校内研修サポート 高等学校教育相談

2012年3月2日 16時28分
 2月29日(水)石川県立七尾城北高等学校にて「生徒の自己指導能力を高めるストレスマネジメント教育」の研修を行ないました。今回の研修には教師がリラクセーショントレーニングの方法を習得するだけではなく、次年度からストレスマネジメント教育を学校全体でどのように実施するかを検討するというねらいがありました。参加者全員が一人ひとり実施内容とその理由を発表されました。どの発表者も4月実施や継続的な実施を述べられていました。
研修はストレスマネジメント教育の積極的な実施に向けて教職員の共通理解を図る貴重な機会となりました。

【研修内容】
 1.リラクセーショントレーニングの実際
   (1)10秒呼吸法  (2)タッピングタッチ (3)イメージ法
 
  (4)漸進性筋弛緩法他 (5)活用と実施上の留意点

 2.学校で実施するストレスマネジメント教育
    (1)指導内容と留意点
    (2)七尾城北高校における実施例

 3. 「今後のより良いストレスマネジメント教育の実践に向けて」
    (1)リラクセーショントレーニング演習の確認(10秒呼吸法の進行)
     (2)今後実践する内容についてのグループ協議、発表


カウンセラー教員養成研修講座

2012年3月1日 18時45分

 1年および半年のカウンセラー教員養成研修講座は、講師をお招きしての研修も本日が最終回となりました。
 午前は、県警および教育支援センターでの研修を振り返り、それぞれの研修生が臨床研修を通して学んだことや4月からの学校現場に還元したいことをまとめました。その中から、一部を紹介します。
 
●教育支援センターに来ている子どもたちは、担任の先生が会いに来てくれることを待っている。
●学校からの連絡はプリントだけでなく、「おいで、待ってるよ」の一声が子どもの一歩を支える。
●子どもの行動には、理由や背景がある。子どもの気持ちを満たすことが、問題行動の抑止につながる。
●子どもが自分で決めたことは、進んで行動することができる。そのために、一緒に考える。
●不安なときも、「大丈夫だよ」の一言で安心でき、子どもは自分から動き出すことができる。
●「指示することば」は、子どもの心を追い込む。「気持ちを伝えることば」は、子どもにエネルギーを与える。
●ただ傍にいること、子どもが何を感じているかを感じること。
●子どもの小さな変化に気づく。
●学校復帰に向けて、細やかなステップやあたたかな声かけを大切にする。
●見通しがあると、子どもは安心する。自分で決められるようにいろいろな情報を提供する。
●顔の見えるコミュニケーションが、関係づくりに大切である。
 
 午後は、かないわ病院の岡田淳夫院長をお迎えし、「思春期のこころの理解と関わり」と題して、境界性パーソナリティ障害について学びました。医療の立場からお話を伺う貴重な機会となりました。
 専門家でなくてもできる支援として、「相手の気持ちを受け止めること」があります。受け止めてもらえたことで救われ、医療機関につなげることもできます。また、リストカットをした生徒にも、「自分で手当をしたの?よくちゃんと消毒できたね。」とアイ・メッセージで肯定的な評価を加えた言葉をかけることが大切であると教えていただきました。
 相手の目線に近づき、一緒に考えながら見方を変えられるように関わることは、教育にも通じます。今後の実践に活かしていただきたいと思います。
   
   
 

校内研修サポート 小学校教育相談

2012年2月6日 15時04分

 2月3日(金)中能登町立滝尾小学校にて「Q-Uを生かした学級づくり」をテーマに、校内研修会が行われました。滝尾小学校では児童理解や学級の実態把握の一方法として、Q-Uアンケートを年2回実施しています。
 今回は2回目の結果を各学級担任が分析し、前回よりも「よくなった」ところについて「どのような取組みや支援が効果的だったと考えられるか」について、報告・協議を行いました。
 
