練、誰一人無駄話をせず、体育館等に集合整列し、改めて北陵高校生の凄さを実感しました。

せっかくなので、私たちが気に掛けておく自然災害として、富樫森本断層による大地震のことを伝えました。金沢市のHPを活用し、直下型の場合、マグニチュード7.2、建物被害約31,700棟、死傷者約14,000人が想定されていること、そして、こんな非常事態に、私たちはどんな行動をとればいいのか考えておくこと等、真剣にきいてくれていました。

実は、本校体育館には昨年秋からWiFiが繋がっています。こんな広い場所でも普通にインターネットと絡めたプレゼンができるようになっています。

何のために

2021年5月14日 07時53分

Googleclassroomの準備が整ったため、5月から朝の検温を紙を使わずスマホ等による申告に切り替えた。いずれにせよ、何のために検温やっているか、その目的を見失わないようにしたい。

昨朝の緊急全校集会。マスクを外して昼食をとる時の注意と、今、こんな注意をしたのは一体何のためなのか、精一杯訴えたつもりです。

全ての行動には、目的(何のために)がある。でも、その行動がルーチンになると行動自体が目的化して本来の目的を見失う。そこで「先を見通す力(想像力)」が大きな役割を果たす。そう考えると、文学作品を読み込むって大事なんだなと、昔、国語教員だった私はヒシヒシ思う。

朝学習での『さくらノート』

2021年5月7日 16時28分

本校では、昨年度から、様々な分野で生徒の好奇心を喚起させたり、社会的自立を考えさせたりする本校先生の自作プリント学習『好奇心の種蒔き』を週2回程度、朝学習の時間で行っている。

今日は『石川県版さくらノートvol36』を読んで、気づいたことをまとめる活動。この『さくらノート』、自分は創刊から愛読しているが、もっと多くの学校で活用されるべきだろう。単なる職業紹介でなく、様々な方々の職業ストーリーを読み込める点、キャリア学習において秀逸だ。

生徒諸君は誰も気づいていなかったようだが、編集者中山貴之さんの素晴らしい言葉が表紙裏に載っているので、ここで紹介する。

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春の夜空を見上げると、北の方角にある北斗七星。

7つの星を結ぶと柄杓の形が浮かび上がり、The Big Dipper(スプーン)と呼ばれています。

東欧のウクライナに、心優しい少女の物語があります。

日照り続きで井戸が枯れてしまい、病気のお母さんに水を飲ませたいと、少女は水を探しに木の柄杓を持って出かけます。

いくつも山を越えて、やっと見つけた泉で水を汲み、大切に持って帰るのですが、途中で、弱って歩けなくなった犬や、年老いたおばあさん、疲れ切った旅人と出会い、柄杓の水を飲ませてあげます。

不思議なことに水は減ることがなく、木の柄杓はいつしか銀、金の柄杓に変わり、こんこんと湧き出る水が国全てを潤して、最後、7つの星になったという伝説です。

「たとえ自分が苦労して得たものでも、他の人のために使えば尽きることがないもの」

それは、自分の能力です。使えば使うほど高められ、多くの人を幸せにすることができ、そして、自分自身が輝きを放つようになるのです。

北斗七星の先にある北極星は、古代から旅人が道しるべとしてきた "Guiding Star"。

さて、あなたは 自分の柄杓を何で満たし、そしてどこに向かって進みますか?

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「これなんだよ!自分が言いたいことは!」と、思わず膝を叩いてしまった。

目標を共有する

2021年4月30日 17時46分

生徒と担任の個人面接が終わり、部活動でも総体・総文に向け本格的に動き出している。

4月は生徒から「頑張ります!」の言葉がよく飛び交うのだが、そうじゃなくて、「こんな目標のために、自分のこんな弱点をこんなふうに直していきたい、鍛えていきたい。」と高らかに宣言してほしいと常々思っている。

我らがボクシング部の部屋の前には「最低温度はあるが最高温度はない!」とのポスターが。

思わず「頑張れ!」と声を掛けてしまったが、もっと良い言い方があったのでは、と少々自己嫌悪に陥ってしまった。

生徒玄関の風景

2021年4月22日 12時40分

学校では今年度も引き続きコロナ感染対策。各学年の玄関には、生徒が自宅で体温を測って記入した用紙の提出場所を設けてあります。忘れた生徒は、先生から予備用紙を渡され、その場で記入した後、提出します。

用紙を忘れてくる生徒が減らないことに、業を煮やした某先生の一句が右です。

こういう切り返し、大好きです。

ホッとする場所

2021年4月16日 17時23分

4月も中盤。今週は各種ガイダンス、保健関係の検査、提出物回収等々で、生徒も先生も慌ただしかった。そんな中、ようやく実習系の授業も始まり出した。

見ていて、しみじみ思ったことがある。「この場所なんだかすごく居心地いいぞ」。

写真では伝わらないが、工場の独特な「におい」、これが無性に落ち着くんです。窓の外からは鳥のさえずりも聞こえてくる。

見ることばかりでなく、嗅覚、聴覚をもっと使ってみてはどうか。ホッとする場所を見つけるための近道のような気がする。

愛校心を潤滑油に令和3年度始動

2021年4月1日 18時11分

4月1日思ったこと。

この学校で目指すこと、改めて先生方と共有しました。結論は、将来を設計・デザインできる力を身につけさせたいということです。では、将来をデザインするためには何が必要か。

1年次生は、自分ら考え自ら行動するトレーニング、2・3年次生は、資格取得とテーマ研究にこだわること、昨年以上にやっていきます。

もう一つ大切なことがあることに気づきました。この学校に愛着を持っているか、つまり、この学校好きだと言えるかどうかということ。世の中には、何年か過ごしたけれど、母校愛をもつことなく卒業する人もいるようだが、それはすごく寂しいし、損なこと。それはこの時期をどう過ごすかで決まってくる。具体的には、目標に向かって主体的に行動するか、それとも受け身のまま学校生活を送るかの違いです。

学問研究でも、資格取得でも、部活でも、ボランティアでも、生徒会活動でも、テーマ研究でも、掃除でも、なんでもいい。何か一つ、自分の青春時代は、こんなことに熱中していたんだとの経験がほしい。

母校愛というものは、楽とかしんどいとかいうレベルを超えたところにありそうです。生徒の皆さん、近くにいる大人に聞いてみて下さい。母校愛を持っていますか。そして、どうして母校愛が芽生えたんだと思いますか。

その答えの中に、今、何をすべきか見つけるヒントがありそうです。愛着心が育つよう、我々も精一杯サポートしていきます。

卒業式の準備整いました

2021年3月1日 12時35分

いよいよ明日、卒業式ですね。学校の方は準備は完了です。

また、来週は高校入試です。中3生の皆さん、自分の力を出せるよう頑張ってください。

毎年思うことですが、この時期、自分の足元を見つめて、しっかりと勉強できる高校生は間違いなく伸びます。進路が決まった高3生、期末考査が終わった在校生たち、この時期に何をするかです。