<学級集団への支援・・・協議の中の一例>
   ★小集団(グループ)の活動を意図的に設定し、子ども同士が関わる場面を多くもつ
      →授業で、先生から認められるだけでなく、友達から認められる喜びや満足感を味わえた
      →縄跳び大会の練習で、男女が自然に交流しながら活動できた
      →縦割給食で、偏食の多い低学年の子どもが上級生の姿を見て食べられるようになった
   ★叱る場面で、なぜいけないのか、どういう姿が望ましいのかなど、理由や根拠をしっかりと説明する
      →子ども達自身が納得することで、主体的に行動を改善できた
   ★出来ないことへの注視より、出来たときを大いにほめる、認める、一緒に喜ぶ
      →子ども達が自信をもち、次へ活動への意欲につながった
 
<個人への支援・・・協議の中の一例>
   ★学習の困り感のある子どもに対して、スモールステップで学習を進める
      →まずはできるところだけ取り組ませて、できたとき一緒に喜ぶことで、本人の自信につながった
      →自力解決の場面で、細かに個別支援(ノート指導)をして、本人に安心感をもたせた
      →子ども同士のかかわり(教え合い)の場面をつくって、お互いの認められ感につなげた
   ★感情的になりやすい子どもに対して本人の思いをよく聴く、クールダウンの時間や場所を確保する
      →「わかってもらえた」という安心感が本人の安定につながった、落ち着くまでの時間が短くなった
   ★よいところを本人だけでなく、家の人にも積極的に伝える(連絡帳、電話、あゆみ渡し、家庭訪問)
      →本人、家の人ともに喜び、関係性の安定につながった
 
 児童理解を進めていく上で、現状の把握や理解だけでなく、「こんな支援を行った→こんな効果があった、こんな課題が残った」を検証していくことが大切です。また、担任個人の知恵や技術として埋没することなく、教職員皆が共通理解・共通実践していくことで、学校としての大きな推進力になります。
 滝尾小学校の先生方は日頃から「全ての子どもを全ての教職員で育てていこう」という意識をもって教育実践されています。今回の研修会を経て、さらにチームとしての歩みが強まっていくだろうと期待されます。
 
             
 

カウンセラー教員養成研修 集団不適応の対応に活かす勇気づけの心理学

2012年2月3日 18時49分

 2月3日(金)、上越教育大学大学院准教授 赤坂真二先生をお招きし、「集団不適応の対応に活かす勇気づけの心理学」と題して講義・演習を行いました。
 まず、ワールド・カフェ方式を用いた事例検討を行いました。さまざまな指導・支援方法が出される中で、担任が中心になってかかわるためには、その担任を支える職員の良好な関係性も必要であることが確認されました。
 また、子どもたちの困った言動を「原因論」ではなく「目的論」でとらえること、子どもの感情を聴くこと、適切な言動に注目すること、子どもと教師の相互関係をつくること、子どもと教師が同じ目標もって勇気づけることの大切さなどを、具体的な事例をもとに教えていただきました。
 
 さらに、クラス会議を体験し、「委ねることで育つ」ことを体感しました。クラスの対人関係のシステムを変えることが、子どもの問題行動を解決する大きな支援になるとわかり、これからの教育実践にぜひ活かしたいと、勇気と元気をいただくことができました。
 大雪の中の研修でしたが、赤坂先生と受講者の教育・子どもたちへの熱い思いに満ちた1日でした。 

木曜ミニセミナー 高等学校数学

2012年1月31日 17時00分


 1月26日(木) 高等学校数学の初任者から希望があり木曜ミニセミナーを開催しました。
 内容は、新学習指導要領の数学Ⅰに新たに加わった『データの分析』の授業づくりについて行い、15名の参加がありました。
 短い時間で伝えられることは限られていましたが、1.中学の統計内容の確認 2.使える統計 3.魅力ある教材 をポイントに、講義を行いました。
 全国学力調査の問題や授業実践例から、統計教育で求められていることを確認しました。